FAQ for YAMAHA RT Series / Windows

RTシリーズとWindowsに関するFAQ

Windows95のターミナルソフトは何を使ったらいいのですか？(hypertrm.exe)

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Windows95のターミナルソフトは何を使ったらいいのですか？(hypertrm.exe)

Windows95には、「ハイパーターミナル」というターミナルソフトウェアが添付されていますので、RTシリーズとのシリアルケーブルによる接続に利用できます。

ハイパーターミナルの起動方法～初めての設定

[ ハイパーターミナルの起動 (シンプル編) ]
1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行(R]
2. 名前の項目に「hypertrm」と入力する。
3. [ OK ]を選ぶ。
[ ハイパーターミナルの所在(ハイパーターミナルのディレクトリ) ]
- Windows95, WindowsNT 4.0
  [スタート]→[プログラム(P)]→[アクセサリ]→[ハイパーターミナル]
- Windows98
  [スタート]→[プログラム(P)]→[アクセサリ]→[通信]→[ハイパーターミナル]
- 「ハイパーターミナル」(半角文字か！？)や「hypertrm」を検索する。
  [スタート]→[検索(F)]→[ファイルやフォルダ(F)]
[ ハイパーターミナルの起動 ]
1. 「Hypertrm」をクリックする。
2. …HyperTerminal(ハイパーターミナル)が起動される
[ ハイパーターミナルの初期設定 ]
1. …「接続の設定」のウィンドウが表示されている。
2. 「接続の名前」と「アイコン」を指定する。
  専用の設定ファイルが用意されるので、次回からは、設定ファイルをクリックすることで、利用可能になる。
  例えば、名前を「RT-COM1」としてみる。
  名前は、次回開くとき思い出しやすい名前を付けよう。
  「RT-COM1」は、「COM1ポートに接続されたRTに繋ぐ」ようなニュアンス。
3. …「電話番号」のウィンドウが表示されている。
4. 「接続方法」の項目に「Com 1 へダイレクト」とかを選択する。
  [Com 1]とは、コンピュータのシリアルポートの名前でRTとの接続に利用するポート名を指定する。[▼]のところをクリックすると選択できます。
5. 選択したら、[ OK ]を選択します。
6. …「COM1のプロパティ」のウィンドウが表示されている。
7. 「ポート設定」で、RTの通信仕様を設定します。
  [▼]のところをクリックして、以下のような設定を選択します。
  
  ビット/秒(B) 9600
  
  データビット(D) 8
  
  パリティ(P) なし
  
  ストップビット(S) 1
  
  フロー制御(F) Xon / Xoff
8. 選択したら、[ OK ]を選択します。また、利用中でも変更できます。
9. …「新しい接続 - ハイパーターミナル」のウィンドウが表示されている。
10. これでハイパーターミナルの初期設定が終りました。
ハイパーターミナルの利用方法

[ ハイパーターミナルの利用 (設定ファイルの保存) ]
1. 「初めて設定した」「設定を変更した」ような場合は、設定ファイルを保存しておきましょう。
2. [ファイル(F)]→[上書き保存(S)]で、起動したときのハイパーターミナルのディレクトリに「RT-COM1」または「RT-COM1.ht」という名前のファイルが現れます。
3. 次回RTとの接続のためにハイパーターミナルを起動する場合、この設定ファイルをクリックして起動できるようになります。
4. また、良く使うならショートカットをデスクトップに置いておきましょう。
  1. 設定ファイルを右クリック→
  2. [コピー(C)]→
  3. デスクトップの適当なところで右クリック→
  4. [ショートカットの貼り付け(S)]
  5. 次回からデスクトップ上の設定ファイルの[ショートカットアイコン]をダブルクリックでハイパーターミナルが利用できるようになります。
[ ハイパーターミナルの利用(通常) ]
1. まず、リターンキー(Enter)をタイプしてみてください。
2. すると、RTが反応するハズです。
```
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃                    ←ここで「Enter」キーをタイプする。
┃Password: _         ←RTが反応してパスワード入力を求めてくる。
┃
┃
```
3. 工場出荷状態では、パスワードは設定されておりません。
  「Enter」キーをタイプしてください。
4. パスワードが間違っていると....
```
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃Password: 
┃エラー: パスワードが間違っています
┃Password: _
┃
```
  正しいパスワードを入力してください。
5. 正しいパスワードが入力できたら....
```
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃Password: 
┃RT80i Rev.2.02.15 (Thu Oct 23 14:36:27 1997)
┃00:a0:de:XX:XX:XX
┃Memory 4MBytes, 1BRI
┃> _
┃
```
  となりましたら、正しくログインできましたので、コマンド設定などが可能です。
6. 試しに何かコマンドを打ってみましょう。
```
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃> show environment ?
┃    入力形式： show environment
┃        説明： システムのセットアップに関する情報を表示します。
┃> show environment          ←Ctrl + Pで、前のコマンドが出てくる, Enter
┃RT80i Rev.2.02.15 (Thu Oct 23 14:36:27 1997)
┃イーサネットアドレス: 00:a0:de:XX:XX:XX     メモリ: 9% used
┃日付: 1997年12月10日 14:10 +09:00
┃セキュリティクラス レベル:1, タイプ:ON, TELNET: OFF
┃リモートセットアップ許可: ANY
┃ログインタイマ: 300秒
┃コンソール: 9600bit/s, SJIS, 80x24
┃システムメッセージ: OFF
┃課金閾値: OFF
┃> _
┃
```
7. 暫く放置しとくと....
```
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃> 
┃ログインタイマがタイムアウトしました。
```
  となりますので、再度操作したい場合は、ログインの手続きから始めてください。
ハイパーターミナルのトラブルチェック
- 通信できてないみたい。
  
  すべて正しければ問題なく接続できますが、どこかが誤っていれば接続できません。ここでは、チェック項目を紹介します。
  - ハイパーターミナルの設定は正しいですか？
  - シリアルケーブルは、インターリンク用などのPCとPCを接続するクロスケーブルを用意していますか？
  - シリアルケーブルとRTやPCの接続の接触不良はありませんか？
  - PCの通信ポート(シリアルポート)は、正しいですか？
- 文字化けしてるみたい。
  
  RTは、メッセージに日本語が使えますので、漢字コードを双方で合せる必要があります。
  デフォルト設定は、SJIS(シフトJIS)です。
  - RTは、show environmentコマンドで確認します。
  - RTは、console characterコマンドで設定を変更します。
    ascii, euc, sjisが選べます。
  - ハイパーターミナルは、[ファイル(F)]→[プロパティ(R)]→ [設定]→[エンコード方法(I)]→で、[シフトJIS(S)]か、 [JIS(J)]が選べます。
ハイパーターミナルの終了方法

[ファイル(F)]→[ハイパーターミナルの終了(X) Alt+F4]で終了します。
終了に対する確認が出ますので、[はい(Y)]を選ぶ。
設定ファイルには、そのときの状態が自動的に保存されます。
「試しの設定」は、「試し」が終ったら「元の設定」に意識して戻さないと、次回困ります(よ)。
# 小さな親切、大きなお世話か？そんなことないのか？

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ビット/秒(B)	9600
データビット(D)	8
パリティ(P)	なし
ストップビット(S)	1
フロー制御(F)	Xon / Xoff