UPnP機能とRTシリーズに関するFAQ


トラブルシューティング


作成日2002/May/09
最終変更日2018/Nov/06
文書サイズ 19KB


  1. Windows Messenger / MSN Messengerで音声・ビデオチャット等で相手と接続できない。
  2. Windows Messenger / MSN Messengerで「音声チャット」等の接続に時間がかかる。
  3. Windows Messenger / MSN Messengerを使用していると、相手と接続できなくなった。
  4. Windowsのスタンバイモードから復旧するとWindows Messenger / MSN Messengerで相手と接続できなくなる。
  5. Windows Messenger / MSN Messengerとネットボランチのインターネット電話間でインターネット電話から発信ができない。
  6. かんたん設定でUPnP機能の設定を行うことができない。
  7. プロバイダを登録していない状態でWindows Messenger / MSN Messegnerを起動するとルータとの通信に時間がかかる。
  8. Windows Messenger / MSN Messengerを起動している状態で、ルータの電源をオフにし、再びオンにするとWindows Messenger / MSN Messengerで音声チャット等ができなくなる。
  9. Windows Messenger / MSN Messengerを長い時間起動したまま放置した後、音声チャット等が使用できない
  10. Windows Messenger / MSN Messegnerで複数のMessengerから同時にファイル送信ができない。
  11. Windows Messengerで、リモートアシスタンスの接続ができない。
  12. Windows Messenger / MSN Messegnerで複数のMessengerに対して、送信先Messengerのあて先IPアドレスが同一グローバルIPアドレス(同一ルータ内にいる等)の場合には同時に送信ができない。
  13. Windows XP/Windows Me等のUPnP対応OSの使用時や、Windows Messenger/MSN Messengerの起動時に、Norton Internet Security等のファイアウォールソフトでネットボランチから攻撃を受けていると検出される。
  14. MSN Messenger5.0および6.0で音声チャットができない。
  15. Xbox Liveにログインできない。
  16. セカンダリIPアドレスを使用してUPnP機能が使用できない。
  17. LAN1以外のインタフェースでUPnP機能が仕様できない。
  18. フィルタ型ルーティングを使用しているとUPnP機能が使用できない。
  19. LAN分割機能を使用しているとUPnP機能が使用できない。


  1. Windows Messenger / MSN Messengerで音声・ビデオチャット等で相手と接続できない。
    [Answer]


  2. Windows Messenger / MSN Messengerで「音声チャット」等の接続に時間がかかる。
    [Answer]
    Windows Messenger / MSN Messengerは起動時に、相手との通信開始用に使用するポートを、通信開始時はデータ通信用のポートをそれぞれ割り当てる仕様になっています。
    そのときWindows Messenger / MSN Messengerが割り当てようとするポート番号がルータ側ですでに使用されているか、または予約されている場合は違うポート番号で割り当てようとします。
    その割り当てに時間がかかると「音声チャット」等の接続に時間がかかります。
    動作的には問題はないのでそのまましばらくお待ちいただければ接続はできます。
    ただし、ポートの割り当てに時間がかかりすぎるとWindows Messegner / MSN Messenger自身が強制的に切断し、接続に失敗することがあります。
    その場合は、もう一度「音声チャット」等の接続をしなおして下さい。
    また、接続待ち時には相手との通信が行われない状態なので、「無通信切断タイマ」等の切断に関する設定を行っている場合は待っている間に回線自体が切断してしまうおそれがありますのでご注意ください。


  3. Windows Messenger / MSN Messengerを使用していると、相手と接続できなくなった。
    [Answer]
    ルータの再起動や回線の切断、またWindows Messenger / MSN Messengerの終了・起動の繰り返し等でパソコン側が保持しているUPnPの情報とルータ側のUPnPの情報が異なることがあります。
    その場合は回線が接続された状態で、Windows Messenger / MSN Messengerをサインアウトし、さらにWindows Messenger / MSN Messengerを再起動していただくと改善されることがあります。
    それでも改善されない場合はパソコンの再起動をする必要があります。


  4. Windowsのスタンバイモードから復旧するとWindows Messenger / MSN Messengerで相手と接続できなくなる。
    [Answer]
    Windowsのスタンバイモード時にはUPnP機能が停止し、ルータとのUPnPの通信ができなくなります。
    一度、Windows Messenger / MSN Messengerを起動した状態でスタンバイモードになった場合で復旧後Windows Messenger / MSN Messengerで相手と通信できない場合は、 サインアウト後、Windows Messenger / MSN Messengerを再起動してください。


