ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/relnote_03_00_28.txt Revision : 03.00.28 Release : Oct 1998, ヤマハ株式会社 RT100i/RT102i/RT200i/RT80i/RT140[iep] Rev.3.00.28リリースノート ========================================================================== ○ Rev.3.00.23からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] フレームリレーバックアップ機能を実装した。 [コマンド書式] fr backup dlci=DLCI 相手先情報番号 [説明] 指定したDLCIがダウンしたときにバックアップする。相手先情報番号を指 定する。 [使用例] bri line 1 l64 pp select 1 pp bind bri 1 pp encapsulation fr fr backup dlci=16 2 fr backup dlci=18 3 pp enable 1 [ノート] 同じPPにleased backupとfr backupの両方を設定してはならない。 [2] RT80iのアナログTA機能で、受信DTMF信号の最小時間を設定するコマンド を新設した。 ・受信DTMF信号の最小時間の設定 [コマンド形式] analog dtmf minimum time PORT TIME [パラメータ] PORT ... ポート番号、1〜2 TIME ... DTMF信号の最小時間(単位はミリ秒)、1〜49 [説明] 受信するDTMF信号の最小時間を設定する。ここで設定した時間より 短いDTMF信号は受信しても無視される。 [デフォルト] 45ミリ秒 [ノート] あまり小さな値にすると誤動作の原因となる。 ■仕様変更 [1] DHCPサーバ機能で、アドレスの割当/更新/解放時にログをINFOレベルに残 すようにした。 [2] show environmentコマンドで、ルータの起動時間および現在までの経過時 間を表示するようにした。 [3] show configコマンドで、起動時と同じバナーが表示されるようにした。 [4] UDPの37番ポートに返事をするようにした。これにより、Linux Slackware に付属するnetdateコマンドに返事ができるようになる。 ■バグ修正 [1] RT140pで、PRIコネクタの抜き差しなどが発生した時にPRIで全く通信でき なくなることがあったのを修正した。 [2] RT80iのWWW設定画面で、DHCPのスコープを設定し保存しようとするとリブー トしてしまうのを修正した。 [3] RT80iのナンバーディスプレイ機能で、ほとんど同時に2個所から着信があっ た時に正しく番号を表示できないバグを修正した。 [4] packetdumpコマンドで、ルータが通過させるパケットについて間違って二 重に表示してしまうバグを修正した。 [5] RT140pで、トラフィックが多い時にsaveコマンドを実行すると、LAN側が 通信できなくなることがあったのを修正した。 [6] NAT/IP Masqueradeの処理で、フラグメントされたパケットは再構成して から処理するようにした。 [追記 1998/11/18] IP Masqueradeの場合は正しく処理されない。Rev.3.00.32以降の対応とな る。 [7] RT140pで、PRI専用線のバックアップができていなかったのを修正した。 [8] RT200i/RT140i/RT140pで、専用線とISDNでMPを組んでいて、かつISDNでバッ クアップを行っている時に、バックアップのISDNでMPできないことがあっ たのを修正した。 [9] show pp accountコマンドに引数を与えなかった場合、選択されている相 手先の課金情報を表示すべきところが、すべての相手先の課金情報を表示 していたのを修正した。 [10] show accountコマンドなどで、専用線の課金情報を表示しようとしてし まうのを修正した。 [11] IP Masqueradeで、TCPに対してRSTを送るための一時的なエントリがすぐ に消えずに残ってしまい、結果としてIP Masqueradeテーブルを埋め尽く すために新しいセッションが始められなくなるというバグを修正した。 [12] show status ppで、PPP関係の情報として間違った情報を出力する時があっ たのを修正した。 [13] administratorでなくても以下のコマンドを設定できるバグを修正した。 ・leased keepalive down ・leased keepalive interval ・leased keepalive use [14] PIAFSで、転送レートが通常の半分ぐらいに落ち込んでしまう時があった のを修正した。 [15] IPX/SAPの"Get Nearest Server Request"に対する返事を返す時に、間違っ て遠隔地のサーバを返すことがあったのを修正した。 [16] console character eucと設定してあっても、show ipsec saの結果がSJIS で表示されていたのを修正した。 [17] セキュリティ・ゲートウェイ機能で、場合によりSAの寿命が設定より長く なるバグを修正した。