http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.06.03/relnote_06_03_25.txt Revision : 06.03.25 Release : Apr 2003, ヤマハ株式会社 RT300i/RT140/RT105 Rev.6.03.25 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.6.03.18からの変更点 ========================================================================== ■仕様変更 [1] dns server selectコマンドで、DNSサーバとしてIPアドレスを設定する場 合に、省略可能なパラメータとしてセカンダリサーバのIPアドレスも入力 できるようにした。動作としては、プライマリサーバで解決できないとき にセカンダリサーバに問い合わせるようになる。 [入力形式] dns server select ID SERVER [SERVER] [TYPE] query [ORIGINAL-SENDER] [restrict pp CONNECTION-PP] ■バグ修正 [1] MMI関連で以下のバグを修正した。 - tunnel encapsulationコマンドのオンラインヘルプ - ipsec sa policyコマンドで、不正な引数を指定してもエラーとして扱 わない - ipv6 addressコマンドとipv6 filterコマンドで、長いプレフィックス を入力するとリブートする - dhcp scope optionコマンドで、path_mtu_plateau_tableオプションと 128〜254番のオプションが設定できない - nat descriptor timerコマンドで、protocolオプションにtcpかudpを指 定し、portオプションを指定しないときに、この設定を保存できない [2] Rev.6.03.18よりも古いファームウェアとの間でIPsecの接続をすると、鍵 交換のときにSAが更新できないバグを修正した。Rev.6.03.18でエンバグ している。 [3] IPsecで、AHのトンネルモードで通信できないバグを修正した。 [4] IKEの鍵交換が集中したときにルータの動作が不安定になり、ハングアッ プやリブートが発生するバグを修正した。120拠点以上のVPNでIKEキープ アライブを設定したときに現象を確認している。 [5] IKEで寿命の満了したSAが消えるときに、新しいSAが存在するにもかかわ らず一瞬だけトンネルがダウンすることがあるのを修正した。 Rev.6.03.18でエンバグ。 [6] BGPの設定がありOSPFの設定がないときに、起動直後にリブートするバグ を修正した。Rev.6.03.18でエンバグ。 [7] ospf configure refreshコマンドを実行したときに、OSPFの設定がないイ ンタフェースを誤認識するバグを修正した。Rev.6.03.18でエンバグ。 [8] OSPFで、同じ外部経路の削除と追加が連続して起こったときに、外部経路 の追加が正しく処理されず、その経路を他のルータに広告できないことが あるのを修正した。 [9] OSPFで、外部経路を削除する処理で、まれに不正なメモリアクセスが発生 し、リブートなどの不安定な動作を引き起こすバグを修正した。 [10] PPインタフェースで発着信をした後にリブートするバグを修正した。 Rev.6.03.18でエンバグ。 [11] 空きチャネルがないためにMPの発呼に失敗すると、その後、回線を切断す るまでMPに移行しなくなるバグを修正した。Rev.6.03.16でエンバグ。 [12] PPインタフェースで、最初のPPP接続がMPPEオプションなしで接続すると、 切断時にルータの動作が不安定になる可能性があるバグを修正した。 [13] ISDNやPPTPのRASとして動作するときに、DNSサーバのアドレスをPPPで通 知できないことがあるバグを修正した。 [14] ISDN回線で通信中にdisconnectコマンドで強制的に回線を切断するとルー タが再起動することがあるバグを修正した。 [15] 動的フィルタでTCPアプリケーションを処理するときに、TCPヘッダの offsetフィールドの値が正しくないIPパケットを受信するとルータの動作 が不安定になる可能性があるのを修正した。 [16] 動的フィルタで、FTP、SMTP、netmeetingのいずれかを設定しているとき に、4096バイト以上のデータを持つTCPパケットを受信すると、ルータの 動作が不安定になるバグを修正した。 [17] 不正アクセス検知機能でFTPとSMTPの攻撃を検知できないことがあるのを 修正した。 [18] ルータがDNSの名前解決をするときに、セカンダリサーバとして設定した DNSサーバに問い合わせをしないバグを修正した。 [19] PPTPの設定をしているPPインタフェースにNATを適用すると、そのPPイン タフェースで通信ができなくなるバグを修正した。 [20] TFTPでサイズの大きな設定ファイルを送り込むと、途中までの内容しか設 定されないバグを修正した。 [21] telnetコマンドで接続と切断を繰り返すと、やがて接続できなくなるバグ を修正した。 [22] RT105シリーズで、LANポートに負荷を与えるとパケットを受信できなくな ることがあるのを修正した。例えば、ルータのLANポートに対して、64バ イトのパケットを1000ppsから1500ppsで送り込んだときに現象が発生する ことを確認している。 [23] RT140シリーズで、ISDN回線が切断されている状態でLANインタフェースか ら200pps以上のトラフィックを送信しようとすると、発呼のときにリブー トすることがあるバグを修正した。 [24] RT140シリーズで、ip routingコマンドの設定がoffのときに、IPv4だけで なくIPv6のルーティングも停止するバグを修正した。