http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.08.03/relnote_08_03_75.html Revision : 08.03.75 Release : Apr. 2008, ヤマハ株式会社 Rev.8.03.75リリースノート ------------------------------------------------------------------------ RTX1100/RTX1500/RT107e Rev.8.03.70からの変更点 ------------------------------------------------------------------------ ■機能追加 [1] ip flow timerコマンドを追加した。 ○フローテーブルの各エントリの寿命を設定 [書式] ip flow timer PROTOCOL TIME no ip flow timer PROTOCOL [TIME] [設定値] PROTOCOL 寿命を指定するプロトコル tcp ... TCPパケット udp...... UDPパケット icmp...... ICMPパケット slow...... FIN/RSTビットのセットされたTCPパケット TIME 秒数(1-21474836) [説明] フローテーブルの各エントリの寿命をプロトコル毎に設定する。 FIN/RST の通過したエントリには'slow'が適用される。 NATや動的フィルタを使用している場合には、それらのエントリの寿命が適用さ れる。 [初期値] tcp = 900, udp = 30, icmp = 30, slow = 30 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [2] IPマスカレードで、TCP/FIN通過後のエントリのTTL値は60秒に設定されているが、こ の値を変更できるようにした。 nat descriptor timerコマンドで、'tcpfin'というキーワードとともに設定する。 ○NATのIPアドレスマップの消去タイマの設定 [書式] nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR TIME nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR protocol=PROTOCOL [port=PORT_RANGE] TIME nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR tcpfin TIME2 no nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR [TIME] no nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR protocol=PROTOCOL [port=PORT_RANGE] [TIME] no nat descriptor timer NAT_DESCRIPTOR tcpfin [TIME2] [設定値] NAT_DESCRIPTOR ... NATディスクリプタ番号 (1..2147483647) TIME ... 消去タイマの秒数 (30-21474836) TIME2 ... TCP/FIN通過後の消去タイマの秒数 (1-21474836) PROTOCOL ... プロトコル PORT_RANGE ... ポート番号の範囲、プロトコルがTCPまたはUDPの場合にのみ有効 [説明] NATやIPマスカレードのセッション情報を保持する期間を表すNATタイマを設定す る。IPマスカレードの場合には、プロトコルやポート番号別のNATタイマを設定 することもできる。指定されていないプロトコルの場合は、第一の形式で設定し たNATタイマの値が使われる。 IPマスカレードの場合には、TCP/FIN通過後のNATタイマを設定することができる。 TCP/FINが通過したセッションは終了するセッションなので、このタイマを短く することでNATテーブルの使用量を抑えることができる。 [初期値] TIME ... 900, プロトコルごとの設定はなし TIME2 ... 60 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [3] URLフィルタについて、以下の機能を追加した。 * url filter useコマンドを追加した。 * url filter log コマンドを追加した。 * url filter external-database logコマンドを追加した。 * 外部データベース参照型URLフィルタでユーザ認証に失敗した場合、再度ユーザ 認証を実行する間隔と回数を指定できるようにした。 * ブロック画面のカスタマイズ機能に対応した。 * 外部データベース参照型URLフィルタでデータベースでのチェックを待つリクエ ストの数に上限を設け、キューから溢れたリクエストに対しては、url filter external-database rejectコマンドで設定した動作を行うようにした。 内部データベース参照型URLフィルタ 外部データベース参照型URLフィルタ 対象機種:RTX1100, RT107e [4] RAプロキシでDADをトリガにNSを送信する機能を追加した。 IPv6 RAプロキシ機能を利用する際、RTの機器交換が発生すると、上流の機器で下流 の機器のグローバルアドレスに対する近隣キャッシュが更新されず、それによって通 信できなくなる現象が発生することがある。 それを解決するために、上流の機器に対して下流の機器のグローバルアドレスを送信 元とした近隣要請(NS)を送信することによって、上流の機器が近隣キャッシュを更新 するように促す、という機能を追加した。