ローカルセグメントでファイル共有機能を使用する
- [ ネットワーク構成 ]
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- ルーターは support というワークグループ名で Microsoft ネットワークへ参加する
- ルーターの外部ストレージを lan1 セグメントの PCで共有する
- [ ルーターの config 例 ]
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ip lan1 address 192.168.1.1/24 usbhost use on onfs bind usb1 onfs sharing service on workgroup=support onfs sharing host lan1
- [ config の説明 ]
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usbhost use on onfs bind usb1
usbhost use コマンドで USB ホスト機能を有効にし、onfs bind コマンドで usb1 ポートに接続する外部ストレージで ONFS を利用できるようにします。なお、usbhost use コマンドはデフォルトで on になっているので、usbhost use コマンドの方は省略しても構いません。
onfs sharing service on workgroup=support onfs sharing host lan1
onfs sharing service コマンドでファイル共有機能を有効にし、ルーターの所属するワークグループ名を support に設定します。onfs sharing host コマンドで外部ストレージのの共有フォルダーにアクセスできるセグメントを lan1 セグメントに設定します。
- [ 初期操作手順 ]
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config の設定が完了したら外部ストレージを usb1 ポートに接続します。そして、onfs reset コマンドで ONFS の初期設定処理を実行します。この操作以降、再度 onfs reset コマンドを実行するときは同一のパスワードを入力する必要があります。設定したパスワードは system フォルダーのユーザー認証にも使用されるため、忘れないように注意してください。
onfs reset PASSWORD
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onfs reset コマンドが正常に実行されると、外部ストレージのルート直下に 3 個のフォルダー （ system／local／sync ） が生成されます。その後、ファイル共有機能が自動的に起動するので、ルーターの lan1 セグメントにある PC の Windows エクスプローラーでルーターの lan1 アドレスを参照し、3 個のフォルダーが表示されることを確認します。
（エクスプローラーから） \\192.168.1.1
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system フォルダーにアクセスする場合は、初回のアクセス時だけ認証ダイアログが開くので、ユーザー名とパスワードを下記の通り入力してください。
ユーザー名：rtadmin パスワード：手順1で設定したパスワード
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config の設定が完了したら外部ストレージを usb1 ポートに接続します。そして、onfs reset コマンドで ONFS の初期設定処理を実行します。この操作以降、再度 onfs reset コマンドを実行するときは同一のパスワードを入力する必要があります。設定したパスワードは system フォルダーのユーザー認証にも使用されるため、忘れないように注意してください。
拠点間でUSBストレージの内容をミラーリングする
- [ネットワーク構成]
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- 本社はWANへネットワーク型接続
- 東京支社はプロバイダへPPPoE接続
- 大阪支社はプロバイダへ端末型接続
- 本社／東京支社／大阪支社のUSBストレージをミラーリング。
- 本社ルーターを代表ノードに設定
- 東京支社はQoSを設定
- [本社ルーターのconfig例]
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ip route default gateway 172.16.1.254 ip lan1 address 172.16.2.1/24 ip lan2 address 172.16.1.1/24 ssl public key generate * onfs bind usb1 onfs sharing service on workgroup=share onfs sharing host lan1 onfs mirroring use on onfs mirroring id HONSHA 172.16.1.1 control-port=10001 data-port=10002 preference=120 onfs mirroring contact node 1 TOKYO.xxx.netvolante.jp onfs mirroring contact node 2 172.16.11.1 onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
- [東京支社ルーターのconfig例]
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ip route default gateway pp 1 ip lan1 address 192.168.1.1/24 queue lan2 type priority queue class filter 1 1 ip * * tcp * 49502 queue class filter 2 1 ip * * tcp 49502 * queue class filter 3 2 ip * * pp select 1 pppoe use lan2 pp auth accept pap chap pp auth myname MYNAME PASSWORD ppp lcp mru on 1454 ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ip pp mtu 1454 ip pp nat descriptor 1 netvolante-dns hostname host pp TOKYO queue pp class filter list 1 2 3 pp enable 1 nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.1.1 tcp 49501 nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.1.1 tcp 49502 ssl public key generate * onfs bind usb1 onfs sharing service on workgroup=development onfs sharing host lan1 onfs mirroring use on onfs mirroring id TOKYO TOKYO.xxx.netvolante.jp onfs mirroring contact node 1 172.16.1.1 10001 onfs mirroring contact node 2 172.16.11.1 onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
- [大阪支社ルーターのconfig例]
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ip route default gateway 172.16.11.254 ip lan1 address 192.168.1.1/24 ip lan2 address 172.16.11.1/24 ip lan2 nat descriptor 1 nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor address outer 1 primary nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.1.1 tcp 49501 nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.1.2 tcp 49502 ssl public key generate * onfs bind usb1 onfs sharing service on workgroup=support onfs sharing host lan1 onfs mirroring use on onfs mirroring id OSAKA 172.16.11.1 preference=110 onfs mirroring contact node 1 172.16.1.1 10001 onfs mirroring contact node 2 TOKYO.xxx.netvolante.jp onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
