TA機能のATコマンド表

  1. ATコマンド
  2. Sレジスタ
  3. 速度表示
  4. HLC
  5. リセットされるパラメータ一覧
  6. リザルトコード


ATコマンド
    コマンド    ATA
    処理内容    着信に対して応答
    パラメータ  なし

    コマンド    ATD
    処理内容    指定された相手に発信
    パラメータ  0-9, *, # … 着番号情報or着サブアドレス情報
                / … サブアドレス区切子
                ; … 選択信号送出後コマンドモードに遷移する
                N … リダイヤルする
                S=n … 短縮番号nに発信する(AT&Zn参照)
                R … コールバック用の発信
                その他 … 全て無視する(エラーではない)

    コマンド    ATEn
    処理内容    コマンド入力に対するエコーの有無の指定
    パラメータ  n=0 … 入力されたコマンドをエコーバックしない
                n=1 … 入力されたコマンドをエコーバックする (default)

    コマンド    ATH
    処理内容    切断復旧処理の起動
    パラメータ  なし

    コマンド    ATIn
    処理内容    製品情報等の表示
    パラメータ  n=0 … 製品名表示
                n=1 … ROMバージョンを表示する
                n=2 … 製造メーカー名を表示する
                n=3 … 診断情報等の表示

    コマンド    ATNn
    処理内容    発信時のV.110回線速度の指定
    パラメータ  n=0 … DTE速度 (default)
                n=1 … 2400 bit/s
                n=2 … 4800 bit/s
                n=3 … 9600 bit/s
                n=4 … 19200 bit/s
                n=5 … 38400 bit/s
                n=6 … 57600 bit/s
                (DTE速度を越える速度が指定された場合には ERROR を返す)

    コマンド    ATO
    処理内容    オンラインコマンド状態からオンラインデータ状態への遷移
    パラメータ  なし

    コマンド    ATQn
    処理内容    コマンド入力に対する応答の有無の指定
    パラメータ  n=0 … 入力されたコマンドに対する応答あり (default)
                n=1 … 入力されたコマンドに対する応答なし

    コマンド    ATSr?
    処理内容    Sレジスタの値の表示
    パラメータ  r … Sレジスタのレジスタ番号([Sレジスタの詳細]参照)

    コマンド    ATSr=n
    処理内容    Sレジスタの値の設定
    パラメータ  r … Sレジスタのレジスタ番号([Sレジスタの詳細]参照)
                n … Sレジスタの値([Sレジスタの詳細]参照)

    コマンド    ATVn
    処理内容    リザルトコードと情報テキストの表示フォーマットの指定
    パラメータ  n=0 … 数字形式(numeric form)で出力
                n=1 … 文字形式(verbose form)で出力 (default)

    コマンド    ATWn
    処理内容    CONNECTの通信速度の指定
    パラメータ  n=0 … 通信速度表示にはDTE速度を使用
                n=2 … 通信速度表示には回線速度を使用 (default)

    コマンド    ATXn
    処理内容    CONNECTの通信速度表示とトーン検出の指定
    パラメータ  n=0 … 通信速度表示なし、BTの検出なし、DTの検出なし
                n=1 … 通信速度表示あり、BTの検出なし、DTの検出なし
                                                        (default)
                n=2 … 通信速度表示あり、BTの検出なし、DTの検出あり
                n=3 … 通信速度表示あり、BTの検出あり、DTの検出なし
                n=4 … 通信速度表示あり、BTの検出あり、DTの検出あり
    備考        表示の詳細は「リザルトコード」参照


    コマンド    ATZ
    処理内容    シリアルポートのリセットとユーザプロファイルの読み出し
                ([リセットされるパラメータ一覧] 参照)
    パラメータ  なし

    コマンド    AT&Cn
    処理内容    DCD信号線の制御
    パラメータ  n=0 … 常時ON
                n=1 … リモートDTEのRTS信号(=受信キャリア)に応じて変化
                                                        (default)

    コマンド    AT&Dn
    処理内容    DTR信号のONからOFFへの変化に対にする処理
    パラメータ  n=0 … 何もしない(常にONとして扱う)
                n=1 … オンラインデータモードならばコマンドモードに遷移
                n=2 … 回線切断 (default)
                n=3 … 回線切断、および、シリアルポートのリセットと
                       ユーザプロファイルの読み出し

    コマンド    AT&F
    処理内容    工場出荷設定に戻す
                ([リセットされるパラメータ一覧] 参照)
    パラメータ  なし

