Revision : 05.02.13 Release : Sep 2001, ヤマハ株式会社 RT60w Rev.5.02.13 リリースノート ========================================================================== ○ 本ファームウェアに関する注意事項 ========================================================================== 機器間アナログ機能を使用している場合、アナログ親機とアナログ子機のファーム ウェアのバージョンが異なると、機器間アナログ機能が正常に使用できない場合が 発生します。 機器間アナログ機能を使用する機器のファームウェアは、一度にバージョンアップ し、同じバージョンを使用するようにして下さい。 ========================================================================== ○ Rev.5.02.04からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] かんたん設定ページからセキュリティレベル(1〜7)の設定をできるようにした。 デフォルト ダイヤルアップ接続 :レベル3 常時接続 CATV接続 :レベル4 フレッツ・ISDN/ADSL接続:レベル5 [2] DNS の transport を IPv6 に対応させた。また、dns server コマンドで IPv6 アドレスを設定できるようにした。 [3] pp auth username コマンドで、ユーザに割り当てるプレフィックスを設定できる ようにした。 [4] LCPキープアライブによる常時接続機能を実装した。 ○ 常時接続の設定 [入力形式] pp always-on SW [TIME] [パラメータ] SW on ... 常時接続する off ... 常時接続しない TIME ... 再接続を要求するまでの時間間隔 (60-21474836秒) [説明] 選択されている相手について常時接続するか否かを設定する。 また、常時接続での通信終了時に再接続を要求するまでの時間間隔を指定する。 常時接続に設定されている場合には、起動時に接続を起動し、通信終了時には 再接続を起動し、キープアライブ機能により接続相手のダウン検出を行なう。 接続失敗時あるいは通信の異常終了時にはTIMEに設定された時間間隔を待った 後に再接続の要求を行ない、正常な通信終了時には直ちに再接続の要求を行なう。 SWがonに設定されている場合には、TIMEの設定が有効となる。 TIMEが設定されていない場合には、TIMEは60になる。 [ノート] PP毎のコマンドである PPとしてleasedあるいはanonymousが選択されたときには無効である [デフォルト値] off ○ キープアライブの時間間隔の設定 [入力形式] pp keepalive interval INTERVAL [COUNT] [パラメータ] INTERVAL ... [PPP,LCP]のecho-requestを送出する時間間隔(1..65535) COUNT ... この回数連続して応答がなければ相手側のルータをダウンしたと 判定する(3..100) [説明] 選択されている相手について[PPP,LCP]のecho-requestの送出間隔とダウン 検出を判定する回数を設定する。 [ノート] PP毎のコマンドである 一度[PPP,LCP]のecho-requestに対する応答が返ってこないのを検出したら、 その後の監視タイマは1秒に短縮される。 PPとしてleasedあるいはanonymousが選択されたときには無効である [デフォルト値] INTERVAL = 30 COUNT = 6 ■仕様変更 [1] leased keepalive log コマンドのデフォルト値を変更した。 ○ キープアライブのログをとるか否かの設定 [入力形式] leased keepalive log LOG [パラメータ] LOG on ... ログをとる off ... ログをとらない [説明] [PPP,LCP]のecho-request,echo-replyをログにとるか否かを設定する。 [デフォルト値] off [変更内容] デフォルト値の変更 説明の文章も正確な内容に変更 [2] DHCPクライアント機能で、DHCPDISCOVER、DHCPREQUESTパケット中の broadcast flagをセットしないように変更した。この仕様変更により、一 部のCATV事業者との接続において、DHCPによりIPアドレスを取得すること ができない問題が解決される。 ■バグ修正 [1] IEでかんたん設定を再読み込みすると debug ログに "tcpReceiveRequest: bad close!!" が記録される不具合を修正した。 [2] LCD の累積課金で合計が表示されていなかった。 [3] LCD の累積課金クリアで、アナログポート全体のクリアができなかった。 [4] TEL1 ポート以外の TEL ポートで通話中に AC 断、通話が強制切断後オンフック すると、AC 復旧後にオフフックが検出されない不具合を修正した。 [5] 無線LANカードが故障していたり挿さっていない時は、無線LAN側のMACアドレスに LAN1 と同じものを設定するようにした。 これにより、 無線LANカードが故障していたり挿さっていなくてもLAN1(有線LAN)は 動作可能となる。 [6] bri disable が設定されているとき、CATV 接続のメール手動通知ができなかった のを修正した。 [7] CATV 接続のヘルプ画面のアイコンが「ネットワーク接続」になっていたのを修正 した。 [8] かんたん設定から、静的フィルタで100番以降のフィルタ番号が登録できてしまって いたのを修正した。 [9] analog use コマンドによって発呼不可に設定したアナログポートをオフフックした 時に、Bch が全て埋まっていたり、ISDN 回線が抜かれていたりするとアザーダイヤル トーンが鳴ってしまう不具合を修正した。 [10] かんたん設定で複数プロバイダ接続の設定のとき、自動接続の設定が正しく表示で きていなかったのを修正した。 [11] 専用線接続で analog extension address refer を pp leased に設定すると、 機器間アナログ通話ができなくなる不具合を修正した。 [12] 以下の設定の組合せで、回線を切断したときに、経路が変化しないにも関わらず、 PP インタフェースに対して RIPng が送信されるバグを修正した。 ipv6 pp rip disconnect send update ipv6 pp rip hold routing on [13] show analog extension config において、親機自身の IP アドレスを "localhost" と表示するように修正した。 [14] 登録機器を接続中に analog extension machine-id delete で登録削除後、再び analog extension machine-id で登録しても、認識せず、内線通話ができなくなる 不具合を修正した。 [15] cdmaOne など、特定の携帯への擬似着信転送中、転送先がオフフックする前に転送 元から切断された場合、その後 RT に繋がったアナログポートをオフフックしても ポーズトーンが鳴り、発呼できなくなる不具合を修正した。 [16] アナログ親機モードの時に、analog extension master に IPv6 アドレスが設定 されているときには、アナログ親機のアドレスとして、IPv6 アドレスを表示する ようにした。 [17] analog extension masterで IPv6 アドレスを設定し、IPv6 で機器間アナログを 動作させている場合に、擬似着信転送が起動しないバグを修正した。 [18] 内蔵のカレンダークロックが正しく動作していないときに、日付時刻の表示を 含む表示(ログ表示)が判読不能な表示となることがあるバグを修正した。 以上