http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.06.03/relnote_06_03_08.txt Revision : 06.03.08 Release : Jun 2002, ヤマハ株式会社 RT300i/RT140/RT105 Rev.6.03.08 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.6.03.04からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] RT300iとRT105シリーズでPPTP機能に対応した。 詳細は以下のURLを参照のこと。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/pptp/index.html [2] トンネルインタフェースでRIPを送受信できるようにした。以下のコマンド でINTERFACEの部分にtunnelというキーワードを指定できる。 - ip INTERFACE rip auth key - ip INTERFACE rip auth type - ip INTERFACE rip filter - ip INTERFACE rip hop - ip INTERFACE rip receive - ip INTERFACE rip send - ip INTERFACE rip trust gateway 設定が有効で、なおかつトンネルインタフェースが起動しているときにのみ RIPのメッセージを送受信する。送信間隔を決めるタイマーはLANインタフェ ースと同じ30秒で動作する。 ip INTERFACE rip receive、ip INTERFACE rip sendコマンドのデフォル ト値は他のインタフェース(LAN、PP)とは異なり、offである。すなわち、 明示的に送受信を許可しなければ、トンネルインタフェースでのRIPは動 作しない。 ■仕様変更 [1] IPマスカレードで、プロトコル、内側の端末のアドレス・ポート番号が一致 するコネクションについては、外側のポート番号として同じポート番号を与 えるようにした。 [2] PPPoEでIPv6のTCPコネクションを扱うときに、MSSスチール機能が動作する ようにした。 ■バグ修正 [1] ルータに対してポートスキャンを行うとメモリリークを起こしリブートす ることがあるのを修正した。 [2] ルータに対してポートスキャンがあると、TELNETによるルータへのアクセ スができなくなることがあるのを修正した。 [3] IPマスカレードで、外側のアドレスに対するフラグメントされたICMP Echo を受信したときにICMP Echo Replyを返さず、その後の動作が不安定になる 場合があるのを修正した。 [4] 動的フィルタとIPマスカレードを併用するときに、NATの処理で割り当てた 外側のポート番号が解放されないことがあるのを修正した。 [5] IKEで処理の負荷が高いときに動作が不安定になることがあるのを修正した。 [6] IPsecの送信処理でリブートする可能性があるのを修正した。 [7] ipsec ike keepalive logコマンドを設定できないのを修正した。 [8] ipsec sa policyコマンドのオンラインヘルプでパラメータの説明が正しく ないのを修正した。 [9] RT300iとRT140シリーズをセンター側とするダイアルアップVPNにおいて、 ESP over UDPが正しく動作しないバグを修正した。 [10] トンネルインタフェースが一度落ちて再び起動したときに、タイミングによ っては、そのトンネルインタフェースでOSPFの経路を送受信できなくなるの を修正した。 [11] OSPFとRIPのプリファレンスを正しく比較せず、RIPで受信した経路を常に優 先するバグを修正した。 [12] OSPFでエリアを設定していないインタフェースから広告されたRIPの経路を OSPFで広告できないバグを修正した。 [13] OSPFでエリアを設定していないインタフェースに対する静的経路を広告で きないバグを修正した。 [14] BGPで複数のピアを設定していて、そのうちの一部のピアと通信できないと きに、正常なピアに対するkeepaliveメッセージが通常の間隔よりも遅れて 送信されるバグを修正した。hold-timeを短く設定すると、正常なピアとの 接続を切断してしまう可能性がある。 [15] 他のノードがアドレス重複検出(DAD)を実行しているときに、それと同じア ドレスに対してDADを実行すると、リブートするバグを修正した。他のノー ドと重複するアドレスを設定したときに発生する可能性がある。 [16] telnetコマンドとrdateコマンドで、接続中にAbortキーで終了できないバ グを修正した。 [17] スケジュール機能で、存在しない相手に対してrdateを実行し続けるとやが てルータが動作しなくなるバグを修正した。 [18] LANバックアップ機能で、バックアップ先の回線にRIPが送信されないバグ を修正した。 以上