ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/relnote/relnote.01.03.08 Revision : 01.03.08 Release : Jul 1995, ヤマハ株式会社 RT100i Rev.1.03.08 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.1.02.16 からの変更点 ========================================================================== [1] IPXパケットのルーティング機能と、ブリッジ機能を追加。 コマンドの詳細については以下のいずれかのドキュメントを参照のこと。 1) ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/manual/cmdref.ps.gz 2) ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/manual/ipxbrig.ps.gz 1は追加機能をすべて折り込んだ最新のコマンドリファレンスであり、 2は追加機能のみを説明した補遺です。 [2] ip routing コマンドを追加。 パラメータのデフォルトは `on'。 `off' にしても、ルーティングが止まるだ けであり、LAN 側からの TELNET による設定や TFTP によるアクセス等は可能。 IP パケットをブリッジしたい場合には ip routing `off' とする。 [3] show config コマンドを追加。 RT100i に施されている設定を画面上にすべて表示する。 [4] show command コマンドを追加。 存在するすべてのコマンドの一覧とその簡単な説明を表示する。 [5] traceroute コマンドを追加。 指定した IPアドレスのホストまでの経路を調べて表示する。 [6] ip filter コマンドのパラメータ指定として、`pass' と 'reject' に加えて、 'restrict' を追加。 `restrict' を指定すると、回線が接続されていればパケットを通し、 切断さ れていれば破棄する。 LAN側や、PP側の `in' 方向に使用すると `pass' を指 定した場合と同じ働きとなる。 [7] ppp ccp type コマンドのパラメータに `cpredictor' を追加。 `cpredictor' の選択は、 Cisco IOS 10.3(3) で新しく選択できるようになっ た PPP の Predictor 圧縮にのみ対応する。 ※Cisco IOS は、Cisco Systems,Inc. 製ルータのプログラムのことです。 [8] コマンド入力時、Ctrl + u により一行消去する機能を追加。 [9] パスワードとして w,lXlma を用いてログインした時に限り、次のコマンドで 要求されるパスワード入力に w,lXlma を認めるように変更。 administrator password cold start login password [10] syslog debug `on' の場合に、 ISDN回線に発信する原因となったパケットの 先頭の 64 バイトを SYSLOG 出力するように変更。 この時、ブリッジの場合にはイーサネットヘッダも出力するが、IPパケットと IPXパケットのルーティングの場合にはイーサネットヘッダは出力しない。 [11] IPフィルタで `established' を用いた設定の場合、セキュリティ上問題があ った点を修正。 [12] ppp ccp type コマンドにより、`predictor' を選択している場合に、FTP な どと同時に TELNET を実行しているとパケットロスを起こすことがあった点を 修正。 [13] Cisco IOS 10.3(3) との相互接続で、Cisco 側の仕様変更により、RT100i か ら発信した場合に接続できない場合が出るようになったので、確実に接続でき るように対応。 [14] ISDN回線が 2B チャネルとも使用中の時に remote setup コマンドを実行す ると、それ以降 remote setup コマンドが実行できなくなった点を修正。 [15] ip lan secure filter コマンドと ip pp secure filter コマンドにおいて、 フィルタ数が 10 個しか設定できなかったものを正しく 30 個設定できるよう に修正。 [16] 2B チャネルでのバルク接続の内部処理を変更。 [17] コンソール画面上の表現を変更。 例えば、イーサネットアドレスを小文字表現にした。 [18] restart コマンドの実行速度が若干遅くなった。実測で約13秒。 [19] ICMP host redirect を受け取った時の動作の問題点を修正。 [20] TELNET のセッション開始時に、前回のセッションのゴミを受け取ってセッシ ョンが開始できなくなることがあった点を修正。 Windows NT 3.5 付属の TELNET.EXE と通信すると発生しやすい。 [21] TFTP により読み出した設定ファイルにおいて、 pp disable になっている相 手先情報番号に関する設定が記録されていなかったのを記録するように修正。