ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/rta50i/relnote/relnote_03_02_21.txt Revision : 03.02.21 Release : Dec 1998, ヤマハ株式会社 RTA50i Rev.3.02.21 リリースノート ■お知らせ [1] RVS-COM 対応機能は本リビジョンには実装されていません。 RVS-COM 対応機能は1999年1月20日にリリース予定です。 [2] 話中着信を許可するか否かの工場出荷設定値が変更されました。 詳しくは以下の「■仕様変更」を参照して下さい。 ========================================================================== ○ Rev.3.02.19からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] メール着信確認機能を実装した。 ○概要 メール着信確認機能は、プロバイダに新しいメールがあるかどうかを確認して、L1 LED を点滅させたり、ブラウザで確かめたりする機能です。 設定および操作の詳細については http://www.rtpro.yamaha.co.jp/rta50i 以下にある 「RTA50i メール着信確認機能 設定・操作ガイド」を参照して下さい。 ○コマンド ・メールサーバの設定 [コマンド形式] mail-check server N DESTINATION PROTOCOL USERID PASSWORD [NAME] mail-check server N clear [パラメータ] N 1〜4 ... サーバ番号 DESTINATION ... メールサーバのIPアドレス or ホスト名 clear ... メールサーバの宛先なし PROTOCOL pop3 ... POP3 USERID ... ユーザID (40文字以内) PASSWORD ... パスワード (40文字以内) NAME ... 識別名 (32文字以内) [説明] メールサーバのIPアドレス等の情報を設定する [デフォルト] mail-check server 1 mail-check server 2 mail-check server 3 mail-check server 4 ・メールチェックの実行 [コマンド形式] mail-check go N [パラメータ] N 1〜4 ... サーバ番号 [説明] メールチェックを実行する 結果はLEDの点滅により知ることができる ・メールチェックによるLEDの消灯 [コマンド形式] mail-check led off [N] [パラメータ] off ... LED の消灯 N ... サーバ番号、1〜4 (省略された場合は全てのサーバ 番号についてLEDを消灯する) [説明] メール着信を通知するLEDの点滅を止める ・メールチェックの状態表示 [コマンド形式] show mail-check status [N] [パラメータ] N ... サーバ番号、1〜4 (省略された場合は全てのサーバ 番号について表示する) [説明] メールチェックの実行結果を表示する ・メールチェックタイムアウトの設定 [コマンド形式] mail-check timeout N TIME [パラメータ] N 1〜4 ... サーバ番号 TIME 1〜180 ... メール到着チェック時にタイムアウトするまでの秒数 [説明] メールチェックでのタイムアウトするまでの時間を設定する メールサーバに対するアクセスに時間がかかる場合はこの値を大きく設定する ■仕様変更 [1] 音声処理の変更により、アナログポートに接続された機器およびそのアナログと通 信するリモートの機器において発生するエコーを更に低減した。 [2] 三者通話時および内線ミキシング時に、アナログポートに接続された機器において 発生するノイズを低減した。 [3] 話中着信を許可するか否かの工場出荷設定値を on から off に変更した。 これにより ・購入直後の状態で使用しているユーザは、FAXやMODEMの通信中に着信が発生した ことにより通信が切断されてしまう現象は解消される。 ・"話中着信を許可する設定"(analog arrive ring-while-talking permit N off)で 使用しているユーザは、"話中着信を許可する設定"を改めて入力し直さなければ "話中着信を許可する設定"とはならない。 [4] かんたん設定の実行により強制的に変更される自動切断に関する設定値の変更方法 を変更した。 (仕様変更前) 強制的に isdn disconnect time 180 isdn disconnect input time 360 isdn disconnect output time 360 と設定値を変更する。 isdn disconnect policy については設定値を変更しない。 (仕様変更後) 強制的に isdn disconnect policy 2 と設定値を変更する。 isdn disconnect time isdn disconnect input time isdn disconnect output time については設定値を変更しない。 [5] フラグメントされた大きなパケットをNATやIP Masqueradeで取り扱えない問題に対 処した。 [6] IPのProxy ARPで、サニティチェック(sanity check)を行わないことによりアドレス のチェックをゆるくした。 ■バグ修正 [1] 内線と外線通話のミキシング通話において片通話になるバグを修正した。 [2] スケジュールに登録されたntpdateコマンドがスケジュール実行時に登録から削除さ れてしまうバグを修正した。 [3] あるアナログポートが通信中の状態では他のアナログポートではフレックスホンの 着信転送機能が利用できないバグを修正した。 [4] 擬似着信転送機能が正常に起動されない(呼が接続されない、および、LEDが点灯し たままになる)場合があるバグを修正した。 [5] アナログポート使用制限が"未使用"または"発信規制"と設定されたポートに対する 着信を無視していたために、発信側に網からの音声ガイダンスが流れてしまう問題 を引き起こしていたのを修正した。 修正後は"通信拒否"により拒否するため発信側にはビジートーンが送出されるよう になる。 [6] 2B接続での通信中かつ内線呼び出し中に外線から着信すると、その後2B接続が出来 なくなるバグを修正した。 [7] 擬似着信転送で不正な回線番号に着信を転送すると着信を受け付けなくなるバグを 修正した。 [8] あるアナログポートで擬似着信転送機能が起動する瞬間にそのアナログポートに接 続されている機器をオフフックすると、その後そのアナログポートが使用できなく なるバグを修正した。 [9] アナログポートに接続された電話機の受話器が外れている状態では、そのアナログ ポートでの着信転送機能が起動されないバグを修正した。 [10] 発信中の呼と同一の呼番号を持つ着信を拒否してしまうバグを修正した。 [11] 以下の条件で擬似着信転送を起動した場合に着信音が鳴り続けるバグを修正した。 ・擬似着信転送機能で転送先が携帯電話などの無線端末の場合 ・端末の電源がOFFになっているか或いは電波の届かない場所にいる場合 ・「着信転送が拒否されたときの動作」設定が"呼出'に設定されている場合 [12] 擬似通信中転送機能で相手を呼び出している状態で転送を起動した場合、その後、 トーンの送出が止まらなくなることがあるバグを修正した。 [13] TAモードにおける2B接続状態で、データ呼を着信するとBchを1つ解放するが、その 解放したBchがその後未使用状態となっても2B接続には戻らないバグを修正した。