このとき、NSを送信するタイミングとして は、下流の機器からアドレス重複チェックを受けたときがトリガとなる。 また、上流の機器に近隣要請(NS)を送信した場合、上流の機器から近隣広告(NA)が返 されることになるが、このNAの宛先は、NSの送信元、つまり下流の機器となる可能性 があり、下流の機器としては送信していないNSに対するNAを受け取ることになるので、 このNAをプロキシしないように変更できる設定も追加した。 ○アドレス重複チェックをトリガに近隣要請を行うか否かの設定 [書式] ipv6 nd ns-trigger-dad on [option=value] ipv6 nd ns-trigger-dad off no ipv6 nd ns-trigger-dad [...] [設定値] ○on... 近隣要請を行う ○off... 近隣要請を行わない ○OPTION=VALUE列 na-proxy all ... 近隣要請を行った後で、アドレス重複チェックの送信元への近 隣広告はすべてプロキシする discard-one-time ... 近隣要請を行った後で、アドレス重複チェック の送信元への近隣広告を一回のみ破棄し、その 後はプロキシする [説明] RAプロキシにおいて、下流よりアドレス重複チェックの近隣要請を受信した際に、 そのグローバルアドレスを送信元とした近隣要請を上流に送信するか否かを設定 する。 [初期値] off na-proxy=all 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [5] RIPのタイマーを調整するコマンドを追加した。 ○RIPのタイマーを調整する。 [書式] rip timer UPDATE [INVALID [HOLDDOWN]] no rip timer [UPDATE...] [設定値] UPDATE ... 定期的な広告の送信間隔(10〜60(秒)) INVALID ... 広告を受け取れなくなってから経路を削除するまでの時間(30〜360(秒)) HOLDDOWN ... 経路が削除されたときにメトリック16で経路を広告する時間(20〜240(秒)) [説明] RIPのタイマー値を設定する。 UPDATE、INVALID、HOLDDOWNの各値の間には以下の不等式が成立している必要が ある。 UPDATE × 3 ≦ INVALID ≦ UPDATE × 6 UPDATE × 2 ≦ HOLDDOWN ≦ UPDATE × 4 [ノート] PPインタフェースに対し、ip pp rip connect/disconnect interval コマンドが 設定されているときは、そのコマンドの設定値がrip timer コマンドに優先する。 ただし、ip pp rip connect/disconnect intervalコマンドはUPDATEタイマーと INVALIDタイマーの値に影響するが、HOLDDOWNタイマーの値には影響しない。 ip pp rip connect/disconnect intervalコマンドの設定値をTとした場合、各タ イマーは以下のようになる。 UPDATE ... T INVALID ... T × 6 HOLDDOWN ... rip timerコマンドの設定値(デフォルト120秒) PPインタフェース以外は該当するコマンドがないため、常にrip timerコマンド の設定値が有効である。 [初期値] UPDATE: 30秒 INVALID: UPDATE × 6 (180秒) HOLDDOWN: UPDATE × 4 (120秒) 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [6] RIPフィルタで、RIP2の場合はネットマスクもフィルタの対象とすることができるよ うにした。 RIPフィルタでは、送受信するRIPエントリのアドレス部分だけをフィルタの対象とし、 RIP2でのみ意味のあるネットマスク部は比較の対象でなかった。そこで、フィルタを ネットマスク型で記述した場合のみ、ネットマスク部も比較できるようにした。 * rip filter ruleコマンドを新設し、このコマンドの設定値がwith-netmaskの場 合には、RIP2であればネットマスクまで含めてフィルタとエントリを比較する。 デフォルト値はaddress-onlyであり、ネットマスクは比較の対象とはしない。 * RIP1の場合は、rip filter ruleコマンドの設定にかかわらず、ネットマスクは 比較の対象としない。 * ネットマスクを比較の対象とできるのは、ip filterコマンドの始点アドレス部 を、以下の例のようにネットマスク型で記述した場合のみである。 ip filter 1 reject 192.168.0.0/16 ip filter 2 pass 192.168.0.0/24 * 以下のような範囲型のフィルタや、ネットマスク無しのフィルタの場合は、設定 にかかわらずアドレスのみが比較対象となる。 ip filter 10 reject 192.168.0.0-192.168.0.255 ip filter 20 pass 192.168.0.100 ○RIP2でのフィルタの比較方法 [書式] rip filter rule RULE no rip filter rule [RULE] [設定値] RULE address-only ... ネットワークアドレスだけを比較対象とする with-netmask ... RIP2の場合、ネットワークアドレスとネットマスクを比 較対象とする [説明] RIPフィルタで、設定されたフィルタとRIPエントリの内容の比較方法を設定する。 address-only + RIP1 address-only + RIP2 with-netmask + RIP1 ネットマスク型のフィルタは範囲指定と解釈され、RIPエントリーのアド レス部がその範囲に入っているかどうかを比較する。 