Revision : 08.00.62 Release : May 2005, ヤマハ株式会社 RTV700 Rev.8.00.62 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.8.00.60 からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] インターネット電話機能において、着信時180 RingingのメッセージにSDP を付加し、RTP でリングバックトーンを送出できるようにした。 その動作の切替のため、以下のコマンドを追加した。 ○インターネット電話着信時における early-media 送信の動作設定 [書式] sip arrive early-media MODE no analog sip arrive early-media [パラメータ] ・MODE off ... early-mediaなし。180を送信する 180 ... 180+SDPでearly-mediaを送信する [説明] SIPプロトコルによるVoIPの着信において、対向へ送出するearly- mediaに関する設定を行う。 [ノート] このコマンドによってearly-mediaを送信する設定がされていても、 INVITEメソッドにおいて発呼側のSDPが通知されない場合は、 early-mediaの送出は行われない。 [デフォルト値] off [2] インターネット電話機能において、SIPサーバから着信時のナンバー・デ ィスプレイ表示ルールにrule=4を追加した。追加後のコマンド書式を以下 に示す。 ○SIPプロトコルによるインターネット電話着信時、SIPサーバ毎のナンバー ・ディスプレイ表示内容 / PBXポートへの発番号情報作成ルールの設定 [書式] sip server arrive number display server=SIP_SERVER_NUM rule=RULE [パラメータ] ・SIP_SERVER_NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) ・RULE ナンバー・ディスプレイ表示内容ルール 'as-is' ... DisplayName、SIPユーザ名の順に検索、数字およ び区切り文字("0123456789#*-+()")のみで構成さ れている内容があれば、その数字部分を抜き出し て表示。 '1' ... 1. SIPユーザ名が数字であった場合、SIPユーザ名 を使用し、 1.1 8桁未満であればそのまま表示 1.2 先頭が'0'であればそのまま表示 1.3 先頭が'81'または'+81'であれば、その部分 を'0'に置き換えて表示 1.4 その他の場合は先頭に'0'を付加して表示 2. SIPユーザ名が数字のみでない場合、 2.1 DisplayName に番号非通知の理由表示が示 されていれば、その内容を表示 2.2 DisplayName が全て数字の場合、その番号 を表示 2.3 DisplayName が数字のみでない場合、ある いはDisplayName がない場合、サービス提 供不可で非表示 '2' ... '1' のルールにおいて、2.2 においてサービス提 供不可で非表示とする '4' ... 1. DisplayName が数字および区切り文字であった 場合、その数字部分を抜き出して表示 2. DisplayName に番号非通知の理由表示が示され ていれば、その内容を表示 3. DisplayName が上記2つにあてはまらない場合 3.1 SIP ユーザ名が数字および区切り文字であ った場合、その数字部分を抜き出して表示 3.2 SIP ユーザ名が数字および区切り文字以外 を含む場合、サービス提供不可で非表示 [説明] SIPプロトコルによるインターネット電話着信で、自分のSIPアドレ ス帳に設定されていない相手からの着信、あるいは NetVolante 電 話番号が通知された着信でない場合に、ナンバー・ディスプレイ等 での発番号情報表示内容及びPBXインターフェースに通知される発番 号情報のルールを設定する。 [ノート] PBXポートに出力される発番号情報は、以下の例外を除いては、ナン バー・ディスプレイで表示される内容と同じである。 ・ナンバー・ディスプレイで表示できる情報がなく、TELポートに対 してサービス提供不可で非表示の情報を通知する状況では、PBXポ ートには発番号情報を通知しない。 [デフォルト値] '1' [3] SIP接続に関する情報を表示および削除する機能を追加した。 ○SIP接続に関する情報の表示 [書式] show account sip [説明] SIP接続の発着信回数を表示する。 ○SIP接続に関する情報のクリア [書式] clear account sip [説明] SIP接続に関する情報と通信履歴をクリアする。 [ノート] 通信履歴とはshow historyコマンドで表示される内容を指す。 SIP接続に関する情報と通信履歴は、clear accountコマンドの実行に よってもクリアされる。 [4] DTCP(Dynamic Tunnel Configuration Protocol)に対応した。 ヤマハルーターで提供するDTCPの機能は、フリービット社の提供するFeel6 サービスに対応したクライアント機能である。クライアント機能のみを提供 するものであり、対応するDTCPサーバはフリービット社の提供するFeel6の みである。 Feel6の接続構成は以下である。 IPv6 Internet | ┌─────┴─────┐ │フリービットDTCPサーバ│ └─────┬─────┘ |‖ |‖ 接続プロバイダ(IPv4 Internet) ↑‖ |‖IPv6 over IPv4 Tunnel |‖ ┌─────┴─────┐WAN │DTCP対応ヤマハルータ │ └─────┬─────┘LAN │ │ IPv6 network ━━┷━━━━┯━━━━━━┯━━━━ | | IPv6端末 IPv6端末 クライアントとなるルーターからの認証要求に対し、認証が成立すると、サ ーバーとの間にIPv6 over IPv4のトンネルが確立する。ルーター配下のIPv6 ネットワークからは、このトンネルを経由してIPv6インターネットと接続す ることとなる。 DTCPではIPv6 over IPv4のトンネル接続と、これを利用するための認証技術 を提供する。認証に関する設定は新規のコマンドで行なう。DTCPの設定が行 なわれると、ルーター起動時もしくは設定完了時に、自動的に接続動作が開 始される。接続確立後もキープアライブの機能が自動的に動作し、接続を維 持し続ける。また、DTCP認証確立時に提供されるIPv6のプレフィックスにつ いては、既存のコマンドのキーワードとして指定可能である。 これらの機能を提供する新規コマンドは以下のとおりである。 ○トンネル接続するDTCPサーバーへの認証情報の設定 [書式] tunnel dtcp IP-ADDRESS[:PORT] myname USERNAME PASSWORD [RETRY] [LOCAL] no tunnel dtcp IP-ADDRESS[:PORT] myname USERNAME PASSWORD [RETRY] [LOCAL] [パラメータ] IP-ADDRESS ... DTCPサーバーのIPアドレスもしくはドメイン名 PORT ... DTCPサーバ側のポート番号(省略可) USERNAME ... 認証用ユーザ名 PASSWORD ... 認証用パスワード RETRY ... 認証に失敗した場合の再接続回数の上限 LOCAL ... 認証確立時に利用する自分側の端点のIPアドレス [説明] DTCPサーバに接続するための認証情報を設定する。 このコマンドを設定すると、ルーター起動時もしくは設定完了時に自動 的に認証動作が開始される。認証動作は自動的に行なわれ、認証が失敗 した場合は、確立するまで再接続を繰り返す。一旦確立した後もキープ アライブによる接続維持の動作が行なわれる。 デフォルト設定では無制限に再接続を繰り返すが、RETRYパラメータを 設定することにより再接続の上限回数を指定する事も出来る。 また、別コマンドを利用することにより、手動で接続/切断動作を行う 事も可能である。(tunnel dtcp connect/disconnectコマンド) DTCPの認証が確立した場合、サーバーから利用するIPv6のプレフィック スを伝達される。