Revision : 04.01.15 Release : Mar 2001, ヤマハ株式会社 RTA52i Rev.4.01.15 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.4.01.14からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] ナンバー・ディスプレイ処理で、異なるストップビット信号の送出方法を 追加した。 追加された送出方法(ストップビット信号長が整数倍)をデフォルト設定と し、旧方式へはコマンドまたは電話操作で切り替え可能とした。 この仕様変更により、下記のナンバー・ディスプレイ対応電話機または FAXにおいてもナンバー・ディスプレイ表示がおこなわれるようになる。 メーカ名:SHARP モデル名:UX-F5KW, UX-F5CL ○コマンド仕様 ・モデム信号の種類を設定する [入力形式] analog arrive modem signal type PORT TYPE [パラメータ] PORT ...アナログポート番号(1〜3) TYPE ...信号の種類(1, 2) 1 = ストップビット信号長が整数倍(新方式) 2 = ストップビット信号長が1〜2(旧方式) [説明] 指定したアナログポートのモデム信号を選択します [デフォルト値] 1 ○アナログポートからの設定 [機能番号] 46 [設定動作] 「オフフック」 「*」「#」「4」「6」 「ポート番号(1/2/3/*)」 「モデム信号(1 or 2)」 「#」 「オンフック」 [2] telnetサーバ機能において、アクセス制限機能を追加した。 ○コマンド仕様 ・telnetサーバ機能のON/OFF設定 [入力形式] telnetd service SERVICE [パラメータ] SERVICE on ... telnetサーバ機能を有効にする off ... telnetサーバ機能を停止させる [説明] telnetサーバ機能の利用を選択する。 [ノート] 設定は再起動することにより有効になる。 telnetサーバが停止している時、telnetサーバはアクセス要求に一切 応答しない。 [例] # telnetd service off # save # restart [デフォルト値] on ・telnetサーバ機能のlistenポート設定 [入力形式] telnetd listen PORT [パラメータ] PORT ... telnetサーバ機能の待ち受け(listen)ポート番号 (1..65535) [説明] telnetサーバ機能のlistenポートを選択する。 [ノート] 設定は再起動することにより有効になる。 telnetdは、TCPの23番ポートで待ち受けしているが、 このコマンドにより待ち受けポートを変更することができる。 ただし、待ち受けポートの変更した場合には、ポート番号が 変更されても、telnetオプションのネゴシエーションが行なえる telnetクライアントを用いる必要がある。 [例] # telnetd listen 60000 # save # restart [デフォルト値] 23 ・telnetサーバへアクセスできるホストのIPアドレスを設定する。 [入力形式] telnetd host IP_RANGE [IP_RANGE...] [パラメータ] IP_RANGE ... telnetサーバへアクセスを許可するホストのIPアドレス 範囲のリストまたはニーモニック ・1個のIPアドレスまたは間にマイナス(-)をはさんだIPアドレス (範囲指定)、及びこれらを任意に並べたもの ・any ... すべてのホストからのアクセスを許可する ・lan ... LAN側TCP/IPネットワーク内のホストのアクセスを許可 する ・none ... すべてのホストからのアクセスを禁止する [説明] telnetサーバへアクセスできるホストのIPアドレスを設定する。 [ノート] ニーモニックをリストにすることはできない。 lanの場合、primaryおよびsecondaryがclearでは無く、 ネットワークアドレスとdirected broadcast addressを除く ホストアドレスからのリクエストを許可する。 設定後の新しいtelnet接続から適用される。 [例] (A) ip lan address 192.168.0.1/24 telnetd host lan (B) ip lan address 192.168.0.1/24 telnetd host 192.168.0.1-192.168.0.254 ※(A)と(B)でアクセスできるIPアドレスは、同じ。 [デフォルト値] any ■仕様変更 [1] メール通知機能において、ヘッダに Date: フィールドを付加するように した。 [2] かんたん設定の初期設定画面において、パスワードに加えて日時の設定も 行なうように変更した。 ■バグ修正 [1] ルータ接続にてMPの2B接続中に、アナログ電話をオフフックして1Bの通信 に落とし、この間にTAで発信すると、システムを再起動するまでルータで 2B接続にならないバグを修正した。 [2] TCPセッションの起動をほぼ同時に数多く要求されたときに、全てのセッ ションが正常に完了するまでに長時間掛かることがあるバグを修正した。 このバグ修正は Rev.4.01.14 での修正を更に強化したものである。 [3] 専用線使用時に、かんたん設定ページから PP側 のフィルタが設定できな いバグを修正した。 [4] PIAFS64kの着信を拒否したときに、発信者のサブアドレスが正しく表示さ れないバグを修正した。 [5] LANに対して高負荷をかけるとハングアップすることがあるバグを修正し た。 [6] show ip route コマンドを実行するとシステムがハングアップしてしまう ことがあるバグを修正した。 [7] 停電動作から復旧した後に、show status analogコマンドで表示される内 容が正しくないことがあるバグを修正した。 [8] かんたん設定ページからsyslogのINFOの設定を変更したときに表示される メッセージの誤記を修正した。 [9] 以下のコマンドで、間違った入力をしたときにエラー表示が正しくされな いバグを修正した。 ・ip pp nat descriptor ・ip lan nat descriptor [10] anonymousでcallbackの要求に答えるときに、発信先のISDN番号が明示的 に設定されていないと、MPで通信できないバグを修正した。 [11] フレックスホンサービスの「通信中転送」または「三者通話」を契約して いない回線で、誤って「通信中転送」または「三者通話」を利用しようと して操作すると、LCDの表示が時計表示に戻らなくなってしまうバグを修正 した。 以上