ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/relnote_03_00_36.txt Revision : 03.00.36 Release : Feb 1999, ヤマハ株式会社 RT100i/RT102i/RT200i/RT80i/RT140[iep] Rev.3.00.36リリースノート ========================================================================== ○ Rev.3.00.35からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 ■仕様変更 [1] 64バイト以下のパケットは、ppp mp divideコマンドの設定に関わらず分 割せずにMP送信するようにした。 [2] CCPの制御パケットは、MPバンドルの下で送信するようにした。 [3] fr dlciコマンドで手動設定のDLCIが最大32個までしかFlashROMに保存で きなかったのを最大96個に増やした。 ■バグ修正 [1] 専用線での運用で、網内で通信不能になったが、双方ともレイヤ1は落ち ていないという状況になり、キープアライブによりRTが通信不能と判断し てしまうと、網で通信が回復してもRTがそれを識別できずに通信不能の状 態が続いてしまうバグを修正した。 [2] 2本の専用線でMPを組んでいる時に、一方の専用線がキープアライブによっ て切断状態となった後でその専用線のレイヤ1が落ちると、残った専用線 による通信ができなくなるバグを修正した。 [3] 2本の専用線でMPを組んでいる時に、一方の専用線がキープアライブによっ て切断状態となった後で、もう一方の専用線のレイヤ1がDown/Upした時、 一回目のDown/Upでは通信が再開されるが、2回目以降は通信が復活しない バグを修正した。 [4] 小さなパケットを大量に転送している時に、ルータ内部にパケットが溜っ てしまいメモリ不足になってしまうのを修正した。 [5] RT80iのWWW設定画面で、ログを表示させようとするとリブートするのを修 正した。 [6] RT80iで、ナンバーディスプレイに対応していない電話機をつないでいる アナログポートでナンバーディスプレイ機能を有効にすると、着信時に RT80iがナンバーディスプレイ信号を送出している間に発信側が切断して も、着信ベルが鳴り続けるバグを修正した。 [7] RT80iで、ナンバーディスプレイ機能を使う状態で着信するとRT80iがハン グアップしてしまうことがあったのを修正した。 [8] ごくまれに、通信終了時にリブートしてしまうことがあったのを修正し た。 [9] anonymousの着信時に、pp auth usernameで名前が設定されているにも関 わらず着信を拒否することがあったのを修正した。 [10] 30000バイト以上もある大きなIPパケットを転送しようとする時に、正し く動作できないことがあるのを修正した。 ■既知のバグ [1] RT80iのアナログポートで以下のバグがある。 - 着信転送を利用する設定で、アナログポートが以下の状態のときの着信 は着信転送されず理由コード#17(話中)で拒否してしまう。 ・TELの受話器からダイヤルトーンが聞こえているとき ・TELがダイヤル中のとき 上記以外の状態(機能設定中、相手呼出中、通信中等)では着信転送が行 われる。 - 優先着信機能の設定を「off」から「ポート2」に変更した直後の着信は、 優先着信機能が有効にならず、両方のポートに着信する。設定変更直後 の着信だけ優先着信機能が働かず2回めの着信からは正常に優先着信機 能が働く。 [2] IPマスカレードを使っている時に、TCP/UDPチェックサムが壊れているパ ケットに正しいチェックサムを付け直してしまうバグがある。 VJCを有効にしていると、パケットが落ちた時にVJCが間違ったTCPヘッダ を生成する。これは通常TCPチェックサムで不正なパケットとして排除さ れるが、IPマスカレードにより正しいチェックサムに置き換えられてしま うと、アプリケーション側でのデータ化けなどの症状として表れてしまう。