RTシリーズの予期しない発呼に関するFAQ

強制切断タイマ

[ 強制切断タイマ ]

• 強制切断タイマ

  ルータは、回線の接続時間を計測しており、 一定時間以上連続で接続したままでいると、 トラフィックに関係無く回線を切断する機能です。
  

  具体的には、WAN側(プロバイダ側)から無効なパケット(無意味なパケット, pingアタック)を送り続けられて回線が自動切断できない時などに有効です。

• 強制切断タイマのしくみ

  プロバイダ | ↑ | ↑ インターネットにパケットが送り届けられる | ↑ 　〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 : : ↑ ISDN網 : : ↑ プロバイダに長時間接続→一定時間を経過したら強制切断 : : ↑ +----------↑-+ | ルータ ↑ | +------+---↑-+ 192.168.0.1 | ↑ | ↑ プロバイダへのパケット送信要求 | ↑ 192.168.0.0/24 ------+---↑------------------------+-------------------------- ↑ |192.168.0.2 ↑ +------+------+ ←←←←←←←← | 端末 | プロバイダ向けパケット +-------------+

• 強制切断タイマの時間設定コマンド

  isdn forced disconnect timeコマンドにより、 接続経過時間に自動接続を禁止することができま す。

  [ コマンドヘルプ ]

  # isdn forced disconnect time ? 入力形式： isdn forced disconnect time 秒数 秒数 = 1-21474836 or 'off' 　 　説明： 選択されている相手との回線が接続されてから、強制的に切断する時 間を設定します デフォルト値： off

  # isdn call block time ? 入力形式： isdn call block time 秒数 秒数 = 0-15 　 　説明： 選択されている相手に対し、切断後の再発信を抑制する時間を設定し ます デフォルト値： 0

• かんたん設定 (RTA50i/RTA52i)

  かんたん設定のプロバイダ接続設定では、 isdn forced disconnect timeコマンドの値を 32400秒(540分)に設定します。
  また、isdn call block timeコマンドの値(切断後の再発信禁止時間)を 15秒に設定して、切断後すぐに発信するのを抑制します。

  [かんたん設定]-[端末型プロバイダ接続設定]-[登録の修正]-[オプション設定] の画面の「回線切断タイマ関連」の項目

  タイマに関係なく連続通信時間分で強制的に切断する （再発信禁止秒)

[ 関連FAQ ]

• ISDN-BRI
  • 自動接続機能と自動切断機能
• 設定
  • 自動切断機能
  • 自動切断しない設定

[ FAQ for RT-Series ]
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