ヤマハRTシリーズのコンソールによる操作と設定
TA機能用シリアルインタフェースと設定端末
作成日 | 1998/Oct/30 |
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 11KB |
[ 該当機種(TA機能を持った機種) ]
[ コンソールで設定 ]
できます。
キーボードからの文字入力は、使用しているコンピュータや 端末ソフト、telnetクライアントによって、様々です。 お使いのコンピュータやソフトウェアの仕様を確認してください。
Carriage Return (Control+M,Ctrl+M,0x0d) のことです。
キーボードでは、[ Return ]キーや[ Enter ]キーや「[ Ctrl(コントロール) ]キーを押しながら[ M ]キーを押す」などで入力できます。
TAB (Control+I,Ctrl+I,0x09) のことです。
キーボードでは、[ Tab ]キーや「[ Ctrl(コントロール) ]キーを押しながら[ I ]キーを押す」などで入力できます。
[ 準備 ]
[ 設定操作 ]
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃<CR> ┃AT<CR> ┃OK ┃AT&R<CR> ┃OK ┃<CR> ┃Password: <CR> ┃ ┃RTA50i Rev.3.02.XX (略) ┃ Copyright (c) 1994-1998 Yamaha Corporation. ┃00:a0:de:03:00:00 ┃Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃> <CR> ┃> <CR> ┃> administrator <CR> ┃Password: <CR> ┃# <CR> ┃# <CR> ┃# serial default console <CR> ┃# save all <CR> ┃セーブ中... ┃セーブ終了 ┃# quit <CR> ┃> quit <CR> ┃ ┃<CR> ┃Password: ┃...... ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 注意事項 ]
Rev.3.03.28以降のファームウェアでは、saveコマンドの仕様が変更され、
TA機能関連設定は保存されなくなりました。
「serial default console」の情報を保存するには、
「save」の代りに「save all」と入力してください。
「save」で「serial default console」の情報を保存できます。
検索エンジンで「RTA50i」「RT80i」「RT100i」とかを検索してみてください。
[ コンソールモードとTAモードの関係 ]
TA機能を持った機種のデフォルトは、TAモード
TAモードを使用しない場合、「serial default console」という
設定をすれば、他のRTシリーズと同じようにコンソールとして使用できます。
つまり、default設定は、「serial default ta」です。
また、ATコマンドでも、TAモードとconsoleモードの切り換えができます。
----------- ------ コマンド AT@Cn 処理内容 デフォルトのコンソールモードの設定。 起動時と login timer がタイムアウトしたときに 選択されるコンソールのモードを指定する。 パラメータ n=0 … ルータ n=1 … TA (default) 備考 設定内容はルータコマンドと共有 ----------- ------
通信速度を自動検出する機能は、TAモードで働きます。
consoleモードでは有効ではありません。
しかし、「serial default console」の設定をして、設定を保存した場合は、
保存した時の通信速度も同時に保存されます。
次回接続する場合は、保存した時の通信速度と同じ速度で
ターミナルエミュレータを利用するようにしてください。
<初期コマンドモードの設定>
設定方法 | ||
---|---|---|
ATコマンド | consoleコマンド | |
ATコマンドモード (工場出荷状態) | AT@C1 | serial default ta |
Consoleコマンドモード | AT@C0 | serial default console |
<コマンドモード遷移>
設定方法 | ||
---|---|---|
ATコマンド | consoleコマンド | |
「AT→Console」のモード遷移 | AT&R | --- |
「Console→AT」のモード遷移 | --- | serial ta |
[ シリアルインタフェースの仕様 ]
略称 | ピン配置 | 名称 |
---|---|---|
FG(GND) | フレーム | 保安用接地 |
TXD(SD) | 3 | 送信データ |
RXD(RD) | 2 | 受信データ |
RTS(RS) | 7 | 送信要求 |
CTS(CS) | 8 | 送信可 |
DSR(DR) | 6 | データセットレディ |
SG(GND) | 5 | 信号用接地 |
RLSD(CD) | 1 | キャリア検出 |
DTR(ER) | 4 | データ端末レディ |
CI(RI) | 9 | 被呼表示 |
自動検出機能 | |
TAモード | ○ 検出する |
Consoleモード | × 検出しない |
データ長 | パリティ | ストップビット |
---|---|---|
8 | なし | 1 |
7 | 偶数 | 1 |
7 | 奇数 | 1 |
7 | なし | 2 |
[ コンソール機能 / files ]