Revision : 08.00.31 Release : Dec 2003, ヤマハ株式会社 RTV700 Rev.8.00.31 リリースノート ====================================================================== ○ Rev.8.00.23 からの変更点 ====================================================================== ■機能追加 [1] TELポートに接続したPB式の電話機からの操作により、HTTPサーバを経由し たファームウェアのリビジョンアップができるようにした。 HTTPサーバへ接続するためのインターネット接続環境や接続設定は既に済ん でいる必要がある。 これに伴い、本機能を許可するかどうかを指定するコマンドを追加した。 ○TELポートに接続されたPB式電話機からの実行方法 [機能番号] 020901 [実行方法] 1) 受話器を上げる。 2)「*」「#」「0」「2」「0」「9」「0」「1」をダイヤルする。 3)「#」をダイヤルするとリビジョンアップが開始され、受話器から 一定周期でリビジョンアップ中を通知する音が鳴り続ける。 4) 完了までには数分かかる。 5) 正常終了時は「ピーー」音の後、自動的に再起動し、失敗時は 「ピー、ピー」音で通知される。 [説明] リビジョンアップ中に受話器を置くことでリビジョンアップを中止でき るが、既に書き込み動作に入っている場合は中断できない。 TELNETやシリアルコンソールでもリビジョンアップの状況を確認できる。 HTTPサーバへの接続はhttp revision-upコマンドの設定に従って行われ る。内蔵のどのTELポートからも実行可能である。 PBXポート搭載機において、PBXポートに接続された機器からは実行でき ない。 ○電話機からのリビジョンアップ操作を許可するか否かを設定するコマンド [入力形式] analog http revision-up permit SW [パラメータ] ・SW on ... 電話機からのリビジョンアップ操作を許可する off ... 電話機からのリビジョンアップ操作を許可しない [デフォルト値] on [2] [プロバイダ情報の設定]からプロバイダを登録する場合、新規登録プロバイ ダの接続型を選択する画面に「IPv6/IPv4同時接続(プラグ・アンド・プレイ 機能)を行うADSL接続」を追加した。 この接続型は、ブロードバンド回線自動判別により識別することができない。 [3] IP電話対応機能で、先頭に184/186を付加してダイヤルして発信したときに、 RFC3325またはdraft-ietf-sip-privacy-01に従って、相手に発信者番号通知 の可否を通知できるようにした。 ○先頭に付加された184/186をどのように取り扱うかを指定する。 [入力形式] sip server privacy NUM SW [rfc3325] [パラメータ] ・NUM ... サーバの登録番号 (1-65535) ・SW off ... ダイヤルされたそのままの番号で発信する always-off ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 常に「通知」で発信する always-on ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 常に「非通知」で発信する default-off ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除 き、184が付加されている場合には「非通 知」で、それ以外の場合には「通知」で発 信する。 default-on ... ダイヤルされた番号から184/186を取り除き、 186が付加されている場合には「通知」で、 それ以外の場合には「非通知」で発信する。 [説明] ダイヤルされた番号の先頭に付加された184/186をどのように取り扱 うかを指定する。 パラメータrfc3325を省略した場合は、draft-ietf-sip-privacy-01に 従って、パラメータrfc3325を追加した場合にはRFC3325に従って、ダ イヤルされた番号を処理する。 [デフォルト値] off [4] IP電話対応機能で、発信者番号非通知の設定での着信または公衆網からの着 信を受けたときに、ナンバーディスプレイ機能として、それらの情報を表示 できるようにした。 [5] アナログポートからのダイヤル時に、特定のプレフィックスによる発呼経路 を設定できるようにした。 ○アナログポートからの特定のプレフィックスによる発呼経路の設定 [入力形式] analog extension dial prefix [port=PORT] ROUTE [server=SERVER_NUM [phone]] [prefix="PREFIX"] no analog extension dial prefix [port=PORT] ROUTE [[server=SERVER_NUM [phone]] [prefix="PREFIX"]] [パラメータ] ・PORT 1 ... TEL1ポート 2 ... TEL2ポート ・ROUTE line ... ISDN回線でかけるためのプレフィックス設定 sip ... VoIP(SIP)でかけるためのプレフィックス設定 netvolante ... ネットボランチ電話番号へかけるためのプレフ ィックス設定 ・SERVER_NUM ... ダイヤルした番号を埋め込むサーバ ・phone ... 宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込む ・PREFIX 入力なし ... プレフィックスなし '0'から'9'までの数字または'#'(2桁目のみ) ... プレフィックスに対する設定(最大4桁) [説明] アナログポートからのダイヤル時に、特定のプレフィックスによる発呼 経路を設定する。 プレフィックスが既に他の経路に設定されている場合、新しく設定した 経路が有効となり、以前の経路は削除される。 PORTを設定すると、選択されたTELポートのみに対してプレフィックス と発呼経路の関係が設定される。 発呼時には、TELポートごとに設定されたプレフィックスと、TELポート 全体に設定されたプレフィックスの両方を検索し、プレフィックスの一 致した設定経路に対して発呼動作を行う。 もし複数の経路情報が合致した場合には、プレフィックスの桁数が最も 大きいものを選択して経路を決定する。 SERVER_NUMを設定すると、sip serverコマンドによるサーバ設定におけ るSIP_URIのユーザ名部分をダイヤルした番号に置き換えてSIPの発呼を 行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んでSIPの 発呼を行う。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 [ノート] SERVER_NUM, phoneはSIPサーバ対応時に有効になるパラメータ [デフォルト値] なし [6] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[自動接続先/複数プロバイダ接続 の設定]で、[VoIP専用のプロバイダ選択]を設定できるようにした。 これに伴い、provider filter routingコマンドに指定可能なパラメータと してvoipを追加した。 [入力形式] provider filter routing TYPE no provider filter routing [設定値] TYPE off ... かんたん設定ページで手動接続の操作を行ったときに、 自動接続先が自動的に切り替わる connection ... かんたん設定ページで手動接続の操作を行っ たときに、手動接続している間だけ有効なデ フォルト経路が選択される。 手動接続先が切断されると自動接続先に接続 される mail ... メールとそれ以外のプロトコルの種類を区別して、 プロバイダを切り替える host ... ホスト(IPアドレス)を区別して、プロバイダを切り 替える。最大同時に2つのホストに接続する voip ... VoIPとそれ以外のプロトコルの種類を区別して、プ ロバイダを切り替える [説明] かんたん設定ページ専用の識別コマンド。かんたん設定ページで選択中 のフィルタ型ルーティングの形式を設定する。 [デフォルト値] off [7] show ip routeコマンドを拡張し、IPv4の経路数をプロトコル毎に表示した り、動的経路制御プロトコルによって得られた経路により隠されている静的 経路を表示できるようにした。 [入力形式] show ip route show ip route detail show ip route summary [説明] 何も指定しない時には、現在有効なIPv4経路を表示する。 'detail'を指定した時には、現在有効なIPv4経路に加えて、動的経路制 御プロトコルによって得られた経路により隠されている静的経路も表示 する。 'summary'を指定した時には、IPv4の経路数をプロトコル毎に合計して 表示する。 [ノート] 動的経路制御プロトコルで得られた経路については、プロトコルに応じ て付加情報を表示する。表示する付加情報は以下のようになる。 RIP: メトリック値 [8] IPv4の経路情報に変化があった時にそれをログに記録できるようにした。 [入力形式] ip route change log SW [パラメータ] SW ... on IPv4経路の変化をログに記録する off IPv4経路の変化をログに記録しない [説明] IPv4の経路情報に変化があった時にそれをログに記録するかどうかを 設定する。ログはINFOレベルで記録される。 [デフォルト値] off [9] dns staticコマンドでAAAAレコードを登録できるようにした。 ■仕様変更 [1] ISDN回線上での音声通話の機能制限を解除した。 ISDN UポートまたはS/TポートにISDN回線を接続してそこに音声通話を流す 動作が可能となる。 [2] G.729aによるISDN回線上での音声圧縮の機能制限を解除した。 ISDN UポートまたはS/TポートにISDN回線を接続してそこにG.729aで圧縮さ れた音声通話を流す動作が可能となる。 [3] VoIP機能で、FUSION IP-Phone着信時に、ナンバー・ディスプレイ情報及び PBXへの発番号情報の表示方法を変更した。 この修正のために、次のコマンドを新設し、サーバ設定毎の情報取得ルール を定義できるようにした。 ○SIPプロトコルによるインターネット電話着信時、SIPサーバ毎のナンバー ディスプレイ表示内容 / PBXポートへの発番号情報作成ルールの設定 [入力形式] sip server arrive number display server=SIP_SERVER_NUM rule=RULE [パラメータ] ・SIP_SERVER_NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) ・RULE ナンバー・ディスプレイ表示内容ルール 'as-is' ... DisplayName、SIPユーザ名の順に検索、表示でき る内容をそのまま表示。 '1' ... 1. SIPユーザ名が数字であった場合、SIPユーザ名 を使用し、 1.1 8桁未満であればそのまま表示 1.2 先頭が'0'であればそのまま表示 1.3 先頭が'81'または'+81'であれば、その部分 を'0'に置き換えて表示 1.4 その他の場合は先頭に'0'を付加して表示 2. SIPユーザ名が数字のみでない場合、 2.1 DisplayName に番号非通知の理由表示が示 されていれば、その内容を表示 2.2 DisplayName が全て数字の場合、その番号 を表示 2.3 DisplayName が数字のみでない場合、ある いはDisplayName がない場合、サービス提 供不可で非表示 '2' ... '1' のルールにおいて、2.2 においてサービス提 供不可で非表示とする [説明] SIPプロトコルによるインターネット電話着信で、自分のSIPアドレ ス帳に設定されていない相手からの着信、あるいは NetVolante 電 話番号が通知された着信でない場合に、ナンバー・ディスプレイ等 での発番号情報表示内容及びPBXインターフェースに通知される発番 号情報のルールを設定する。 [ノート] PBXポートに出力される発番号情報は、以下の例外を除いては、ナン バー・ディスプレイで表示される内容と同じである。 ・ナンバー・ディスプレイで表示できる情報がなく、TELポートに対 してサービス提供不可で非表示の情報を通知する状況では、PBXポ ートには発番号情報を通知しない。 [デフォルト値] '1' [4] かんたん設定ページで、[プロバイダ情報の設定]から「端末型フレッツ・ ISDN(ISDN回線による端末型プロバイダ接続)」の設定をしたとき、および、 [詳細設定と情報]-[基本接続の詳細な設定]から「端末型フレッツ・ISDN (ISDN回線による端末型プロバイダ接続)」、または「ISDN回線によるネット ワーク型常時接続」の設定を新規登録したときに、強制切断タイマと発信規 制が有効とならないようにした。 [5] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ファイアウォールの設定]から進 んだ各インタフェースに関するファイアウォール設定用の画面で、設定済み のフィルタの内容を修正できるようにした。 [6] analog arrive without-calling-number コマンドの[OPTION]を最大3つまで 指定できるようにした。 [入力形式] analog arrive without-calling-number PORT TYPE [OPTION ...] no analog arrive without-calling-number PORT [パラメータ] PORT ..... 1 ... TEL1ポート 2 ... TEL2ポート TYPE ..... permit ... 発番号情報なし着信を許可する reject ... 発番号情報なし着信を拒否する OPTION ... all ... すべての着信を対象にする public-telephone ... 本設定を公衆電話からの着信に 限定する rejected-by-user ... 本設定をユーザによる通知拒否 の着信に限定する service-unavailable ... 本設定を表示圏外からの着信 に限定する 省略時は all と同じ [説明] 指定したアナログポートの発番号情報なしの着信を、指定した非通知理 由により許可するか否かを選択する。 [デフォルト値] TYPE = permit OPTION = all [7] PBXポートへ非通知理由表示が通知できるようにした。 [8] WANポートのコネクタ抜け時のエラーコード(864)を追加した。 かんたん設定にも対応させた。 かんたん設定ヘルプの切断コード表に864を追加した。 [9] 以下のコマンドを作成し、従来デバッグレベルで出力されていたsyslogをこ のコマンドがONのときだけ出力するように変更した。 [入力形式] upnp syslog SW [パラメータ] SW ... on UPnPのsyslogを出力する ... off UPnPのsyslogを出力しない [説明] UPnPのsyslogを出力するか否かを設定する。デバッグレベルで出力され る。 [デフォルト値] off [10] IP電話対応機能で、発信者番号非通知の設定での着信または公衆網からの 着信を受けたときに、ナンバーディスプレイ機能として、それらの情報を表 示できるようにした。 [11] かんたん設定ページの[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定] -[着信機能設定]で「発番号なしの着信を許可する/しない」設定をできる ようにした。 ■バグ修正 [1] ネットボランチDNSの自動更新に失敗した後にnetvolante-dns goコマンドで 手動更新を実行しようとしても、「他のプロセスがネットボランチDNSを処 理中です」とエラーになってしまい、手動更新ができなくなってしまうバグ を修正した。なお、プロバイダへの再接続時の自動更新処理は正常に行うこ とができる。 [2] プレフィックスのダイヤル番号として3桁目以降に'#'が設定できてしまうバ グを修正した。 3桁目以降の'#'は即時発信キーとして機能するため、プレフィックスのダイ ヤル番号としては3桁目以降に'#'を含む番号は設定できない。 [3] 工場出荷状態、またはcold start直後に電話機から設定操作を行い、その後 再起動すると設定が保存されていないバグを修正した。 電話機からの設定操作の前後に、コンソールからsaveコマンドを発行して明 示的に保存したり、かんたん設定ページから設定の操作を行った場合は本現 象は発生しない。 [4] PBXポート1とPBXポート2の両方に着信している状態で一方のPBXポートのモ ジュラケーブルを引き抜くと着信呼が切断されて接続できないバグを修正し た。 [5] ISDNプロバイダとPPPoEプロバイダを設定して、ISDNプロバイダを自動接続 先にした場合、2つのプロバイダが未接続状態のままPPPoEプロバイダに対し てネットボランチDNSの登録を行おうとすると、その後ISDNプロバイダに対 して自動接続できなくなってしまうバグを修正した。 (connectコマンド、「接続」ボタンによる手動接続は可能) [6] アナログ機能において、ISDN着信、SIP着信にかかわらず、複数のTELポート とPBXポートに着信する場合に、着信直後に切断が行われる、あるいはISDN 着信に対して網の着信転送が即座に実行されることによって、以下の不具合 が発生することがあるバグを修正した。 ・切断が行われているのにもかかわらず、リンガが止まらない。 ・SIP着信時にはこの現象を数回繰り返すことによりSIPの発着信ができなく なる。 [7] パケット落ちが多い回線などで、着信側がオフフックしても音声が通らず に自動的に切断してしまうことのあるバグを修正した。 [8] FUSION IP-Phoneを利用しているときに、間違い電話をした後に発着信がで きなくなる、また、再起動すると約2時間後に着信ができなくなることがあ るバグを修正した。 [9] VoIP機能で、音声が接続されると同時に相手から切断されるという動作が 繰り返されると、発着信が出来なくなることがあるバグを修正した。 [10] show config analog extensionコマンドで、sip server 1のプレフィック スがsipのプレフィックスとして表示されるバグを修正した。 [11] プレフィックス「なし」の設定がポートごとの設定に存在する場合、ポー ト全体のプレフィックスに合致するプレフィックスを入力しても所望のルー トへ発信できないバグを修正した。 [12] SIPサーバ指定のプレフィックスを登録した後、SIPサーバを指定しないプ レフィックスを入力すると、先に設定した内容が上書きされて消えてしまう バグを修正した。 [13] audio jitter-bufferコマンド、audio echo-cancellerコマンドによるPBX2 インターフェースに対する設定が動作に反映されないバグを修正した。 [14] TELポートから設定したパスワードが保存されず、再起動で消えてしまうバ グを修正した。 [15] isdn useコマンドで発信規制がされているPBXポートに接続された端末から 発信の要求があったときに、切断理由表示として#17"ユーザビジー"を返し ていたのを#31"その他の正常クラス"を返すようにした。 [16] プレフィックス設定コマンドでSIP以外の経路でサーバ番号を指定できてし まうバグを修正した。 [17] VoIP機能で発信側が設定したディスプレイ名にスペース文字が含まれる場 合、着信時にネームディスプレイでスペース文字までしか表示されないバグ を修正した。 [18]「着信時の着信ベル鳴動モード」が「すべてのTEL/PBXポートで鳴動させる」 (analog extension incoming ringer all、デフォルト) の設定で、SIP着信によってPBXポートとTELポートが両方着信する状況にお いて、3分(PBXのALERTに対するタイムアウトが3分未満の場合はその時間) 以上着信を受けない、という動作を行うと、以下のようになるバグを修正し た。 1. この操作を2回繰り返すと、それ以降TELポートでのSIP発着信ができなく なる。 2. TELポートのリンガは鳴っているが、SIP対向はビジートーンになってお り、TELポートをオフフックしても着信を取ることはできない。 [19] TEL1/2ポートのVoIP機能を使用しない設定にした状態でPBXポートからVoIP を使用しても、かんたん設定のトップページのVoIPの使用状態が「未使用」 と表示されてしまうバグを修正した。 [20] PBXポートからVoIPの通話中、対向と同時に切断すると、次のVoIPの発着信 において、 着信時 … 自側は呼び出し音が鳴らず、対向はビジーになる 発信時 … 自側はビジー、対向は呼び出さない という現象が発生することがあるバグを修正した。 [21] PBXポートからVoIPへの発信時、相手が見つからない場合など発呼できない 場合に、すぐにビジーにならないバグを修正した。 [22] PBXポートでDISCメッセージに対して端末から応答がないと、当該Bチャネ ルが再利用不可になるバグを修正した。 [23] RTV700が、ALERTおよびCONNECTメッセージ送信時に不要なチャネル識別子 を含むことにより、PBXによってはSTATUS(理由表示#99:情報要素未定義又 は未提供)を受信することがあるバグを修正した。 [24] BRI専用線に接続して使用するときに、回線接続直後にリブートすることが あるバグを修正した。 [25] analog pad [rtp] send / receiveコマンドにおいて、再起動後、設定値と 実際に有効になっているPADの値が異なっているバグを修正した。 [26] データ通信中に以下のコマンドを実行すると、リブートすることがあるバ グを修正した。 ・speed ・queue I/F type ・queue class property ・queue I/F length [27] SDPの末尾に改行コードがないSIPパケットをSIP-NATで変換するとリブート するバグを修正した。 [28] UPnPでTCPセッションが残ることがあり、それが繰り返されるとルータの動 作がおかしくなる可能性を排除した。 [29] GetExternalIPAddressのsyslogが最初の一回だけでなく何度も出力される バグを修正した [30] dhcp client optionを削除すると不正なメモリの解放が行われるバグを修 正した。 [31] 2番以降のトンネルインタフェースでqueue tunnel class filter listコマ ンドを設定しても、すべて1番のトンネルインタフェースの設定になってし まうバグを修正した。 [32] ddns service-nameコマンドで、省略可能なオプションを指定してエラーに なった後に、エラーとなったオプションを省略して再設定しようとすると、 入力エラーとなってしまうバグを修正した。 [33] ip routing process fastの設定で静的NATを使用したときに、NATの外側か らNetMeetingの接続ができないバグを修正した。 [34] ipsec ike remote addressへの設定を間違えると再起動以外に復旧できな くなるバグを修正した。 [35] 内蔵の時計から誤った時刻を読み出す、または、誤った時刻を書き込むこ とがあるバグを修正した。 [36] IKEのICMPキープアライブでメモリリークが発生するバグを修正した。この 問題が発生する条件は、下記のように、ICMPキープアライブを設定している 拠点数に依存する。 - 拠点数が1 ... 発生しない - 拠点数が2〜64 ... 発生する設定と発生しない設定がある(後述) - 拠点数が65〜 ... 必ず発生する 拠点数が2〜64のときには、ICMPキープアライブで設定したIPアドレスのハッ シュ値に依存する。IPアドレスのハッシュ値は次のように計算できる。 ハッシュ値 = A[2..8] XOR A[10..16] XOR A[18..24] XOR A[26..32] ※ ここで、A[i..j]はIPアドレスの2進数表現におけるi〜jビットを切り 出した2進数を表し、XORは排他的論理和を表す。 