with-netmask + RIP2 ネットマスク型のフィルタの、アドレスとネットマスクがそれぞれ、RIP エントリーのアドレス、ネットマスクと一致するかどうかを比較する。 [初期値] address-only 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [7] 経路テーブルに存在しない経路をRIPで広告することができる機能を追加した。 * ip INTERFACE rip force-to-advertiseコマンドを新設し、このコマンドで設定 した経路を経路テーブルにない場合でも強制的にRIPで通知する。 * RIPフィルタと組み合わせることで、経路テーブルにはネットワーク経路が存在 するが、ネットワーク全体は広告せずその一部分だけを広告する、ということ が可能になる。 * ip INTERFACE rip force-to-advertiseコマンドで経路を設定しても、RIP以外の 他の動的経路制御プロトコルの動作には影響を与えない。 * RIP1の場合には、経路のアドレス部だけが広告され、ネットマスクは広告されな い。そのため、経路の一部分だけの広告という動作が期待通り動かない可能性が 高い。できるだけ、RIP2を使用すべきである。 ○RIPで強制的に経路を広告する [書式] ip INTERFACE rip force-to-advertise IP-ADDRESS/NETMASK [metric METRIC] no ip INTERFACE rip force-to-advertise IP-ADDRESS/NETMASK [metric METRIC] [設定値] IP-ADDRESS/NETMASK ... 強制的に広告したい経路のネットワークアドレスとネ ットマスク長、または'default' METRIC ... 広告する際のメトリック値(1〜15) [説明] 設定した経路が経路テーブルに存在しない場合でも、指定されたインタフェース に対し、RIPで経路を強制的に広告する。 経路として'default'を指定した場合にはデフォルト経路が広告される。 [初期値] METRIC: 1 ○設定例 LAN1側に、LAN2の一部のホストだけを広告する。 ip lan1 address 192.168.0.1/24 ip lan2 address 192.168.1.1/24 rip use on rip filter rule with-netmask ip lan1 rip send on version 2 ip lan1 rip receive on version 2 ip filter 1 reject 192.168.1.0/24 ip filter 100 pass * ip lan1 rip filter out 1 100 ip lan1 rip force-to-advertise 192.168.1.28/30 ip lan1 rip force-to-advertise 192.168.1.100/32 ip lan1 rip force-to-advertise 192.168.1.101/32 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e ■仕様変更 [1] IKEキープアライブ機能でIPsecトンネルのダウンを検出したときに記録するログを、 DEBUGレベルのログからINFOレベルのログに変更した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [2] PPP/IPCPのネゴシエーションが完了したときのログに、ネゴシエーションしたIPアド レスを表示するようにした。例えば、以下のような表示になる。 PP[ANONYMOUS1] PPP/IPCP up (Local: 192.168.7.1, Remote: 192.168.100.100) ネゴシエーションが行われず、表示すべきIPアドレスがないときにはIPアドレスの代 わりに"None"と表示される。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [3] syslog hostコマンドで、スコープIDを指定していないIPv6リンクローカルアドレス を設定できないようにした。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [4] URLフィルタについて、以下の変更を行った。 * 内部データベース参照型URLフィルタおよび外部データベース参照型URLフィルタ で、フィルタにマッチした際に出力するログをDEBUGレベルからNOTICEレベルに 変更した。 * 外部データベース参照型URLフィルタでデータベースへのアクセスに失敗した場 合に再送を行うようした。 * url filterコマンドおよびurl filter external-database categoryコマンドで、 カンマで区切って複数のIPアドレスを指定できるようにした。 内部データベース参照型URLフィルタ 外部データベース参照型URLフィルタ 対象機種:RTX1100, RT107e ■バグ修正 [1] ISDN回線で帯域制御を使用したときに、データを高負荷で転送しようとするとデータ を送信できなくなることがあるバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500 [2] 複数のISDN回線インタフェースを同時に使用したときに、専用線に接続している回線 インタフェースのアップダウンが発生すると、他の回線経由で接続されているリモー トセットアップを誤って切断するバグを修正した。 対象機種:RTX1500 [3] Relay-Session-IDタグを含むPPPoEパケットの受信に対する応答のPPPoEパケットに、 受信したRelay-Session-IDタグを含めずに送信するバグを修正した。 