Revision : 03.00.44 Release : Jul 1999, ヤマハ株式会社 RT100i/RT102i/RT200i/RT140[iep]/RT80i Rev.3.00.44リリースノート ========================================================================== ○ Rev.3.00.42からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] iナンバーサービス対応で、iナンバーサービスによって送られてくるポー ト番号とRTのアナログポートを関連付けられるようにした。 ○iナンバーサービスのポート番号とアナログポートの対応 [コマンド形式] analog arrive inumber-port PORT all analog arrive inumber-port PORT none analog arrive inumber-port PORT INUM_PORT [INUM_PORT] [パラメータ] PORT ... アナログポートの番号 (1, 2) INUM_PORT ... iナンバーサービスでのポート番号 (1, 2) [説明] iナンバーサービスでNTT側から送られてくるポート番号と、アナログ ポートの対応を関連付ける。設定したポート番号がNTT側から送られ てきた時に、対象のアナログポートは着信の対象となる。'all'を指 定した場合には、iナンバーサービスでどのようなポート番号が送ら れてきても着信の対象となる。'none'を指定した場合にはどのポート 番号でも着信の対象とならない。 [デフォルト] アナログポートの番号とiナンバーサービスでのポート番号は 同じ番号となる。 ○アナログポートからの設定 [機能番号] 81 [シーケンス] 「オフフック」 「*」「#」「8」「1」 「ポート番号(1/2/*)」 「iナンバーサービスのポート番号(0/1/2/*)(複数可)」 「#」 「オンフック」 iナンバーサービスのポート番号で「*」を押すとコマンドでの'all' の意味となる。「0」ではコマンドでの'none'の意味となる。 ■バグ修正 [1] RT80iのアナログポートで、まれにオフフック時にダイヤルトーンが聞こ えなかったり、片通話となってしまうことがあったのを修正した。 [2] RT80iで、MPでの通信中にアナログ通信のために強制的に1Bに落されると、 その後2B通信が行えないのを修正した。 [3] 回線をバックアップする設定で、バックアップ時に回線側にRIPが流され ないのを修正した。 [4] RT140のLANで、RT140側が速度自動検出の設定なのに相手が速度固定モー ドになっている時に正しく速度判定ができないことがあったのを修正した。 注: IEEE802.3zの仕様の問題から、一方が自動検出、一方が固定モー ドの場合には速度は正しく判定できるが全二重/半二重の判定は 正しく行えず、自動検出側は必ず半二重になってしまう。そのた め、そのような接続をする場合には固定モード側は半二重でなけ ればならない。 [5] RT140pのPRIでFRを利用するとき、回線の負荷が高くなると、PVC状態確認 手順(LMI)に失敗することがあるのを修正した。 [6] less logコマンドを実行した時にメモリリークが起こり、show environmentコマンドで表示されるメモリ使用率が高くなるのを修正した。 [7] SNMP機能で、SNMPバージョン2のパケットを受信した時にメモリリークを 起こし、それが繰り返されると最終的には使用可能メモリが足りなくなっ てリブートしてしまうのを修正した。 [8] PPPのIPヘッダ圧縮(VJC)で、エラーパケットを受信した後に動作が不安定 になる可能性を排除した。 [9] DNSサーバの設定を間違えて設定していた時に、DNS問い合わせが発生した 後の動作が不安定になることがあるのを修正した。 [10] RT140eで、BRIを専用線かFRに設定し、LAN2を同時に使用するようにする とデータ化けなどが発生することがあったのを修正した。 [11] MPで、2B目以降の発呼に一度でも失敗すると、そのBRIからの発呼で使え るBチャネルが一つ減ってしまうというバグを修正した。 例えば、RT140iで2BRIとも一つのPPにバインドし、全部で4BのMPを構成し ようとした時に、isdn remote call orderコマンドをserialにしておくと 3/4B面の発呼は一つ目の電話番号で「User busy(17)」になってしまうが、 その時に1B使えなくなり、全体では3BまでのMPしか構成できなくなる。 [12] TFTPで、引数無しの'dns domain'コマンドを送り込むとリブートすること があったのを修正した。 [13] pp copyコマンドで、ip pp rip auth keyコマンドの内容が正確にコピー されないことがあったのを修正した。 [14] RT140pで、PRI専用線の設定でpri leased channelコマンドで指定する情 報チャネル番号が1以外の場合に動作しないバグを修正した。 Rev.3.00.28でエンバグ。 [15] FRで、アクティブではないDLCIから受信したデータを捨てずに処理して しまうバグを修正した。 [16] RT80iで、同時に2対地に接続している時に3対地目への接続要求があった らその接続要求を他の呼が切れるまでキューしなくてはいけないのにそれ が動作していなかったのを修正した。 [17] PIAFSで、一部のPIAFS端末と接続できないのを修正した。