このプレフィックスを自動的に反映する場合のキーワ ードとしてdtcp-prefixを利用できる。例えば、次の設定では、TUNNEL1 インタフェースで受信したプレフィックスをLAN1インタフェースに設定 し、同時にRAとして広告する。 ipv6 lan1 prefix dtcp-prefix@tunnel1::/64 ipv6 prefix 1 dtcp-prefix@tunnel1::/64 ipv6 lan1 rtadv send 1 [デフォルト値] PORT : 20200 RETRY : 無制限 LOCAL_ADDRESS : DTCPサーバーに最も近いインタフェースのアドレスを 自動的に用いる ○DTCPセッションの手動開始コマンド [書式] tunnel dtcp connect [説明] DTCPの認証を開始する。 [ノート] DTCPの設定がある場合は、ルーター起動時に自動的に認証が開始され る。 認証が失敗し、再接続回数の上限を迎えてしまった場合や、tunnel dtcp disconnectコマンドで強制的に切断した場合に、このコマンド を利用し て接続動作を開始することができる。 ○DTCPセッションの手動切断コマンド [書式] tunnel dtcp disconnect [説明] DTCPの接続を強制的に切断する。 ○DTCPセッション情報の表示 [書式] show status dtcp [説明] DTCPを設定したトンネルインタフェースごとに、下記情報を表示する。 Status ... 現在の状態 Timer ... 現在の状態を維持する最大残り時間 Server Name ... 接続するDTCPサーバーのアドレスまたはドメイン名 User Name ... 認証用のユーザ名 Local Endpoint ... IPv6 over IPv4トンネルに使用する自分側の端点 のIPアドレス Remote Endpoint ... IPv6 over IPv4IPトンネルに使用する相手側の 端点のIPアドレス Prefix ... DTCP認証時に割り当てられたIPv6のプレフィックス Retry Count ... 再接続の残り回数 無制限の場合はinfinityと表示される ■仕様変更 [1] analog sip arrive incoming-signalコマンドにおいて、lastdigitを指定 してダイヤルイン番号として送出する桁数を指定するときに、モデムダイ ヤルインの場合は桁数を20まで指定できるようにした。 本修正前は4桁までしか指定できなかった。 [2] かんたん設定ページの[KDDI法人サービス用サーバ]のIP電話サーバで、電 話番号ルーティングの設定を有効とした場合、以下の設定をしないように した。 analog call route 378 003[78]* server=A line analog call route 9155 00915[56]* server=A line analog call route 9191 00919[12]* server=A line [3] かんたん設定ページの050番号自動判別機能において、入力された番号と 比較するために使用する050に続く4桁の番号を設定できるコマンドを新設 した。 ○キャリアに割り当てられているIP電話の050番号を設定する [書式] provider sip 050-number CARRIER NUMBER-NUMBER [NUMBER-NUMBER ...] no provider sip 050-number CARRIER [設定値] CARRIER kddi ... KDDI法人サービス用サーバ fusion ... フュージョン・コミュニケーションズ系 IP電話サーバ plala ... ぷらら(法人サービス限定) NUMBER ... 050に続く4桁の番号("050-CDEF-XXXX"の"CDEF"の部分) [説明] キャリアに割り当てられているIP電話の050番号を設定する。 本設定内容は、かんたん設定ページでIP電話サーバを登録する際に 行われる050番号自動判別機能で使用される。 [初期値] kddi 3000-3251 fusion 5500-5539 5800-5802 8000-8021 plala 7500-7578 [4] ICMP Echoを利用するキープアライブ機能において、ICMP Echoパケットの サイズを指定できるようにした。 ○ PP経由のキープアライブを使用するか否かの設定 [書式] pp keepalive use lcp-echo pp keepalive use icmp-echo DEST_IP [OPTION=VALUE...] [DEST_IP [OPTION=VALUE...]...] pp keepalive use lcp-echo icmp-echo DEST_IP [OPTION=VALUE...] [DEST_IP [OPTION=VALUE...]...] pp keepalive use OFF no pp keepalive use [設定値] lcp-echo ... LCP Echo Request/Replyを用いる icmp-echo ... ICMP Echo/Replyを用いる DEST_IP ... キープアライブ確認先のIPアドレス OPTION=VALUE列 +----------+------+----------------------------------------+ |OPTION |VALUE |説明 | +----------+------+----------------------------------------+ |upwait |ミリ秒|アップ検知のための許容応答時間(1..10000)| +----------+------+----------------------------------------+ |downwait |ミリ秒|ダウン検知のための許容応答時間(1..10000)| +----------+------+----------------------------------------+ |disconnect|秒 |無応答切断時間(1..21474836) | +----------+------+----------------------------------------+ |length |バイト|ICMP Echoパケットの長さ(64..1500) | +----------+------+----------------------------------------+ OFF ... キープアライブを使用しない [説明] 選択した相手先に対する接続のキープアライブ動作を設定する。 lcp-echo指定で、LCP Echo Request/Replyを用い、icmp-echoも指定 すればICMP Echo/Replyも同時に用いる。icmp-echoを使用する場合に は、IPアドレスの設定が必要である。 [ノート] このコマンドを設定していない場合でも、pp always-onコマンドでon と設定していれば、LCP Echoによるキープアライブが実行される。 icmp-echoで確認するIPアドレスに対する経路は、設定されるPPイン タフェースが送出先となるよう設定される必要がある。 downwaitパラメータで応答時間を制限する場合でも、pp keepalive intervalコマンドの設定値の方が小さい場合には、lan keepalive intervalコマンドの設定値が優先される。downwait、upwaitパラメー タのうち一方しか設定していない場合には、他方も同じ値が設定され たものとして動作する。 disconnectパラメータは、PPPoEで使用する場合にPPPoEレベルでの再 接続が必要な場合に使用する。disconnectパラメータが設定されてい る場合に、設定時間内にicmp-echoの応答がないと、PPPoEレベルで一 度切断操作を行うため、pp always-onコマンドとの併用により再接続 を行うことができる。他のパラメータがデフォルト値の場合、 disconnectパラメータは70秒程度に設定しておくと、ダウン検出後の 切断動作が確実に行われる。 lengthパラメータで指定するのはICMPデータ部分の長さであり、IPパ ケット全体の長さではない。 [初期値] キープアライブは使用しない 〇IKEキープアライブ機能の設定 [書式] ipsec ike keepalive use GATEWAY_ID SWITCH [TYPE [IP_ADDRESS [length=LENGTH]] [INTERVAL [COUNT]]] no ipsec ike keepalive use GATEWAY_ID [...] [初期値] GATEWAY_ID ... セキュリティ・ゲートウェイの識別子 SWITCH on ... キープアライブを行う off ... キープアライブを行わない auto ... 対向のルータからキープアライブを受信した時に 限って送信する TYPE ... キープアライブの方法 heartbeat ... IKE heartbeat icmp-echo ... ICMP Echo/Reply IP_ADDRESS ... ICMP Echoを送信する宛先のIPアドレス(IPv4/IPv6) LENGTH .... ICMP Echoパケットの長さ(64-1500) INTERVAL ... キープアライブパケットの送信間隔秒数(1..600) COUNT ... キープアライブパケットが届かない時に障害とみなすまで の試行回数(1..50) [説明] IKEキープアライブの動作を設定する。 このコマンドの設定は、双方のルータで一致させる必要がある。 [ノート] lengthパラメータで指定するのはICMPデータ部分の長さであり、IPパ ケット全体の長さではない。 [初期値] SWITCH = auto TYPE = heartbeat LENGTH = 64 INTERVAL = 10 COUNT = 6 [5] PPTP接続の相手先の情報をshow status ppまたはshow status pptpで表示 したときに、回線の負荷を表示しないようにした。 本修正前は正しくない負荷が表示されていた。 [6] ipv6 INTERFACE dad retry countコマンドをかんたん設定ページの[コマ ンドの実行]から設定できるようにした。 [7] PBXインタフェースのBchごとに設定ができるよう、以下のコマンドを拡張 した。 ○PBXポートにおける特定のプレフィックスによる発呼経路選択の設定 [書式] isdn dial prefix [INTERFACE [channel=BCH_NUM]] ROUTE [route- table=ROUTE_TABLE_NUM] [server=SIP_SERVER_NUM[/SERVER_SIGN] [phone]] [prefix="DIAL"] no isdn dial prefix [INTERFACE [channel=BCH_NUM]] ROUTE [route- table=ROUTE_TABLE_NUM] [server=SIP_SERVER_NUM [phone]] [設定値] INTERFACE PBXインタフェース名 省略時はすべてのPBXインタフェース BCH_NUM ... PBXインタフェースのBch番号 ROUTE line ... 公衆回線(ISDN) sip ... VoIP(SIP) netvolante ... NetVolanteインターネット電話 routing ... 電話番号ルーティング ROUTE_TABLE_NUM ... 発呼経路のテーブル登録番号 SIP_SERVER_NUM ... SIPサーバ登録番号 SERVER_SIGN ... SIPサーバ記号 phone ... 宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込むことを示すキー ワード DIAL 入力なし ... プレフィックスなし プレフィックス("0"から"9"までの数字または"#"(2桁目のみ)、 最大4桁) [説明] PBXインタフェースから発信の経路を指定するためのダイヤル番号を 設定する。プレフィックスはダブルクォーテーション(")で括って 指定する。先頭文字を"#"とすることはできない。 プレフィックスが既に他の経路に設定されている場合、新しく設定 した経路が有効となり、以前の経路は削除される。 SIP_SERVER_NUMを設定すると、sip serverコマンドによるサーバ設定 におけるSIP_URIのユーザ名部分をダイヤルした番号に置き換えてSIP の発呼を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んでSIP の発呼を行う。ISDN回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定す る。 ROUTEにroutingを指定すると、ダイヤル番号に応じてVoIP(SIP)発信 かまたはISDN回線か発呼経路を自動選択して発呼を行う。 [ノート] 先頭からの一部が重複するプレフィックス(例えば"9#"と"9#9")は異 なるものとして扱われる。また次のパターンをプレフィックスとして 設定することはできない。 "1", "11", "110", "118", "119", "110x", "118x", "119x" プレフィックスは「Bch指定あり、ポート指定のみ、全体」の全ての 設定についてLongest Matchで判定され、同一のプレフィックスが設 定されている場合は、 Bch指定あり、ポート指定のみ、全体という優 先順で選択される。 ROUTEパラメータがnetvolanteとなる設定に対しては、"##"が固定で 登録済みであり、その設定を削除することはできない。またこの場合 にプレフィックスを設定すると追加として処理される。 INTERFACEパラメータを省略した場合において、カスケード接続の親 機子機に明示的なプレフィックスの設定が無い場合は、その設定がカ スケード接続全体を代表する設定として扱われる。 ROUTEパラメータがroutingとなる設定に対しては、ROUTE_TABLE_NUM も合わせて設定しなければならない。またこの場合に該当する発呼経 路テーブルがanalog call route-tableコマンドによって登録されて いなければならない。さらに、analog call route コマンドによる発 呼経路のサーバ設定がサーバ記号による記述である場合には、 SERVER_SIGNも合わせて設定しなければならない。 RTV700のPBXインタフェースについては、全体で100件まで、各インタ フェースに関してそれぞれ12件まで、各PBXインタフェースの各Bchに 関してそれそれぞ12件まで、プレフィックスを指定することが可能。 [初期値] なし ○PBXポートにおけるSIPの着信識別で使用する自己SIPアドレスの設定 [書式] isdn sip arrive myaddress INTERFACE [channel=BCH_NUM] NUMBER SIP_ADDRESS no isdn sip arrive myaddress INTERFACE [channel=BCH_NUM] NUMBER [設定値] INTERFACE ... PBXインタフェース名 BCH_NUM ... PBXインタフェースのBch番号 NUMBER ... 登録番号 SIP_ADDRESS ... SIPアドレス(sip:で始まり@を含んだSIP URI、ま たはsip:で始まる@を含まないSIPユーザ名) [説明] PBXインタフェースのSIPプロトコルによるVoIPの着信識別に使用する 自己SIPアドレスを設定する。 [初期値] なし ○PBXポートからのSIPによる発信で使用する自己SIPユーザ名の設定 [書式] isdn sip call myname INTERFACE [channel=BCH_NUM] USERNAME no isdn sip call myname INTERFACE [channel=BCH_NUM] [設定値] INTERFACE ... PBXインタフェース名 BCH_NUM ... PBXインタフェースのBch番号 USERNAME ... ユーザ名(sip:で始まり、@を含まないSIPユーザ名) [説明] PBXインタフェースのSIPプロトコルによるVoIP発信で使用する自己SIP ユーザ名を設定する。 [初期値] sip:rtv700 [8] かんたん設定ページのトップページにおいて、PBXインタフェースのBch ごとのプレフィックス設定を表示できるようにした。 [9] かんたん設定ページで登録できるIP電話サーバの数を32件に拡張した。 [10] かんたん設定ページを使用して、ぷらら、またはKDDIのIP電話サーバを5 件以上登録した場合に、PBXインタフェースのBchに対してもプレフィック スを自動的に割り当てるよう拡張した。 [11] SIP機能において、200/ACKでのoffer/answerによる保留シーケンスに対 応した。 [12] SIP着信時の宛先SIPアドレスの先頭に数字列が含まれていないためにPBX ポートへ通知する着番号および着サブアドレスが用意できない場合に、情 報要素自体を付加しないのではなく、isdn sip arrive incoming-signalコ マンドのdefaultの設定に従った動作を行うように変更した。 なおdefaultの設定が存在しない場合には、コマンド初期値の動作を行う。 [13] show accountコマンドにおいてPPPoEとSIPの接続情報を個別に表示する ようにした。 [14] SIPによる着信識別の設定パラメータとして、SIPアドレスとして指定す るSIPユーザ名に、tel URLの指定もできるように仕様を拡張した。 具体的には、TEL/PBXポートのSIP着信識別として"sip:"で始まるSIPユーザ 名の代わりに、"tel:"で始まるtel URLも指定できるようにした。 この修正に伴い、以下のコマンドを仕様変更した。 ○SIPによる着信識別で使用する自己SIPアドレスの設定 [書式] analog sip arrive myaddress PORT NUMBER SIP_ADDRESS no analog sip arrive myaddress PORT NUMBER [設定値] PORT 1 ........ TEL1ポート 2 ........ TEL2ポート NUMBER ....... 登録番号[1..65535] SIP_ADDRESS .. SIPアドレス(以下の形式のいずれか) "sip:xxxx@yyyy" (SIP URI) "sip:xxxx" (@を含まないSIPユーザ名) "tel:xxxx" (@を含まないtel URL) [説明] SIPプロトコルによるVoIPの着信識別に使用する自己SIPアドレスを設 定する。 [初期値] なし ○SIPプロトコルによる着信識別で使用する自己SIPアドレスの設定 [書式] isdn sip arrive myaddress INTERFACE NUMBER SIP_ADDRESS no isdn sip arrive myaddress INTERFACE NUMBER [設定値] INTERFACE .... PBXインターフェース名 NUMBER ....... 登録番号[1..65535] SIP_ADDRESS .. SIPアドレス(以下の形式のいずれか) "sip:xxxx@yyyy" (SIP URI) "sip:xxxx" (@を含まないSIPユーザ名) "tel:xxxx" (@を含まないtel URL) [15] show accountコマンドまたはshow account ppコマンドによるPPの表示に おいて、PPPoEの設定がされている相手先については、"最後の呼"として接 続状態または切断時刻を、"インタフェース"として"PPPoE"を表示するよう 変更した。ただし、発着信回数、課金については、過去に同じPP番号に対 してISDNによる接続の設定がされていた場合には、その分も合わせて表示 する。 [16] 電話番号ルーティング機能において、自動迂回の設定した経路に対して 発呼を行い、自動迂回の条件が発生してRTV700が迂回発信を行う場合に、 デバッグレベルのSYSLOGに記録を残すようにした。 例: [CA] Detour call to line NNNN (NNNNは相手先電話番号) [17] かんたん設定ページにおいて、 ・インターネット電話帳を新規登録した後の画面 ・ファイアウォール(IPフィルタ)を新規登録した後の画面 の画面に[追加]ボタンを表示させるようにした。 [追加]ボタンを押すと、それぞれの設定の新規登録画面が表示される。 ■バグ修正 [1] SIP機能において、以下のURIで示されているSIPにおける脆弱性の問題に 対応した。 http://www.cert.org/advisories/CA-2003-06.html [2] インターネット電話機能において、SIPの着信時にPBXポートに繋がったネ ームディスプレイ対応機器でネームディスプレイの内容が表示されないバ グを修正した。 [3] scheduleコマンドが実行されないことがあるバグを修正した。 [4] かんたん設定ページにおいて[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELnポー トの設定]-[電話機対応機能設定]ページの「フッキングとオンフックを区 別するための判定時間」の設定で、設定可能範囲(0.5〜2秒)を越えた値を 設定しようとした時に、設定エラーとなるはずが「設定を変更しました」 と表示されるバグを修正した。 表示上のみの問題で、誤って設定されることはない。 [5] 電話番号ルーティングの設定をして、かつ、プレフィックス設定をコマン ドで変更した場合、かんたん設定トップページの各ポート毎のプレフィッ クスが正しく表示されないことがあるバグを修正した。 表示上の問題で、発信時の動作には問題ない。 [6] audio echo-canceller nlp thresholdコマンドの日本語のヘルプ文が正し く表示されないバグを修正した。 [7] かんたん設定ページにおいて、「ぷらら(法人サービス限定)」のIP電話サ ーバを登録した時、トップページの[VoIP]欄にキャリア名が表示されない バグを修正した。 [8] 電話番号ルーティング機能において、入力ダイヤルの指定と、出力ダイヤ ルの指定の桁数が同じ場合に、LINE迂回発信時のダイヤル番号が出力ダイ ヤル番号の指定通りに置き換わらず、入力ダイヤル番号のまま発信してし まうバグを修正した。 例: analog call route 1 050* 053* server=7 053* line と設定している場合に、LINE迂回時には050xxxxが053xxxxに代わって発信 するはずが、050xxxxのまま発信してしまっていた。 [9] IPsecで、対向のセキュリティゲートウェイへの経路を静的にフィルタ型 経路で指定していると、IPsecで暗号化するパケットをファストパスで処理 する場合にフィルタ型経路を正しく評価できず、必ず一番最初に記述した ゲートウェイに送信してしまうバグを修正した。 [10] audio echo-canceller nlp thresholdコマンドのヘルプ文にデフォルト 値が書かれていないバグを修正した。 [11] SIP機能において、FromヘッダまたはToヘッダに256バイトを越える文字 列の設定されたSIPパケットを送受信すると、その後の動作が不安定になる ことがあるバグを修正した。 [12] 電話番号ルーティング機能において、相手先と接続している状態で、 pp disableコマンドにより相手先を使用できないように設定した後に disconnectコマンドにより切断すると、その後、PBXポートからVoIP通話で 発信が失敗しても公衆回線に迂回しないことがあるバグを修正した。 [13] PPTP接続で、ppp ccp no-encryption rejectと設定されているときに、 IPCPなどCCP以外のNetwork Control Protocolsのネゴシエーションが失敗 しても接続を拒否しないようにした。 ppp ccp no-encryption rejectと設定されているときにMac OS X 10.3との 間でPPTP接続ができない問題が解消される。 [14] RFC2637で規定されていないPPTPメッセージを受信したとき、および、 PPTPのコネクションを終了したときに、不正なメモリにアクセスしてリブ ートすることがあるバグを修正した。 [15] ファストパスでSMTPプロトコルの動的フィルタを使用したときに、SMTP コネクションが正常に終了しても、動的フィルタの管理するコネクション として長時間生存し続けるバグを修正した。 SMTPコネクションの生成と消滅が数多く発生する場合には、システムの処 理性能が低下して、内部リソースの枯渇によりリブートすることがあった。 [16] no analog extension dial prefixコマンドのコマンドヘルプの誤記を修 正した。 [17] かんたん設定ページにおいて、キャリア対応のIP電話サーバを複数個設 定して、かつ、電話番号ルーティングを使用する設定にしたときに、 ・電話番号ルーティングを使用しない設定に変更することができない。 ・電話番号ルーティングの設定を適用しなおす、を実行すると電話番号ル ーティングの設定が削除されて、再設定されない。 という2つのバグを修正した。 IP電話サーバの設定数が以下の条件を満たす場合にのみ発生していた。 +--------------+--------------+--------------+ | フュージョン | KDDI | ぷらら | +--------------+--------------+--------------+ | 4つ以上 | 7つ以上 | 7つ以上 | +--------------+--------------+--------------+ [18] IPsecで、対向のセキュリティゲートウェイへの経路がフィルタ型経路に なっている時に、ノーマルパスで扱うパケットが正しいゲートウェイを選 択できず、フィルタで示されるのとは異なるゲートウェイに転送されるこ とがあるバグを修正した。 [19] アナログ機能において、PBダイヤルインの設定がされているTELポートに 着信したときに、PBダイヤルイン信号の送出中に電話機でオンフックする と、着信状態であるにも関わらず、TELポートは復極して呼び出し中状態で はなくなるバグを修正した。 本修正前は、発信側ではリングバックトーンが鳴り続けていた。 [20] ip routeコマンドで複数のゲートウェイを設定している静的経路で、先 頭のゲートウェイの状態がhideになっているが、後続のゲートウェイが有 効でパケットを転送できる状態であるという設定になっていても、起動直 後にその経路が動的経路プロトコルで配布されないバグを修正した。 経路の設定を変更すると、経路が配布されるようになる。 [21] 着信可能なTELポートが存在しない状態でVoIP機能で着信したときに、発 信側では"CALLEE ERROR"、着信側では"REJECTED BY CALLEE"という異なる 理由が記録されるバグを修正した。 本修正後は、発信側も着信側も"REJECTED BY CALLEE"が記録される。 [22] nat descriptor masquerade staticコマンドで指定した内側IPアドレス の機器から外部の機器に対してtracerouteが実行できないバグを修正した。 ICMPパケットのデータ部分に設定されているIPヘッダ部分がIPマスカレー ドで変換されていなかった。 [23] PPTP接続において、現在接続中の同じ相手から再び Outgoing-Call-Request、または、Incoming-Call-Requestを受信したとき に、正常に通信できなくなるバグを修正した。 本修正後は、現在の接続を強制的に終了するようにした。 [24] かんたん設定ページで操作を行ったときに、不正なメモリをアクセスし て、その後の動作が不安定になることがあるバグを修正した。 以下の操作を行ったときに現象が発生していた。 ・[詳細設定と情報]-[システム情報のレポート作成]ページを開く ・ブロードバンド回線自動判別機能を実行させる ・[詳細設定と情報]-[自動接続先/複数プロバイダ接続の設定]から[メー ル専用のプロバイダ選択]を選択して、[メール以外の接続先プロバイダ] にプロバイダを指定せずに登録する ・ネットボランチDNSが一回も設定されていない状態で[詳細設定と情報]- [ネットボランチDNS ホストアドレスサービス]、または、[電話の設定]- [VoIPの設定]-[ネットボランチDNS 電話アドレスサービス]ページを開く ・DNSサーバにIPアドレスを指定した端末型/ネットワーク型プロバイダを 削除する ・PPTP/IPsec接続の登録を行う ・PPTP-LAN間接続でPPTPクライアントに設定して、一回も接続していない 状態でトップページの[接続]ボタンを押す ・アナログ親機に設定されている場合に[電話の設定]-[カスケード接続(機 器間アナログ通話)の設定]ページで機器番号を[未設定]から新規に登録 する ・IPv6/IPv4同時接続(プラグ・アンド・プレイ機能)を行うADSL接続を登録 する ・[電話の設定]-[VoIPの設定]-[VoIPの共通設定]) で「接続プロバイダ」 を変更する ・[ISDN回線によるネットワーク型LAN間接続]設定を登録する ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELnポートの設定]-[電話機対応機能 設定] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[フレックスホンの共通設定]で「設定 の確定」ボタンを押す ・ネットボランチDNSの電話アドレスを取得する ・[詳細設定と情報]-[LANの設定]で、LAN/WANアドレスをDHCPクライアント に設定する ・[詳細設定と情報]-[メール確認・通知機能の設定]-[メールの着信確認と メール転送機能]からメールの着信確認/転送の設定と「メール着信確認 とメール転送条件」の設定をした状態で、[詳細設定と情報]-[メール確 認・通知機能の設定]-[メールの着信確認とメール転送機能]ページから メールサーバの修正画面を表示する ・管理パスワードを設定した状態でかんたん設定ページを開く [25] analog mp priorコマンドによりMP接続で使用しているBチャネルが電話 発着信ときにも切断されないように設定されているときに、MP接続でBチャ ネルを2つとも使用している状態で電話着信すると、着信を拒否するときに 誤った切断の理由を通知するバグを修正した。 本修正前は、発信側にはビジートーンが流れずに、着信側に通信できる機 器が存在しないというアナウンスが流れていた。 [26] かんたん設定ページでプロバイダ情報を設定したことにより設定されたデ フォルトルートを削除したあとにWindows MessengerとのUPnPの通信を行う と、不正なメモリをアクセスして、その後の動作が不安定になることがある バグを修正した。 [27] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[VPN接続の設定]-[IPsecを使用 したネットワーク型 LAN間接続VPN]の設定画面で[認証アルゴリズム]の選 択肢の用語の綴りが間違っているバグを修正した。 [28] IPv6のIPsecにおいて、ipsec ike local addressコマンドを設定してい ないときに、AHのトンネルモードで通信できないバグを修正した。 [29] かんたん設定の[詳細設定と情報]-[料金情報の表示]から、各アナログポ ートの料金情報を手動でクリアすると、その後SIPの発着信ができなくなる バグを修正した。 コンソールからclear account analog Nコマンドを実行した場合は発生し ない。 [30] show logコマンドまたはless logコマンドにおいて、コマンドを実行中 に何もキー入力を行わずに、ログインタイマがタイムアウトしてログアウ トするということを3回繰り返すと、その後、show log/less logコマンド を実行しても何もログが表示されくなるバグを修正した。 show logコマンドの場合は、画面の最終行に「---つづく---」あるいは 「---more---」が表示されている状態で、less logコマンドの場合は、最 終行に「:」が表示されている状態でログインタイマがタイムアウトしたと きに現象が発生していた。 この問題はRev.8.00.39以降のファームウェアで発生している。 [31] アナログ機能において、TELポートの話中着信を許可する設定にしている と、VoIP通話中にISDN回線経由で着信すると、話中着信の呼に切り替える ことができないにも関わらず話中着信音が鳴るバグを修正した。 この問題はRev.8.00.53以降のファームウェアで発生している。 [32] メール着信確認機能、メール転送機能、または、メール通知機能を実行 したときに、不正なメモリをアクセスして、その後の動作が不安定になる ことがあるバグを修正した。 [33] かんたん設定ページで以下の設定を行った場合、[詳細設定と情報]- [IPv6の設定]-[IPv6ファイアウォール機能の設定] でセキュリティレベル を2に設定しても、セキュリティレベルの選択肢が"セキュリティレベル1" と表示されるバグを修正した。 ・[CATVインターネット、またはPPPoEを用いない端末型ADSL接続]のプロバ イダを登録する ・[IPv6プレフィックスの設定] にIPv6アドレスを手動設定、またはDHCPv6- PD機能を使用する ・利用するプロバイダにWANポート(LAN2)を指定 表示上の不具合で、IPv6フィルタは正しく設定される。 