本修正前は、サーバとの間にPPPoEリレー機能を持つ機器が設置されている構成では PPPoE接続ができないことがあった。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [4] DHCPサーバー機能で、大量のDHCPクライアントから同時にDHCPメッセージを受信する と、リブートするなどルータの動作が不安定になるバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [5] LAN1以外のLANインタフェースでDHCPクライアント機能によりアドレスを割り当てら れたときにARPリクエストが送出されないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [6] IPsecをファストパス処理している場合で、暗号化後のESPパケットをフラグメントす る場合で送信負荷が非常に高い場合に、まれに2つめのフラグメントのデータが正し くない状態で送信することがあるバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RT107e [7] RTX1500で、NATやIPマスカレードによって送信元IPアドレスと宛先IPアドレスの両方 を同時にアドレス変換しつつESPパケットをファストパスで転送すると、RTX1500から 送信されるESPパケットに不正なIPヘッダチェックサムが付くために受信側でチェッ クサムエラーとなるバグを修正した。 対象機種:RTX1500 [8] IPマスカレード変換で動的なセッションの総数を制限した。 静的IPマスカレードの設定がされているとき、外側から内側への通信でセッションが 無制限にはられてしまい、動作が不安定になる要因となっていた。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [9] Winny検知を有効にした状態で、TCPセッションが同時に多数発生するとリブートする バグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [10] LAN分割機能を使用しイーサネットフィルタでdhcp-bindを指定したとき、IPv4パケ ット以外のパケット(ARPなど)が通らないバグを修正した。 LAN分割機能を使用しているとき、イーサネットフィルタのログのイーサネットタイ プの表示が正しくないバグを修正した。 対象機種:RTX1100 [11] 受信したインタフェースと同一のLANインタフェースにパケットを転送するときに、 フローテーブルに当該エントリが存在するときはファストパスで処理するようにした。 フローテーブルにエントリが存在していないときは、ノーマルパスで処理されてICMP redirectが送信されるという本修正前と同じ動作になる。 対象機種:RTX1100, RT107e [12] telnet等のルータのアプリケーションを使うときに、パケット転送フィルタの設定 で転送先インタフェースを決定できないIPアドレスがゲートウェイに設定してあると、 不正なログが表示されたり、アプリケーションが正常に終了しないことがあるバグを 修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [13] 外部データベース参照型URLフィルタを使用中にリブートすることがあるバグを修 正した。 対象機種:RTX1100, RT107e [14] トンネルインタフェースに内部データベース参照型URLフィルタまたは、外部データ ベース参照型URLフィルタを設定した場合、SNMPで統計情報を取得できないバグを修 正した。 インタフェースのIN側に外部データベース参照型URLフィルタを設定した場合、SNMP で統計情報が取得できないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RT107e [15] IPアドレスが設定されていないインタフェースでIGMPが正しく動作しないバグを 修正した。従来のファームウェアでは、このようなインタフェースでIGMPクエリー を送信せず、マルチキャストパケットの転送に必要な経路を構成できない。 対象機種:RTX1500 [16] IGMPのip INTERFACE igmp staticコマンドと、MLDのipv6 INTERFACE mld staticコ マンドの設定が無効になるバグを修正した。これらのコマンドを設定した直後や起動 の直後には正常に動作するが、輻輳などの理由でIGMP/MLDのパケットを受信できない 状態が続くと、数分後にこれらの設定が無効になる。再び設定を上書きすると正常な 状態に戻る。 Rev.8.03.61以降のファームウェアで発生する。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [17] SNMPで、受信したPDU中のINTEGER型の値に対して、ITU-T X.690 8.3.2節に記述され ている規則のチェックを行わないようにした。 その規則を守らないSNMPマネージャーとの間で通信ができるようになる。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [18] yrfLoginTrapの仕様を変更し、ログイン状態に変化のあったコネクションの情報だ けをVARIABLEとしてつけることにした。具体的には、以下のMIB変数を要素として持 つテーブルyrfLoginTableを新設し、そこにログイン情報を集めることにした。 yrfLoginTrapに付けるMIB変数は、yrfLoginTableの1エントリ分となる。 * yrfLoginIndex ... インデックス番号 * yrfLoginProtocol ... プロトコル、(serial(1), remote(2), telnet(3), ssh(4)) * yrfLoginStatus ... ログインの状態 (notlogin(1), login(2), administorator(3)) * yrfLoginUser ... ユーザー名 * yrfLoginFromIp ... TELNET/SSHの場合のユーザー端末のIPアドレス これに伴い、従来のログイン情報である以下のMIB変数はMIBファイル上ではobsolete とした。ただし、読み出した場合にはそれぞれ該当するyrfLoginStats変数や yrfLoginFromIpが読み出せるようにしている。 * yrfLoginSerial ... yrfLoginProtocolがserial(1)のyrfLoginStatus * yrfLoginTelnet ... yrfLoginProtocolがtelnet(3)になるうちの最も若番のyrfLoginStatus * yrfLoginTelnetFrom ... yrfLoginProtocolがtelnet(3)になるうちの最も若番のyrfLoginFromIp * yrfLoginRemote ... yrfLoginProtocolがremote(2)のyrfLoginStatus * yrfLoginSSH ... yrfLoginProtocolがssh(3)になるうちの最も若番のyrfLoginStatus * yrfLoginSSHFrom ... yrfLoginProtocolがssh(4)になるうちの最も若番のyrfLoginStatus この修正により、TELNET多重化およびSSHD機能実装後にyrfLoginTrapが送信できなく なっていたバグが修正される。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [19] かんたん設定ページで「プロバイダ情報の設定」から「CATVインターネット、また はPPPoEを用いない端末型ADSL接続」を設定すると、リブートすることがあるバグを 修正した。 対象機種:RT107e [20] かんたん設定ページでのコマンド実行結果の表示で、最後に不要な"pp select none" というコマンドが表示されるバグを修正した。 対象機種:RT107e [21] かんたん設定ページで、パラメータに不正な値を指定するとリブートする可能性が あるバグを修正した。 対象機種:RT107e [22] かんたん設定ページで、SYSLOGホストとしてスコープID付きのIPv6アドレスを指定 しても、GUI画面上ではスコープIDが表示されないバグを修正した。設定自体は正し く行われており、表示だけの問題である。 対象機種:RT107e [23] かんたん設定ページのウィザードで、プロバイダの設定を行うときに、プロバイダ の設定名として、半角で32文字、あるいは全角で16文字を越える長さの名前を設定す ると、設定したプロバイダが画面に表示されなかったり、リブートしたりすることが あるバグを修正した。 対象機種:RT107e [24] かんたん設定のウィザードによる設定で、DNSサーバーを手動設定する場合に、プラ イマリDNSサーバアドレスを空欄にし、セカンダリDNSサーバアドレスにだけアドレス を設定したときに、プロバイダの種別によってDNSサーバーが設定されたりされなか ったりしていたが、一律にセカンダリDNSサーバアドレスに設定したアドレスがDNSサ ーバーとして設定されるようにした。 対象機種:RT107e [25] かんたん設定ページの"詳細設定と情報"のヘルプで、"本体の設定"の部分に括弧が ないバグを修正した。 対象機種:RT107e [26] かんたん設定ページにおいて、「静的NAT/IPマスカレードの登録」ページを開くと、 リブートすることがあったバグを修正した。 対象機種:RT107e [27] かんたん設定の[基本接続の詳細な設定]からのプロバイダ設定で、経路のアドレス 情報に"0.0.0.0"を設定すると、確認画面でエラーが表示されるものの、中途半端な 設定が設定されてしまうバグを修正した。 対象機種:RT107e [28] GUIからシフトJISの日本語文字を入力すると正しく設定できないことがあるバグを 修正した。 Rev.8.03.68以降で発生する。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [29] upwaitパラメータを指定したipsec ike keepalive useコマンドを設定した後にno ipsec ike keepalive useコマンドを設定しても、先のupwaitパラメータの指定が残 った状態で動作するバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [30] ip/ipv6 filter dynamic コマンドのsyslogオプションの設定でon/offの後に文字を 続けてもエラーにならないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [31] ip/ipv6 filter dynamic コマンド設定の入力時に、プロトコルを不正な文字列で設 定を行うとパラメータの数が不適当ですと表示していたが、正しくパラメータのキー ワードが認識できませんと表示するように修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [32] wol send コマンドで、一部のパラメータについてタブ補完が効かなかったバグを修 正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500 [33] bgp export filterコマンドおよびbgp import filterコマンドで、以下のバグを修 正した。 * bgp export filterコマンドでpreferenceパラメータのTAB補完ができない。 * bgp export filterコマンドでmetricパラメータが設定できてしまう。 * bgp export filterコマンドでpreferenceパラメータを複数指定できてしまう。 * bgp import filterコマンドでpreferenceパラメータが設定できてしまう。 * bgp import filterコマンドでmetricパラメータを複数指定できてしまう。 また、それぞれのコマンドのオンラインヘルプの記述を整理した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [34] queue INTERFACE/pp class property コマンドについて以下を修正した。 * 各パラメータについて、デフォルト値と同じ値を設定した場合に表示されないバ グを修正した。 * ヘルプ文にparent以外のパラメータが表示されていなかった誤記を修正した。 * no コマンドのヘルプ文に省略できないパラメータが記述されていなかった誤記 を修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500 [35] queue class propertyコマンドのbandwidthパラメータについて、非常に大きな値を 設定しようとしたときに、指示した値とは異なる値が設定されることがあるバグを修 正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500 [36] queue class property コマンドの帯域の設定値およびspeed ppコマンドの速度の設 定値について、上限を100Mまでとした。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [37] ip lanN vrrp shutdown triggerコマンドで、シャットダウントリガとしてフレーム リレーのDLCIを指定するときに、'dlci='引数のタブ補完ができないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500 [38] clear url filter コマンドと url filter external-database id check go コマン ドについて、一般ユーザで使用できてしまうバグとコマンドに'|'を付けてもエラー にならないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RT107e [39] 以下のコマンドが一般ユーザで使用できてしまうバグを修正した。 system temperature threshold system packet-buffer 対象機種:RTX1100, RTX1500 [40] 以下のコマンドについて、IPアドレスとして0.0.0.0を入力してもエラーにならない バグを修正した。 * bgp router id * dhcp relay server * dns server * ip pp remote address pool * ospf router id * radius server * radius auth server * radius account server * snmp trap host * tunnel endpoint address * wins server 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [41] bgp router idコマンドで、ルータIDに0.0.0.0を指定してもエラーにならないバグ を修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [42] ipv6 routeコマンド設定において、networkが0::0となるような入力ができてしまう バグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [43] snmp local addressコマンドで、0.0.0.0または::0を設定してもエラーにならない が、コマンド自体は設定されないバグを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [44] ipsec ike local address コマンドおよび ipsec ike remote address コマンドに ついて、パラメータにIPアドレスを設定するときに0.0.0.0や0::0を設定できないよ うに変更した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [45] queue INTERFACE default class コマンドのヘルプ文の誤記を修正した。 ヘルプ文の日本語表示で『クラス』の後ろに『...』が付いていて複数の入力ができ るように見えていた。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [46] ip/ipv6 filter dynamic コマンドのヘルプ文において、コマンドリファレンスでプ ロトコルと表記している部分がアプリケーションとなっていたのを修正した。 対象機種:RTX1100, RTX1500, RT107e [47] SNMPで、sysUpTime変数が49日あまりで0に戻ってしまうバグを修正した。 497日あまりで0に戻るのが正しい。 対象機種:RTX1100, RTX1500 ■更新履歴 Apr. 2008, Rev.8.03.75 リリース Jul. 2008, バグ修正[47]を追加 以上