  5. Windows Messenger / MSN Messengerとネットボランチのインターネット電話間でインターネット電話から発信ができない。
    [Answer]
    UPnP機能を使用して頂きますと、ルータの内側(LAN側)にあるパソコンのWindows Messenger / MSN Messengerとインターネット電話間で 通話が可能となります。(参照:「Windows/MSN Messenger(Version 4.6)とネットボランチ間のインターネット電話機能による通話」)
    ただし、インターネット電話から発信に関してはWindows Messenger / MSN Messenger側の着信ポート番号がUPnPによってランダムに決定されるため、現在未対応です。


  6. かんたん設定でUPnP機能の設定を行うことができない。
    [Answer]
    かんたん設定でUPnP機能の設定を行うには最低1つ以上プロバイダの登録が必要です。


  7. プロバイダ情報を登録していない状態でWindows Messenger / MSN Messegnerを起動するとルータとの通信に時間がかかる。
    [Answer]
    Windows Messenger / MSN Messengerは起動時に使用するポートの割り当て要求をルータに出しますが、 プロバイダ情報を登録していないと、ルータはポートの割り当てができないのでWindows Messenger / MSN Messengerから 多量のポート割り当て要求が送られてきます。
    そのため、ルータとの通信トラフィックが上昇し、時間がかかるようになります。
    以下のいずれかで対処してください。


  8. Windows Messenger / MSN Messengerを起動している状態で、ルータの電源をオフにし、再びオンにするとWindows Messenger / MSN Messengerで音声チャット等ができなくなる。
    [Answer]
    ルータの電源がオフになるとWindows Messenger / MSN Messengerが割り当てたポート割り当て情報が失われます。
    その後ルータの電源がオンになっても、ポート割り当て情報がないため、Windows Messenger / MSN Messengerで音声チャット等ができなくなります。
    その場合はWindows Messenger / MSN Messengerをサインアウトし、その後再起動してください。


  9. Windows Messenger / MSN Messengerを長い時間起動したまま放置した後、音声チャット等が使用できない
    [Answer]
    Rev.4.05.08b以降、Rev.4.06.19b以降、Rev.5.02.22b以降、Rev.5.03.22b以降では、Windows Messenger / MSN Messengerのポートマッピングに対して消去タイマを設けています。
    このタイマはネットワークの切断等でWindows Messenger / MSN Messengerのポートマッピング削除要求が来ないときに使われないポートマッピング情報がルータ内に残るのを防止するために設置されています。

    このタイマが0になると強制的にポートマッピング情報が削除されるので、削除後は音声チャット等ができなくなります。 その場合は一度、Windows Messenger / MSN Messengerを再起動していただくと、再びポートマッピングが行われ音声チャット等を使うことができます。 また、このタイマのデフォルト値は2日となっております。
    このタイマは upnp port mapping timer コマンドで調整可能です。

    (例)
    [タイマ値を2時間にする場合]
      upnp port mapping timer 7200
    [タイマを使用しない場合]
      upnp port mapping timer off

    設定したいタイマ値をコンソール上もしくはかんたん設定の「コマンド入力」から設定してください。
    (注意)
    タイマを使用しない場合は、ネットワークの切断等で残ってしまったポートマッピング情報が自動的に削除されません。
    その場合はupnp use offまたはルータの再起動を行わない限りは削除されません。


  10. Windows Messenger / MSN Messegnerで複数のMessengerから同時にファイル送信ができない。
    [Answer]
    過去リリースされたファイル送信対応β版での不具合です。
    RTA54i, RT60wを除くファイル送信対応機種の最新リビジョンでは修正されております。 恐れ入りますが、下記リビジョンをお使いの場合は複数のMessengerが同時にファイルを送信しないようにしてお使いください。

    [不具合のあるリビジョン]
    RTA54iRev.4.05.08b
    RTA55iRev.4.06.20b
    RT60wRev.5.02.22b
    RTW65bRev.5.03.22b
    RTW65iRev.5.03.22b
    RT56vファイル送信対応版にこの不具合は含まれません
    RT57i, RTV700, RTX1000はこの不具合は含まれていません。