この問題はRev.8.00.53以降のファームウェアで発生している。 [34] IPマスカレードで、外部のホストからIPマスカレードの外側IPアドレス に対してpingを打つと、ICMPに対する静的IPマスカレードが設定されてい ない限りは、ルータ自身が返事を返してICMPパケットは内側へは転送しな い仕様だが、特定の場合に、ICMPパケットを内側へ転送するバグを修正し た。 IPマスカレードで、内側から外部のホストへpingを実行して、それにより 生成された変換テーブルが残っている状態のときに、その外部のホストか らIPマスカレードの外側IPアドレスへpingを実行すると、ICMP ECHOパケッ トのIDの値が変換テーブルの変換後の値(show nat descriptor addressコ マンドで「マスカレード」項に表示される値)と一致していると、変換テー ブルに従ってパケット変換を行い、内側のホストにパケットを転送してし まっていた。 そのため、内側のホストがpingに返答しない設定になっている、あるいは、 内側のLANインタフェースがダウンしているなどの場合に、外部のホストか らのpingに返事が返せない状態になっていた。 [35] NATを適用したインタフェースを通ってSIPサーバに登録するREGISTERリ クエストを送信した場合に、受信したレスポンスの登録有効時間を認識で きないバグを修正した。 本修正前は、SIPサーバから指定された登録有効時間には従わずに、 sip server register timerコマンドで設定した値で更新していた。 この問題はRev.8.00.53以降のファームウェアで発生している。 [36] かんたん設定ページにおいて、端末型プロバイダ接続の設定を複数個登 録して、かつ、PPTPを使用したLAN間接続VPN(PPTPクライアント)を登録し たときに、自動接続先ではない端末型プロバイダ接続が通信中の状態では、 かんたん設定トップページのPPTPクライアントの[接続]ボタンを押しても、 PPTP接続ができないバグを修正した。 [37] システム全体の処理負荷が高いときに、TELポートからの電話発信ができ ないことがあるバグを修正した。 発信可能な状態でオフフックしても、ビジートーンが鳴っていた。 [38] システム全体の処理負荷が高いときに、PBXポートに対する着信を繰り返 すと、PBXポートへの着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [39] システム全体の処理負荷が高いときに、一般回線またはSIPへの発信を繰 り返すと、その経路への発信ができなくなることがあるバグを修正した。 [40] カスケード接続の構成で使用したときに、通話開始直後に切断する操作 を繰り返すと、電話の発着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [41] 電話機能において、TELポートの通話の接続や切断のタイミングによって は、その後TELポートが使えなくなってしまうことがあるバグを修正した。 [42] システム全体の処理負荷が高いときに、VoIP通話の発信直後にオンフッ クする操作を繰り返すと、その後、VoIP通話の発着信ができなくなること があるバグを修正した。 [43] アナログ機能において、高負荷時の発着信を繰り返すと、主にカスケード 子機のPBXポートのBch LEDが点灯しっぱなしとなり、通話にも使用できなく なることがあるバグを修正した。 この状態になると、カスケード親機の通話が片通話になる現象も発生する。 [44] システム全体の処理負荷が高いときに、カスケード接続の構成で子機と して使用してVoIP通話の発信しようとすると、ビジートーンが鳴り、発信 出来ないことがあるバグを修正した。 [45] システム全体の処理負荷が高いときに、カスケード接続の構成で子機と して使用して、VoIP通話の発信に対して相手が応答した直後にオンフック すると、その後の最初の発信では、オフフックしてもビジートーンが鳴り、 発信できないことがあるバグを修正した。 本修正前も、現象発生時にオンフックをすれば、その後の発信は正常に行 えていた。 [46] システム全体の処理負荷が高いときに、カスケード接続の構成で使用し て、ISDN回線経由の通話を切断した直後に、オフフックとオンフックの操 作を繰り返し行うと、ISDN回線経由で2通話ができなくなることがあるバグ を修正した。 [47] アナログ機能において、高負荷時にカスケード子機のPBXポートから親機 のISDN回線を使用してCALL PROCEEDING直後にDISCONNECTを受信するような 発信(例:間違い電話)を行うと、その後の子機PBXポートの通話において前 記発信から約30秒後に通話が切断されてしまうことがあるバグを修正した。 [48] システム全体の処理負荷が高いときに、カスケード接続の構成で親機と して使用して、子機のISDN回線経由の通話を切断すると、その切断直後は 同じISDN回線経由で電話の発着信を行うことができないバグを修正した。 [49] ISDN回線経由で電話の発信をしたときに、PROGRESSメッセージを受信す るとメモリリークするバグを修正した。 [50] TELポートに対してPBダイヤルイン情報を出力すると、メモリを不正にア クセスしてシステムが不安定になる可能性があるバグを修正した。 [51] かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[IP電話サーバの設定] から「その他のIP電話サーバ」を設定をする時に、「sip-session-timer」 を使用する設定にしてもコマンドが正しく設定されないバグを修正した。 この問題はRev.8.00.56以降のファームウェアで発生している。 [52] アナログ機能において、一般回線に対するプレフィックスを「なし」以 外に設定していると、網の着信転送が起動できないバグを修正した。 本修正後は、着信転送先の番号はプレフィックスを含む番号を設定するこ ととし、#が入ったプレフィックスを含む転送先番号を設定可能とした。 修正後のanalog supplementary-service call-deflection addressコマン ドの書式は以下の通りである。 ○着信転送先アドレスの設定 [書式] analog supplementary-service call-deflection address PORT ISDN_NUM[/SUB_ADDRESS] no analog supplementary-service call-deflection address PORT [設定値] ・PORT 1 .... TEL1ポート 2 .... TEL2ポート ・ISDN_NUM ... プレフィックスを含んだISDN番号 ・SUB_ADDRESS .. サブアドレス(0x21から0x7eのASCII文字) [説明] プレフィックスを含む形式で着信転送先を登録する。 転送先のISDN_NUMに#を含むプレフィックスを記述する場合、および #を含むサブアドレスを記述する場合、ダブルクォーテーション(") で括って指定する。 [ノート] 網提供のフレックスホンによる着信転送では、サブアドレスの指定は 無効となる。 [デフォルト値] なし [電話機からの設定] 機能番号 56 [*][#][5][6][PORT][ISDN_NUM][[*][SUB_ADDRESS]][#] [PORT] [1] / [2] .. TEL1ポート / TEL2ポート [*] .. 設定を行っているTELポート [ISDN_NUM] ... プレフィックスを含んだISDN番号 [SUB_ADDRESS] .. サブアドレス [53] プレフィックスとして「N#11」(N=0〜9)を設定しているときに、TELポー トから「N#11」に続いて0か8か9のいずれかをダイヤルすると、相手先番号 として、それぞれ0か8か9で発信してしまうバグを修正した。 本修正に伴い、以下のプレフィックスを設定するコマンドの2桁目「#」に 続く数字が「1」または「11」は設定できないように制限する。 ・analog extension dial prefix line prefix ・isdn dial prefix 例:以下の設定はできなくなります。 