ICMPキープアライブで設定したIPアドレスのハッシュ値が同じ拠点があれば 発生し、そうでなければ発生しない。 例えば、次の設定では、 ipsec ike keepalive use 1 on icmp-echo 192.168.0.1 ipsec ike keepalive use 2 on icmp-echo 192.168.128.1 ハッシュ値はともに2進数で1101001となり、この問題の起きる条件に合致す る。 [37] IPsecとPPTPを同時に使おうとするとリブートすることがあるバグを修正し た。 [38] no ip I/F secure filter in/out コマンドを実行して、プロバイダに対す るフィルタの適用を全て外した状態で、VoIP機能の「接続プロバイダ」の設 定をするとリブート、またはハングアップしてしまうことがあるバグを修正 した。 [39] IPv6のIPsecトンネルインタフェースから受信したパケットの終点アドレス が、そのインタフェースに設定されているリンクローカルアドレスと一致す るときに、そのパケットをLAN1インタフェースから受信したものとして扱う バグを修正した。このバグの影響により、トンネルインタフェース経由で接 続先のリンクローカルアドレスに対してpingやTELNETを実行しても応答がな いという問題があった。 [40] less configコマンドで長い行を折り返し表示する場合に、行の長さは本来 console columnsコマンドの設定値に従わなくてはいけないところを、常に 80文字で折り返すバグを修正した。 [41] rdateの実行が失敗し続けると、「Telnet: can't create socket.」のログ が出力され、TELNETクライアントやrdate等のTCPアプリケーションが使用で きなくなるバグを修正した。 [42] 以下のコマンドヘルプの誤記を修正した。 no analog mp prior no analog use 誤)登録番号 正) ポート番号 [43] かんたん設定ページからIPv6フィルタの設定を追加したプロバイダを削除 しても、IPv6フィルタの設定が残ってしまうバグを修正した。 [44] かんたん設定ページの[電話の設定]-[VoIPの設定]-[VoIPの基本設定]-[TEL/ PBXポートの設定]の設定画面で、「電話ユーザ名またはネットボランチ電話 番号と一致した場合に許可」から「すべて許可」に変更、または「VoIP機能 を使用しない」設定に変更すると、以下の設定が残ってしまうバグを修正し た。 analog sip arrive myaddress N 1 sip:NetVolantePhone isdn sip arrive myaddress nt-briN 1 sip:NetVolantePhone [45] かんたん設定ページで、あるページが全て表示される前に次のページへ進 む、または、あるページが全て表示される前に読み込みを中止する、等の操 作を行うと、その後、かんたん設定ページにアクセスできなくなる、あるい は、リブートすることがあるバグを修正した。 [46] かんたん設定ページから「発信時のプレフィックス設定」に緊急電話番号 を設定してもエラー表示されないバグを修正した。 [47] かんたん設定ページの[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[PBXポートの設定] のダイヤルイン番号2の入力欄に、文字化けした値が表示されることがある バグを修正した。 [48] かんたん設定ページからISDN番号を登録する場合、番号とサブアドレスに 全角文字を入力してもエラーにならないバグを修正した。 以下の設定項目が該当する。 ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[基本設定] の「ダイヤルイン番号」 ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[着信機能 設定]-[着信ベルの登録] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[着信機能 設定]-[識別番号の登録] ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[フレック スホンの設定]の転送先の番号 ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[TELポートの設定]-[電話機対 応機能設定]の「TELポートへ出力する番号」 ・[詳細設定と情報]-[本体の設定]の「本機のISDN回線番号」 ・[電話の設定]-[ISDN電話の設定]-[PBXポートの設定]のダイヤル イン番号 [49] かんたん設定の[詳細設定と情報]-[お買い上げ頂いた時の状態へ戻す]から 工場出荷状態に戻した場合、analog関連のコマンドが初期化されずに残って しまうバグを修正した。 以上