    コマンド    AT&Kn
    処理内容    DTEフロー制御
    パラメータ  n=0 … なし
                n=1 … RTS/CTSフロー制御 (default)
                n=2 … Xon/Xoff

    コマンド    AT&Nn
    処理内容    CI信号線の制御
    パラメータ  n=0 … 着信中にON (default)
                n=1 … 着信から通信終了までON
                n=2 … 着信中にON(1秒)とOFF(2秒)の繰り返し

    コマンド    AT&Qn
    処理内容    発信時のプロトコル選択
    パラメータ  n=0 … V.110
                n=1 … 非同期/同期PPP (default)

    コマンド    AT&R
    処理内容    AT コマンドからルータコマンドへ移行
    パラメータ  なし

    コマンド    AT&Sn
    処理内容    DSR信号線の制御
    パラメータ  n=0 … 常時ON (default)
                n=2 … リモートDTEのDTR信号に応じて変化

    コマンド    AT&V
    処理内容    現在のパラメータの表示
    パラメータ  なし

    コマンド    AT&W
    処理内容    現在のパラメータのユーザプロファイルへの保存
    パラメータ  なし

    コマンド    AT&Zn=s
    処理内容    短縮番号の登録(注 ルータやアナログでは短縮は使用不可)
    パラメータ  n=0〜9 … 短縮番号のインデックス
                s … 短縮番号
                     0〜9, *, # … 着番号情報or着サブアドレス情報
                     / … サブアドレス区切子
                     -, (, ) … 無視する(エラーではない)

    コマンド    AT&Zn
    処理内容    短縮番号の表示
                パラメータなし … 0〜9の全ての登録番号表示
    パラメータ  n=0〜9 … 0〜9の登録番号表示

    コマンド    AT&Zn=
    処理内容    短縮番号 n の削除
    パラメータ  n=0〜9 … 0〜9の登録番号削除

    コマンド    AT$A
    処理内容    直前の通信の料金の取り出し
    パラメータ  なし

    コマンド    AT$B
    処理内容    累積通信料金表示
    パラメータ  なし

    コマンド    AT$C
    処理内容    直前の通信の切断コードの取り出し
    パラメータ  なし

    コマンド    AT$D
    処理内容    累積通信料金の初期化
    パラメータ  なし

    コマンド    AT$Gn
    処理内容    グローバル着信の有無
    パラメータ  n=0 … グローバル着信しない
                n=1 … グローバル着信する (default)

    コマンド    AT$Hn
    処理内容    着信時におけるHLCによる通信可能性確認の有無
    パラメータ  n=0 … HLCが異なる端末からの着信は受け付けない
                n=1 … HLCが異なる端末からの着信も受け付ける (default)

    コマンド    AT$In
    処理内容    自己アドレス登録時のサブアドレスなし着信の扱い
    パラメータ  n=0 … 着信しない
                n=1 … 着信する (default)

    コマンド    AT$Ln
    処理内容    着信時のRINGの表示形式
    パラメータ  n=0 … 相手先アドレス情報なし (default)
                n=1 … 相手先アドレス情報あり

    コマンド    AT$Mn
    処理内容    データポートでのMP機能の使用の可不可
    パラメータ  n=0 … MP機能は使用不可能 (default)
                n=1 … MP機能は使用可能

    コマンド    AT$Nn
    処理内容    MP 時の スループット BOD 設定
    パラメータ  n=0 … スループット BOD OFF (default)
                n=1 … スループット BOD ON

    コマンド    AT$Pn
    処理内容    発信者番号通知の有無
    パラメータ  n=0 … 発信者番号を通知しない
                n=1 … 発信者番号を通知する (default)

    コマンド    AT$Rn
    処理内容    コールバックの有無
    パラメータ  n=0 … コールバック用の着信を受け付けない (default)
                n=1 … コールバック用の着信を受け付ける

    コマンド    AT$Sn
    処理内容    識別着信の有無
    パラメータ  n=0 … 識別着信しない (default)
                n=1 … 登録された番号を着信拒否する
                n=2 … 登録された番号を着信許可する

    コマンド    AT$Vn
    処理内容    非同期/同期PPPでのControl Escapeによる2バイト変換の有無
                n=0 … 2バイト変換しない (default)
                n=1 … 2バイト変換する

