Revision : 03.04.44 Release : Jan 2000, ヤマハ株式会社 RTA50i Rev.3.04.44 リリースノート ========================================================================== ○ お知らせ ========================================================================== ・i・ナンバーの設定コマンドに関して、工場出荷時の設定が変更されています。 詳しくは、以下の「■仕様変更」の[1]を参照してください。 ========================================================================== ○ Rev.3.04.39からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] MP接続時にBAP/BACP手順を使用するか否かを設定できるようにした。 ○BACPの使用に関する設定 [入力形式] ppp bacp use SW [パラメータ] SW ... スイッチ on ... MP接続時にBAP/BACP手順を使用する off ... MP接続時にBAP/BACP手順を使用しない [説明] MP接続時にBACPを使用するか否か設定する。 [デフォルト値] on (設定例) pp select N ppp bacp use off pp enable N ※ Nは相手先情報番号 ■仕様変更 [1] i・ナンバーに関する設定のデフォルト値をnoneからallに変更した。該当する 設定コマンドは以下のとおり。 isdn arrive inumber-port all isdn-dcp arrive inumber-port all ATS102=3 [2] ISDN-DCPで、FAXをアナログポートの電話で受けたあとに、手動操作によって 着信をISDN-DCPに切り替えられるようにした。 [操作方法] フッキング + 「*」 + 「9」 [備考] 着信したときに、ISDN-DCPの着信を受けられる状態でなければ、切り替え はできない。 [3] かんたん設定で、端末型接続の「現在の接続状態の確認」欄に、ISDN-DCPの接 続状態を表示するようにした。 [4] analog arrive incomming-signalコマンドのパラメータを、'no_ringing_fax' から'no-ringing-fax'に変更した。ただし、過去のリビジョンとの互換性のた め、'no_ringing_fax'も入力できる。 [5] analog arrive without-calling-numberコマンドのパラメータのうち、 'public_telephone'を'public-telephone'に変更した。また、 'service_unavailable'を'service-unavailable'に変更した。ただし、過去の リビジョンとの互換性のため、'public_telephone'と'service_unavailable' も入力できる。 ■バグ修正 [1] analog hooking inhibit timerコマンドで設定した時間を経過しても、オンフ ックやフッキングを検出しないことがあるのを修正した。 [2] IPマスカレードを設定しているときに、外側から受けたICMPリダイレクトを通 さないようにした。これにより、一部のプロバイダに接続したときにファイル 転送が失敗する不具合が解消される。 [3] mail-check prohibitやmail-transfer prohibitコマンドの引数として'on'が 設定されているときに、メールサーバとしてFQDNが指定されていると、不必要 な名前解決をするバグを修正した。 [4] かんたん設定で、URLに誤った文字列を付け足してアクセスすると、リブート することがあるのを修正した。 [5] disconnect anonymousコマンドを実行したときに、anonymous01しか切断され ないバグを修正した。 [6] MS-callbackの起動側で、折り返しの着信呼の課金情報が正しく保存されない バグを修正した。 [7] analog local addressコマンドで、サブアドレスの区切り文字"/"のみを入力 すると、アドレスとサブアドレスが、ともに「番号なし」で登録されるバグを 修正した。 [8] PPPのBAP Link-Drop-Query-Requestに、正しいLink-Discriminatorが設定され ないバグを修正した。 [9] show status briコマンドで、ISDN-DCPとTAの状態が正しく表示されないバグ を修正した。 [10] PPP/BAPで、受信したCall-RequestにNo-Phone-Numberオプションが指定され ないときに、それに対して、Phone-DeltaオプションのないCall-Responseを 送信するバグを修正した。 [11] Phone-Number-Sub-AddressサブオプションのないPhone-Deltaオプションを含 むBAP CallRespを正しく処理できないのを修正した。 [12] PPPで、サポートしているNCPをネットワークフェーズ以外で受信したときに、 LCP ProtRejを返さないようにした。これにより、IP接続サービスに接続でき ない不具合が改善される。 [13] BAP Link-Drop-Query-Requestを送信した後にResponseを受信できないと、設 定にかかわらず再送処理をせずにLCPをクローズするバグを修正した。 [14] MS-Callbackの起動側で、ppp ipcp ipaddress onとppp ipcp msext onを設定 しているときに、Primary/Secondary DNS Server Address optionの付いてい ないIPCP ConfReqを送信するバグを修正した。 [15] メール転送機能で、SMTP手順でエラーが発生したときに、それを検出し、転 送処理を終了することができないバグを修正した。 [16] PIAFSで、同期パターンではないビットパターンを同期パターンと誤検出する バグを修正した。 [17] show environmentコマンドで、S/Tスイッチの状態が正しく表示されないバグ を修正した。 [18] console info onを設定し、シリアルのケーブルを外しておくと、数回の着信 の後にルータの動作が停止するバグを修正した。 [19] show status ppコマンドで、IPCPで獲得した相手のIPアドレスが、 "Unnumbered"と表示されることがあるのを修正した。 [20] 電話機から機能番号82で着信時サービスを設定するときに、範囲外の値を設 定できるバグを修正した。 [21] 電話機から機能番号99でアナログポートの設定を初期化したときに、着信転 送先のサブアドレスが消去されないバグを修正した。 [22] isdn disconnect policy 2とisdn disconnect interval time offを設定して いるときに、接続した後、すぐに切断するバグを修正した。 [23] アナログポートの使用制限を「未使用」もしくは「着信専用」に設定してい るときに、ビジートーンを送出し始めてから30秒でビジートーンが停止しな いバグを修正した。 以上