  11. Windows Messengerで、リモートアシスタンスの接続ができない。
    [Answer]
    お使いのリモートアシスタンスのバージョンが古い可能性があります。
    WindowsUpdate等でOS、Windows Messenger、リモートアシスタンスを最新の状態にすることをお薦めします。
    また、リモートアシスタンスは「
    リモート アシスタンス接続を確立できない」という不具合がありますので、この不具合に対する適用プログラムを適用することをお薦めします。


  12. Windows Messenger / MSN Messegnerで複数のMessengerに対して、送信先Messengerのあて先IPアドレスが同一グローバルIPアドレス(同一ルータ内にいる等)の場合には同時に送信ができない。
    [Answer]
    現在リリースされているファイル送信対応β版での不具合です。
    [不具合のあるリビジョン]
    RTA54iRev.4.05.08b
    RTA55iRev.4.06.20b, Rev.4.06.28
    RT60wRev.5.02.22b
    RTW65bRev.5.03.22b
    RTW65iRev.5.03.22b
    RT56vファイル送信対応版にこの不具合は含まれません
    RT57i, RTV700, RTX1000はこの不具合は含まれていません。


  13. Windows XP/Windows Me等のUPnP対応OSの使用時や、Windows Messenger/MSN Messengerの起動時に、Norton Internet Security等のファイアウォールソフトでネットボランチから攻撃を受けていると検出される。
    [Answer]
    UPnP機能を使用していると、Windows XP/Windows Me等のUPnP対応OSの使用時や、Windows Messenger/MSN Messengerの起動時に、Norton Internet Security等のファイアウォールソフトで攻撃が検出されてしまうことがあります。
    原因はUPnPの通信で使用しているポートがトロイの木馬等で使用されているポートと同一の場合、ネットボランチから攻撃を受けているとファイアウォールソフトが検知してしまうことがあります。
    その場合は、ファイアウォールソフトを使わないようにするか、トロイの木馬等が検出されたポートを通すように設定を行ってください。


  14. MSN Messenger5.0および6.0で音声チャットができない
    [Answer]
    現在のWindowsXP版以外のMSN Messenger5.0および6.0はUPnPに対応していないため、ネットボランチ経由で音声チャットを行うことができません。
    ただし、MSN Messegner6.1はUPnPに対応しています。
    音声チャットを使用するときはMSN Messenger4.6と同等機能の
    Exchange 2000 Instant Messaging Service Japanese Version をお使いになる必要があります。
    ※ただし、MSN Messenger5.0および6.0が既にインストールされている場合、MSN Messenger5.0および6.0をアンインストールする必要があります。


  15. Xbox Liveにログインできない。
    [Answer]
    Xbox LiveでネットワークゲームをプレイするためにはXbox Live対応版ファームウェアが必要です。
    RT57i, RTV700, RTX1000は初回ファームウェアから対応しています。
    未対応ファームウェアでは数回ログイン/ログアウトを繰り返すとXbox Liveに接続できなくなる不具合があります。
    また、ネットボランチのセキュリティレベルを7にする必要があります。
    UPnPに対応したファームウェアでXbox Live対応ファームウェアは以下のものとなっています。

    RTA54iRTA55iRTW65bRTW65iRT56v
    Rev.4.05.14Rev.4.06.39bRev.5.03.27bRev.5.03.27bRev.4.07.13b

    ※RT60wに関してはRT60wをブロードバンド環境で使用するときはLAN側は無線のみとなる仕様上、 ブロードバンド回線のみ対応のXbox Liveでは使用することができないためXbox Live対応を致しません。
    あらかじめご了承ください。


  16. セカンダリIPアドレスを使用してUPnP機能が使用できない。
    [Answer]
    UPnPクライアントとルータがセカンダリIPアドレスを使用して通信するような場合は、UPnP機能は使用できません。 プライマリIPアドレスを使用するようにお願い致します。


  17. LAN1以外のインタフェースでUPnP機能が使用できない。
    [Answer]
    現在のRTシリーズではUPnP機能が使用できるのはLAN1のみという制限があります。


  18. フィルタ型ルーティングを使用しているとUPnP機能が使用できない。
    [Answer]
    UPnPで使用するインタフェースとしてデフォルトゲートウェイのインタフェースを使用するときに、デフォルトゲートウェイに対してフィルタ型ルーティングを使用している場合はUPnP機能は使用できません。


  19. LAN分割機能を使用しているとUPnP機能が使用できない。
    [Answer]
    UPnP機能はLAN分割機能には対応していません。
    UPnP機能を使用する場合はLAN分割機能を使用しない設定にする必要があります。




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