    コマンド    AT$Wn=s
    処理内容    識別番号の登録
    パラメータ  n=0〜9 … 識別番号のインデックス
                s … 識別番号
                     0 〜 9, *, # … 着番号情報or着サブアドレス情報
                     / … サブアドレス区切子
                     -, (, ) … 無視する(エラーではない)

    コマンド    AT$Wn
    処理内容    識別番号の表示
                パラメータなし … 0〜9の全ての登録番号表示
    パラメータ  n=0〜9 … 0〜9の登録番号表示

    コマンド    AT$Wn=
    処理内容    識別番号の削除
    パラメータ  n=0〜9 … 0〜9の登録番号削除

    コマンド    AT$Z=s
    処理内容    自己アドレスの登録
    パラメータ  s … 自己アドレス
                     0 〜 9, *, # … 着番号情報or着サブアドレス情報
                     / … サブアドレス区切子
                     -, (, ) … 無視する(エラーではない)

    コマンド    AT$Z
    処理内容    自己アドレスの表示
    パラメータ  なし

    コマンド    AT$Z=
    処理内容    自己アドレスの削除
    パラメータ  なし


    コマンド    AT@A=s
    処理内容    擬似 LAN 接続用のダイヤル番号の設定
    パラメータ  s … ISDN 番号
                     0 〜 9, *, # … 着番号情報or着サブアドレス情報
                デフォルト: ****

    コマンド    AT@A
    処理内容    擬似 LAN 接続用のダイヤル番号の表示
    パラメータ  なし

    コマンド    AT@A=
    処理内容    擬似 LAN 接続用のダイヤル番号の削除
    パラメータ  なし

    コマンド    AT@Bs
    処理内容    擬似 LAN 接続時の IP アドレス指定
    パラメータ  s … DHCP あるいは IP アドレス
                0.0.0.0 … DHCP 使用 (default)
                xxx.xxx.xxx.xxx … IP アドレス
    備考        他のコマンドを続けて記述できない

    コマンド    AT@Cn
    処理内容    デフォルトのコンソールモードの設定。
                起動時と login timer がタイムアウトしたときに
                選択されるコンソールのモードを指定する。
    パラメータ  n=0 … ルータ
                n=1 … TA (default)
    備考        設定内容はルータコマンドと共有

    コマンド    AT@Dn
    処理内容    DTE 速度未検出時のデフォルト DTE 速度指定
    パラメータ  n=0 … 使用不可
                n=1 … 2400 bit/s
                n=2 … 4800 bit/s
                n=3 … 9600 bit/s
                n=4 … 19200 bit/s
                n=5 … 38400 bit/s
                n=6 … 57600 bit/s
                n=7 … 115200 bit/s (default)
                n=8 … 230400 bit/s
    備考        設定内容はルータコマンドと共有

    コマンド    AT@Fn
    処理内容    TA での着信の許可/不許可指定
    パラメータ  n=0 … TA で着信をさせない
                n=1 … TA では着信させる (default)

    コマンド    AT@G/u/p/
    処理内容    MP 時における CHAP 認証用のユーザ名とパスワードの設定
    パラメータ  / … 区切り子(任意の文字が使用可能)
                u … ユーザ名(32文字以内)
                p … パスワード(32文字以内)
    備考        AT@Gの次に来る文字が区切り子となり、任意の文字が指定可能。
                ユーザ名が username, パスワードが password のときは
                以下のように指定でき、意味は同じである。
                AT@G/username/password/
                AT@G=username=password=