analog extension dial prefix line prefix="1#1" analog extension dial prefix line prefix="1#11" isdn dial prefix nt-bri1 line prefix="1#1" isdn dial prefix nt-bri1 line prefix="1#11" [54] 電話番号ルーティングの経路テーブル、または経路情報として最大登録 可能件数を越えて設定すると、メモリリークするバグを修正した。 [55] 複数台のRTV700がカスケード接続された構成において、子機側に以下の コマンドを設定した状態で isdn local address nt-briN isdn dial prefix nt-briN isdn sip arrive myaddress nt-briN 子機の設定を子機モードから単独動作モードにしてカスケードから切り離 すたびに、親機側でメモリリークするバグを修正した。 [56] カスケード接続の複数の機器にISDN回線が接続され、かつそのうちの1つ の回線にバス接続で他のISDN機器が接続されている構成において、他の機 器で回線を使用している状態でアナログの擬似フレックスホン機能を使用 し、話中の発信操作を行うと、対向と繋がった後にフッキングによる擬似 フレックスホンの動作切り替え操作ができなくなることがあるバグを修正 した。 [57] データ通信で1B使用中、ISDN着信に対し転送失敗時の切断理由がビジー の設定で擬似の即時着信転送動作を行い、他に着信できるTELポートがない 場合、発信側がビジーとならず、「お客様と通信できる機器が〜」という 網のトーキが聞こえてしまうバグを修正した。 この問題はRev.8.00.31以降のファームウェアで発生している。 [58] 稀にTCPの静的IPマスカレードが動作しなくなるバグを修正した。修正前 でも動作しなくなった静的IPマスカレードの設定を再び投入すると正常な 状態に復帰していた。 [59] ISDNのPP Anonymousでの名前による認証で、pp auth usernameコマンド にclid句を指定して発番号認証を利用するようにしている場合に、ユーザ 名は正しいが、発番号が正しくないという着信を受けた時には、通常なら ば発番号認証を最初に行うために、ISDN回線自体が接続されることがない。 しかし、PP Anonymous以外のPPにpp auth uesrnameコマンドが設定されて いると、発番号認証が適切に行われず、ISDN回線が接続され、PPPのPAP/ CHAPの手順まで処理が進んでしまうバグを修正した。 PPPのPAP/CHAPの手順まで処理が進んでしまっても、そこで改めて発番号認 証がチェックされるので、通信できるようになることはない。 [60] nat descriptor masquerade staticコマンドを実行するたびにメモリリ ークが発生するバグを修正した。設定を保存し、再起動すればメモリリー クは起きないが、動作中にコマンドを実行したり、TFTPで設定を送り込ん だりした時に発生する。 [61] アナログ機能において、ISDN回線での通話時、ISDN回線対向からの切断 と、TELポートにおける操作の交錯が発生すると、システムが不安定となり、 リブート等が発生することがあるバグを修正した。 [62] カスケード接続時の機器番号に「9」を設定した機器から電話の発信をし たとき、かんたん設定トップページの各ポートの使用状態が正しく表示さ れないバグを修正した。 [63] かんたん設定ページの以下の画面で、登録するプロバイダを何も選択し ないまま「次へ」ボタンを押した時に表示されるエラー画面でヘルプボタ ンを表示させないようにした。 ・[詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]-[設定]-[追加]ボタンを押し た画面 ・[詳細設定と情報]-[VPN接続の設定]-[設定]-[追加]ボタンを押した画面 修正前はヘルプボタンが表示されていて、そのボタンを押しても何も表示 されないページが表示されていた。 [64] PPTPメッセージの後ろにデータが含まれるIPパケットをPPTPパススルー 機能で処理したときにリブートすることがあるバグを修正した。 複数のPPTPメッセージが1つのIPパケットに含まれている場合には、最初の PPTPメッセージのみが処理される。 [65] interface resetコマンドのコマンドヘルプでPBXポート(nt-bri1、 nt-bri2)が表示され、コマンド入力もできてしまうバグを修正した。 [66] snmp trap send linkdownコマンドのコマンドヘルプにPBXポート (nt-bri1、nt-bri2)が表示されるバグを修正した。コマンド入力はできな い。 この問題はRev.8.00.53以降のファームウェアで発生している。 [67] アナログ機能において、網のフレックスホンにおける通信中転送または 三者通話のダイヤル操作をTEL1、TEL2両方で同時に行うと、片方のTELポー トがビジートーンになり、その後のオンフック後の呼び返しで保留呼と繋 がらなどの異常動作となるバグを修正した。 [68] pingのパラメータ指定を誤って入力するとリブートすることがあるバグ を修正した。 [69] show status analogコマンドにおいて、カスケード接続時、内線通話で 複数のTELポートを呼び出し中の呼び出し側表示が、1つのTELポートしか呼 び出していないように表示されるバグを修正した。 また、カスケード接続の親機においては、対向の機器番号も表示するよう にした。 [70] プロトコルのニーモニックにdomainを指定して動的フィルタを使用した ときに、TCPのDNSメッセージがフィルタで破棄されるバグを修正した。 DNSサーバ間のゾーン転送が行えない現象が発生していた。 [71] SIP-NAT機能において、末尾にCRLF(改行コード)が無いSIPパケットを受 信すると、そのパケットを不正に書き換えてしまうバグを修正した。 [72] PBXポートから公衆網へ対して発信が失敗したときに、網から表示される 理由表示値が履歴として残らないバグを修正した。 [73] 電話番号ルーティング機能において、一般回線への発信を禁止している PBXポートから電話番号ルーティングを使用して発信を行ない、SIP発信に 失敗した場合、発信した電話機が無音となり、その後の動作が不安定にな ってリブートしたりすることがあるバグを修正した。 [74] 電話番号ルーティング機能において、一般回線への発信を禁止している TELポートから電話番号ルーティングを使用して発信を行ない、SIP発信に 失敗した場合、一般回線へ発信してしまうバグを修正した。 本修正後は、上記動作では一般回線への発信は行わず、TELポートはビジー トーンになる。 [75] アナログ機能において、プレフィックスが存在しないダイヤル番号をダ イヤルしたときに間違ったsyslogが表示されるバグを修正した。 この問題はRev.8.00.56以降のファームウェアで発生している。 [76] 動的フィルタでFTPのコネクションを管理するとき、FTPの制御コネクシ ョンで通常のコマンドとは異なるデータを送受信すると、メモリを過剰に 消費し、最悪のケースでは、ルータがリブートするバグを修正した。 [77] システムの処理負荷が高い状態でVoIP通話をしたときにリブートするこ とがあるバグを修正した。 カスケード接続の構成で親機として使用したときに、現象が発生する確率 が高かった。 この問題はRev.8.00.39以降のファームウェアで発生している。 [78] ルータ自身宛のICMPv6パケットを受信した時に、まれにルータ内部のタ イマの一部が停止してしまい、以下のような現象になるバグを修正した。 ・NAT、ARPテーブルの各エントリのTTLが減らなくなる。 ・LANインタフェースのリンク状態の変化を検知できなくなる。 この問題はRev.8.00.53以降のファームウェアで発生している。 [79] PPPのLCP Echo Replyを受信した時に、データ部の確認を行わないように 変更した。 RFC1661では、LCP Echo Replyのデータ部には必ずしもLCP Echo Requestの データ部がコピーされていなくてはいけないわけではないが、コピーされ ているものと仮定した動作になっていた。そのため、データ部をコピーし ないような装置と接続した時に、LCP Echo Request/Replyを利用したキー プアライブが機能していなかった。 [80] show status bri1コマンドで表示されるBRI1(data)の料金情報の発信回 数に、PPPoE接続の発信回数が誤ってカウントされるバグを修正した。 [81] show account bri1コマンドで表示されるBRI1(analog)の料金情報の発信 回数に、SIP接続の発信情報が誤ってカウントされるバグを修正した。 [82] BRI1の料金情報をクリアする際に、PPPoEとSIPの通信履歴も誤ってクリ アするバグを修正した。 [83] 以下のコマンドが正しく動作しないバグを修正した。 show account pp PEER_NUM clear account pp PEER_NUM [84] clear account analogコマンドで、関連する通信履歴がクリアされない バグを修正した。 [85] SNMPホストに対して、LAN1のリンク速度を実際に設定されている速度に 関わらず常に100Mで報告してしまうバグを修正した。 [86] PBXポートからSIP失敗(7.5秒)してISDN(BRI)に迂回発信する場合に、PBX ポート側の端末が先にタイムアウトしていしまい、自動迂回が失敗するこ とがあるバグを修正した。 [87] isdn remote addressコマンドで、callまたはarrive以外の文字列をキー ワードに指定したときに、入力エラーにならず、callキーワードが指定さ れたものとして動作するバグを修正した。 [88] 電話番号ルーティング動作により番号変換が行われISDNへ迂回する場合 に通話が確立された状態においてshow status voice callコマンドで表示 される相手番号が、変換前の番号の桁数分しか表示されないバグを修正し た。 [89] PBXポートからISDN回線への発信時、[*]を含む着番号情報が通知された 場合に、ログには[*]以降が着サブアドレスとして表示されるのに対し、実 際には[*]以降の情報が網に通知されていないバグを修正した。 この修正後は、PBXポートからの着番号に[*]が含まれる場合、[*]を含めて 着番号として網に通知される。着サブアドレスを指定する場合はPBXポート に繋がった機器から着サブアドレス情報として通知する必要がある。 [90] アナログ機能において、TELポートのPAD設定が一度通話した後でないと 反映されないバグを修正した。また、TELポートにおけるモデム・ダイヤル イン、ナンバー・ディスプレイ、ネーム・ディスプレイ動作後、通話状態 に至らずにダイヤル・インをPB方式に変更した場合、ダイヤル・インが正 常に動作しないバグを修正した。 [91] SNMP機能において、ip.ipAddrTable.ipAddrEntry以下のMIB変数が、IPア ドレスが付与されているインタフェースのリンク状態によって、値を返せ ないことがあるバグを修正した。 以下の状況で値が返せず、エラーを返していた。 +-----------------------+--------------------------------------------------+ |インタフェースの種類 |アクセス方法 |値を返せないリンク状態 | +-----------------------+---------------+----------------------------------+ |LANインタフェース |GetRequest |リンクアップしていると値が返せない| | +---------------+----------------------------------+ | |GetNextRequest |リンクダウンしていると値が返せない| +-----------------------+---------------+----------------------------------+ |PPインタフェース |GetRequest |リンクダウンしていると値が返せない| | |GetNextRequest | | +-----------------------+---------------+----------------------------------+ なお、PPインタフェースについては、snmp yrifppdisplaymib2コマンドの 設定がonになっているか、あるいはoffの場合でもpp bindコマンドで物理 インタフェースが決定している状態でないと値が返らないのは仕様である。 [92] SNMP機能において、ip.ipAddrTable.ipAddrEntryとして、トンネルイン タフェースに付与したIPアドレスの情報を返せないバグを修正した。 [93] PPTPやTelnet等のTCPアプリケーションがルータに接続したときに、ルー タの動作が不安定になったり、リブートすることがあるのを修正した。 多くのTCP接続を同時に受けたときに起こりやすい。 [94] アナログ機能において、着信ベル鳴動モードを「全てのTEL/PBXポートで 鳴動させる」設定にしてある場合で、PBXポートに接続しているISDN端末が 例えば通信拒否などの理由表示を含むRELCOMPで応答した後、TELポートに よる接続後切断すると、PBXポートで受信した 理由表示値がINFOレベルのSYSLOGおよび通信履歴の理由表示として表示さ れてしまうバグを修正した。 [95] VoIP機能において、no sip serverコマンドを連続して入力すると、コン フィグ上からコマンドが削除されているにも関わらず、REGISTERの送信が 続いてしまうことがあるバグを修正した。 [96] アナログ機能において、複数のTELポートに即時着信転送設定がなされて いるおり、そのTELポートの着信優先順位が全て同一でない場合に、転送が 行なわれないことがあるバグを修正した。 [97] かんたん設定において、[PPPoEを用いた端末型ADSL接続]の設定を初めて 登録する場合、[接続先の宛先情報]に「プライベートアドレスのネットワ ーク」または「その他」を設定すると、デフォルトゲートウェイに対して も経路が設定されてしまうバグを修正した。 2つ目以降に設定する場合は正しく設定されるため、プロバイダを登録する 順番によって異なるconfigが生成されてしまっていた。 [98] 電話番号ルーティング機能において、TELポートからSIP発呼失敗後一般 回線へ自動迂回するダイヤルの発呼を行ない、SIPへの発信が失敗し、かつ 空いているISDN回線が存在せずビジートーンが鳴った場合、その状態で更 にダイヤル操作を行なうことによって、発呼動作が行うことができ、繰り 返し行なうことで発着信ができなくなってしまうバグを修正した。 [99] VoIP機能において、ダイヤル・インの設定があるTELポートに対する着信 の直後に発呼側から切断する、という操作を繰り返し行なうと、VoIPの発 着信ができなくなることがあるバグを修正した。 [100] アナログ機能において、高負荷状態で電話の発信を頻繁に繰り返すとメ モリリークを引き起こし使用可能なメモリエリアが減少してルータ機能の 低下やリブートを誘発するなどの障害が発生するバグを修正した。 [101] アナログ機能において、高負荷の状態での発着信を繰り返し行なうこと によって、リブートしてしまうことがあるバグを修正した。 [102] アナログ機能において、高負荷の状態での発着信を繰り返し行なうこと によって、TELポートをオフフックしても無音になり、発着信できなくなる ことがあるバグを修正した。 [103] カスケード接続機能において、アナログ親機の状態から単独動作に変更 した後の約10秒以内にISDN回線に着信すると、その後ISDNの着信ができな くなることがあるバグを修正した。 [104] ファストパスの通信負荷が高い時に、時計が遅れたり、IPsecのSAの寿 命が長くなるように見えることがあるバグを修正した。 [105] ネットボランチDNS機能において、以下のバグを修正した。 ・ネットボランチDNSの登録に成功した場合、コンソールに取得したホスト アドレス、または電話アドレスが文字化けして表示されることがあった バグを修正した。 ・ネットボランチDNSで、netvolante-dns delete go HOSTNAMEコマンドで ホスト名を指定して削除した場合、リブートなどが発生する可能性があ ったバグを修正した。 [106] 高負荷状態で電話の発信を頻繁に繰り返すと全てのルーター機能が停止 して使用できなくなったり、リブートするなどの障害が発生するバグの一 要因を修正した。 以上