- [本社ルーターのconfigの説明]
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ip route default gateway 172.16.1.254 ip lan1 address 172.16.2.1/24 ip lan2 address 172.16.1.1/24
インターフェースのアドレスと経路を設定します。 本社のWAN側は固定IPアドレスを使用し、NATは利用しません。
ssl public key generate *
制御メッセージの送受信、データの送受信に使用するSSLの公開鍵を生成します。
onfs bind usb1
onfs bindコマンドでusb1ポートに接続する外部ストレージでONFSを利用できるようにします。
onfs sharing service on workgroup=share onfs sharing host lan1
onfs sharing serviceコマンドでファイル共有機能を有効にし、 ルーターの所属するワークグループ名をshareに設定します。 onfs sharing host lan1 コマンドで外部ストレージの共有フォルダーにアクセスできるセグメントをlan1セグメントに設定します。
onfs mirroring use on
ミラーリング機能を有効にします。
onfs mirroring id HONSHA 172.16.1.1 control-port=10001 data-port=10002 preference=120
ミラーリンググループに参加するための自拠点の設定を行います。 拠点名をHONSHA、アドレスは固定IPアドレスで「172.16.1.1」、 制御メッセージの待ち受けポートを「10001」、データの待ち受けポートを「10002」と指定します。 また、本社を代表ノードとしたいので preferenceを東京支社、大阪支社より大きな「120」を設定します。
onfs mirroring contact node 1 TOKYO.xxx.netvolante.jp onfs mirroring contact node 2 172.16.11.1
同一のミラーリンググループの参加拠点を設定します。 東京支社ルーターはnetvolante-dnsを利用しているため、そのホスト名を指定します。
onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
onfs mirroring pre-shared-key で事前共有鍵を「HIMITSU」に設定します。
- [東京支社ルーターのconfigの説明]
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ip route default gateway pp 1 ip lan1 address 192.168.1.1/24 pp select 1 pppoe use lan2 pp auth accept pap chap pp auth myname MYNAME PASSWORD ppp lcp mru on 1454 ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ip pp mtu 1454 ip pp nat descriptor 1 netvolante-dns hostname host pp TOKYO pp enable 1
東京支社ではPPPoEを利用してインターネット接続します。 アドレスが不定のため、ネットボランチDNSを利用します。
nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.1.1 tcp 49501 nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.1.1 tcp 49502
東京支社のLAN側はプライベートアドレス空間なので、NATを利用します。 外部からのONFSメッセージを受信するために nat descriptor masquerade static を設定し、 制御メッセージ、ミラーリングデータをルーター自身が受信できるよう設定します。
queue lan2 type priority queue class filter 1 1 ip * * tcp * 49502 queue class filter 2 1 ip * * tcp 49502 * queue class filter 3 2 ip * * queue pp class filter list 1 2 3
ミラーリングのデータ転送が他の通信を圧迫しないように優先制御を設定します。 ミラーリングのデータ転送に利用される通信ポートの優先度を低く設定します。
ssl public key generate *
制御メッセージの送受信、データの送受信に使用するSSLの公開鍵を生成します。
onfs bind usb1
onfs bindコマンドでusb1ポートに接続する外部ストレージでONFSを利用できるようにします。
onfs sharing service on workgroup=development onfs sharing host lan1
onfs sharing serviceコマンドでファイル共有機能を有効にし、 ルーターの所属するワークグループ名をdevelopmentに設定します。 onfs sharing host lan1 コマンドで外部ストレージの共有フォルダーにアクセスできるセグメントをlan1セグメントに設定します。
onfs mirroring use on
ミラーリング機能を有効にします。
onfs mirroring id TOKYO TOKYO.xxx.netvolante.jp
拠点名をTOKYOとします。 またWAN回線にPPPoEを利用しておりアドレスが不定なため、netvolante-dnsに登録します。
onfs mirroring contact node 1 172.16.1.1 10001 onfs mirroring contact node 2 172.16.11.1
同一のミラーリンググループの参加拠点を設定します。 本社ルーターの制御メッセージ待ち受けポートが「10001」に設定されているので、 ここでポート番号を指定します。
onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
本社ルーター、大阪支社ルーターで設定されているものと同じ事前共有鍵「HIMITSU」を設定します。
- [大阪支社ルーターのconfigの説明]
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ip route default gateway 172.16.11.254 ip lan1 address 192.168.1.1/24 ip lan2 address 172.16.11.1/24 ip lan2 nat descriptor 1
インターフェースのアドレスと経路を設定します。 WAN側は固定アドレス、LAN側はプライベートアドレス空間を利用するため、NATを設定します。
nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor address outer 1 primary nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.1.1 tcp 49501 nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.1.2 tcp 49502
大阪支社のLAN側はプライベートアドレス空間なので、NATの設定を行います。 東京支社と同様ONFSメッセージやミラーリングデータを受信するための設定が必要です。
ssl public key generate *
制御メッセージの送受信、データの送受信に使用するSSLの公開鍵を生成します。
onfs bind usb1
onfs bindコマンドでusb1ポートに接続する外部ストレージでONFSを利用できるようにします。
onfs sharing service on workgroup=support onfs sharing host lan1
onfs sharing serviceコマンドでファイル共有機能を有効にし、 ルーターの所属するワークグループ名をsupportに設定します。 onfs sharing host lan1 コマンドで外部ストレージの共有フォルダーにアクセスできるセグメントをlan1セグメントに設定します。
onfs mirroring use on
ミラーリング機能を有効にします。
onfs mirroring id OSAKA 172.16.11.1 preference=110
ミラーリンググループ内での名前、アドレスを指定します。 本社ルーターが離脱した場合に東京支社よりも優先して代表ノードにしたいので、 preferenceを東京支社より大きく、本社ルーターより小さく設定します。
onfs mirroring contact node 1 172.16.1.1 10001 onfs mirroring contact node 2 TOKYO.xxx.netvolante.jp
同一のミラーリンググループとなるルーターのアドレスを設定します。 本社ルーターの制御メッセージ待ち受けポートを「10001」に指定します。 東京支社ルーターはnetvolante-dnsを利用しているため、そのFQDNを指定します。
onfs mirroring pre-shared-key text HIMITSU
本社ルーターと東京支社ルーターで設定されている事前共有鍵と同一の鍵を設定します。