Sレジスタ
        番号    |設定範囲       |単位   |内容
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS0    |  0            |       |自動応答なし(手動応答)
                |  1〜255       |       |指定回数の呼び出し後に自動応答
                |(default:1)    |回     |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS1    |  0〜255       |       |呼出カウント
                |(default:0)    |回     |(注:read only、設定不可)
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS2    |  0〜127       |       |エスケープシーケンスを構成する文字
                |(default:43)   |(code) |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS3    |  0〜127       |       |復帰文字(終端文字)
                |(default:13)   |(code) |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS4    |  0〜127       |       |改行文字
                |(default:10)   |(code) |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS5    |  0〜127       |       |後退文字(編集文字)
                |(default:8)    |(code) |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS7    |  1〜50        |       |発信時相手応答待ち時間
                |(default:30)   |1sec   |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS10   |  0〜255       |       |キャリア断許容時間
                |(default:0)    |0.1sec |(注:キャリア=同期パターン/同期フラグ)
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS12   |  0〜255       |       |エスケープシーケンスガードタイム
                |(default:50)   |20msec |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS20   |  1〜100       |       |スループット BOD で 2B 目の接続を始め
                |               |       |る回線の負荷率(回線速度に対する%値)
                |               |       |ATS20 を超える負荷が ATS21 回繰り返さ
                |(default:70)   | %     |れたら 2B 目を接続する
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS21   |  1〜100       |       |スループット BOD で 2B 目の接続を始め
                |               |       |る回線の負荷率の回数
                |               |       |ATS20 を超える負荷が ATS21 回繰り返さ
                |(default:1)    | 回    |れたら 2B 目を接続する。
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS22   |  0〜50        |       |スループット BOD で 2B 目を切断する
                |               |       |回線の負荷率(回線速度に対する%)
                |               |       |ATS22 を下回る負荷が ATS23 回繰り返さ
                |(default:30)   | %     |れたら 2B 目を切断する。
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS23   |  1〜100       |       |スループット BOD で 2B 目を切断する
                |               |       |回線の負荷率の回数
                |               |       |ATS22 を下回る負荷が ATS23 回繰り返さ
                |(default:2)    | 回    |れたら 2B 目を切断する。
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS30   |  0            |       |アイドル監視タイム(自動切断しない)
                |  1〜30        |       |アイドル監視タイム
                |               |       |(注:擬似 LAN 接続時は無効)
                |(default:10)   |min    |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS38   |  0〜255       |       |DTR許容断時間
                |(default:1)    |0.1sec |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS42   |  0〜255       |bit    |現在のDTE-TA間の速度とデータ形式
                |(default:0)    |mapped | (read only, 設定不可)
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS43   |  0〜255       |bit    |現在のTA-TA間の速度とプロトコル
                |(default:0)    |mapped | (read only, 設定不可)
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS64   |  0            |       |HLCなし
                |  1〜127       |       |HLCあり
                |(default:0)    |(code) |(注:JT-Q931 HLC の高位レイヤ特性識別)
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS96   |  1〜255       |       |コールバックの起動側での着信監視タイマ
                |(default:60)   |1sec   |
        --------+---------------+-------+--------------------------------------
        ATS97   |  0〜15        |       |コールバックの起動された側での
                |(default:0)    |1sec   |着信から折り返しの発信までの待ち時間
        --------+---------------+-------+--------------------------------------

速度表示
DTE-TA間の速度とデータ形式
--------------------------

                +------+------+------+------+------+------+------+------+
        S42     |  D7  |  D6  |  D5  |  D4  |  D3  |  D2  |  D1  |  D0  |
                +------+------+------+------+------+------+------+------+

        D4 D3 D2 D1 D0  |DTE-TA間の速度
        ----------------+------------------------------------------------------
         0  0  0  1  1  |2400bit/s
         0  0  1  0  1  |4800bit/s
         0  1  0  0  0  |9600bit/s
         0  1  0  1  1  |19.2kbit/s
         0  1  1  0  1  |38.4kbit/s
         1  0  0  0  1  |57.6kbit/s
         1  0  0  1  0  |115.2kbit/s
         1  0  1  0  0  |230.4kbit/s

        D7 D6 D5|DTE-TA間のデータ形式
        --------+--------------------------------------------------------------
         0  0  0|7ビット、奇数パリティ、1ストップビット
         0  1  0|7ビット、偶数パリティ、1ストップビット
         0  1  1|8ビット、パリティなし、1ストップビット (*1)
         1  0  0|7ビット、0強制パリティ、1ストップビット (*1)
         1  0  1|7ビット、1強制パリティ、1ストップビット (*2)

        (*1:これらはATコマンドで検出される形式としては同一である)
        (*2:これは「7ビット、パリティなし、2ストップビット」と同一である)


TA-TA間の速度とプロトコル
-------------------------

                +------+------+------+------+------+------+------+------+
        S43     |  D7  |  D6  |  D5  |  D4  |  D3  |  D2  |  D1  |  D0  |
                +------+------+------+------+------+------+------+------+

        D4 D3 D2 D1 D0  |TA-TA間の速度
        ----------------+------------------------------------------------------
         0  0  0  0  0  |(まだ一回も接続していない場合)
         0  0  0  1  1  |2400bit/s
         0  0  1  0  1  |4800bit/s
         0  1  0  0  0  |9600bit/s
         0  1  0  1  1  |19.2kbit/s
         0  1  1  0  1  |38.4kbit/s
         1  0  0  0  0  |64kbit/s
         1  0  0  0  1  |57.6kbit/s
         1  0  0  1  1  |128kbit/s

