YAMAHA RTシリーズに関連する話題


World IPv6 Dayに関する注意事項


最終変更日 2018/Nov/06
文書サイズ 5,406B

World IPv6 Day

World IPv6 Dayは、2011年6月8日の一日間、世界の主要なWWWサイトをIPv6対応させようという、「テストフライト」です。グーグル、ヤフー、フェースブックなどのサービスや、総務省、NECビッグローブ、NTTコミュニケーションズなどが参加を表明しています。

「テストフライト」と呼ぶように、World IPv6 Dayの目的の一つは、インターネットをIPv6へ移行していくときの問題点の洗い出しにあります。日本インターネットプロバイダー協会では、World IPv6 Dayについての注意点をWWWサイト(http://www.jaipa.or.jp/ipv6day/)に掲載しています。他の事業者からも情報が出ています。

「フレッツ光」とWorld IPv6 Day

ITProでは、『フレッツ光ユーザーは6月8日の「IPv6 Day」に注意、Webが見られぬ恐れ』と題した記事を6月1日に掲載しました。記事では、NTT東西の「フレッツ光」のユーザーは、NTT東西から割り当てられるフレッツ網の中でしか利用できないIPv6アドレスのために、World IPv6 Dayの期間中、参加企業のWWWサイトを閲覧できなくなる恐れがあるとしています。詳しくは、同記事を参照してください。

ヤマハルーターとWorld IPv6 Day

ほとんどのヤマハルーターはIPv6に対応していますが、デフォルトではIPv6機能は有効になっておらず、IPv6アドレスの割り当てやルーティングは行わない設定です。IPv6機能を有効にしていない場合には、World IPv6 Dayの期間中でもIPv4ですべてのWWWサイトにアクセスすることになるので、何も問題は起きないはずです。

一方、NTT東西のIPv6を使うフレッツサービスを利用するため、RAプロキシ機能を有効にしている場合には、ITProが指摘する問題に該当する可能性があります。ルーターでRAプロキシ機能をOFFにするには、以下のような設定を行います。

RAプロキシ機能をOFFにすると、NTT東西がIPv6を利用して提供するサービスが利用できなくなります。したがって、World IPv6 Dayの期間が過ぎたら、上記設定を元に戻す必要があります。

ヤマハWWWサイトとWorld IPv6 Day

ヤマハのWWWサイト(jp.yamaha.comwww.rtpro.yamaha.co.jp)はいずれもWorld IPv6 Dayには参加していません。


[ FAQ for RT-Series ]
[ Install / Intro / Config / Syslog ]