        D6 D5   |TA-TA間のプロトコル
        --------+--------------------------------------------------------------
         0  0   |非同期V.110
         0  1   |非同期/同期PPP
         1  1   |(予備)


HLC
10進数表記16進数表記JT-Q931 LLCのHLC(高位レイヤ特性識別)の意味
101電話
404G2/G3 FAX
3321G4 FAX
4931テレテックス
5032ビデオテックス
5335テレックス
5638メッセージハンドリングシステム
6541OSI アプリケーション

リセットされるパラメータ一覧

ATZ および AT&F によりリセットされるパラメータは AT コマンドにより値が 設定されるパラメータのみで、状態を表示するだけのパラメータはリセットされ ません。

    --------------------------------------------------------+--------------
    リセットされるパラメータ                                |設定に使用する
                                                            |  コマンド
    --------------------------------------------------------+--------------
    コマンド入力に対するエコーの有無                        | ATE
    発信時のV.110回線速度                                   | ATN
    コマンド入力に対する応答の有無                          | ATQ
    リザルトコードと情報テキストの表示フォーマット          | ATV
    CONNECTの通信速度                                       | ATW
    CONNECTの通信速度表示とトーン検出                       | ATX
    DCD信号線の制御                                         | AT&C
    DTR信号のONからOFFへの変化に対にする処理                | AT&D
    DTEフロー制御                                           | AT&K
    CI信号線の制御                                          | AT&N
    発信時のプロトコル選択                                  | AT&Q
    DSR信号線の制御                                         | AT&S
    データポート用短縮番号                                  | AT&Z
    直前の通信の料金の取り出し                              | AT$A
    累積通信料金表示                                        | AT$B
    直前の通信の切断コードの取り出し                        | AT$C
    累積通信料金の初期化                                    | AT$D
    グローバル着信の有無                                    | AT$G
    着信時におけるHLCによる通信可能性確認の有無             | AT$H
    自己アドレス登録時のサブアドレスなし着信の扱い          | AT$I
    着信時のRINGの表示形式                                  | AT$L
    MP 使用                                                 | AT$M
    BOD 設定                                                | AT$N
    発信者番号通知の有無                                    | AT$P
    コールバックの有無                                      | AT$R
    識別着信の有無                                          | AT$S
    非同期/同期PPPでのControl Escapeによる2バイト変換の有無 | AT$V
    識別番号の登録                                          | AT$W
    自己アドレスの登録                                      | AT$Z
    擬似 LAN 接続用アドレス登録 (注)                        | AT@A
    擬似 LAN 接続時の IP アドレス設定 (注)                  | AT@B
    デフォルトのコンソールモード設定 (注)                   | AT@C
    デフォルトのコンソール速度 (注)                         | AT@D
    TA での着信の許可/不許可指定                            | AT@F
    MP CHAP 時のユーザ名/パスワード                         | AT@G
    自動応答の設定                                          | ATS0
    エスケープシーケンスを構成する文字                      | ATS2
    復帰文字(終端文字)                                      | ATS3
    改行文字                                                | ATS4
    後退文字(編集文字)                                      | ATS5
    発信時相手応答待ちタイマ                                | ATS7
    キャリア断許容時間                                      | ATS10
    エスケープシーケンスガードタイム                        | ATS12
    スループットBOD接続負荷率                               | ATS20
    スループットBOD接続負荷回数                             | ATS21
    スループットBOD切断負荷率                               | ATS22
    スループットBOD切断負荷回数                             | ATS23
    アイドル監視タイム                                      | ATS30
    DTR許容断時間                                           | ATS38
    HLC の値                                                | ATS64
    コールバックの起動側での着信監視タイマ                  | ATS96
    コールバックの被起動側での折り返し発信までの待ち時間    | ATS97
    --------------------------------------------------------+--------------


リザルトコード

リザルトコードATXnコマンドの設定
数字形式文字形式n=0n=1n=2n=3n=4
0OK
1CONNECT
2RING (※)
3NO CARRIER
4ERROR
5NO DIALTONE
6BUSY
10CONNECT 2400
11CONNECT 4800
12CONNECT 9600
13CONNECT 19200
14CONNECT 38400
15CONNECT 57600
16CONNECT 64000
17CONNECT 115200
18CONNECT 128000
19CONNECT 230400
※「AT$L0」に設定すると文字形式でのRING表示の後ろの発信番号を省略できます。