RTシリーズのセキュリティーに関するFAQ


「ヤマハ製YMS-VPN8およびYMS-VPN8-CPにおける引用符で囲まれていないファイルパスの脆弱性」について


概要

ヤマハ製YMS-VPN8およびYMS-VPN8-CP(以下、まとめて「YMS-VPN8」と表します)に、引用符で囲まれていないファイルパスの脆弱性が存在することが判明しました。
この脆弱性を悪用されると、Windowsパソコン内で不正なプログラムが、高い権限で実行される可能性があります。
悪用するには、攻撃者が対象のWindowsパソコンへログインするなど、あらかじめ操作できる状態であることが必要です。インターネットから直接攻撃される脆弱性ではありません。

脆弱性と概要

YMS-VPN8がWindowsへ登録するサービスの設定において、実行ファイルのパスが引用符で囲まれていない箇所がありました。
攻撃者が対象のWindowsパソコンを操作できる場合、この不備を悪用し、不正なプログラムを高い権限で実行する可能性があります。

本脆弱性が悪用された場合、以下のような影響が発生する可能性があります。

対象となる製品名およびバージョン

製品名 該当バージョン
YMS-VPN8 / YMS-VPN8-CP Ver.1.04.00 以前

対策

本脆弱性は以下のバージョンで対策を行っております。
YMS-VPN8をインストールする場合は、ヤマハ公式サイトで公開している最新バージョンを使用してください。

製品名 対策済みバージョン
YMS-VPN8 / YMS-VPN8-CP Ver.1.07.00

回避策

対策済みのバージョンの使用が困難な場合は、以下を実施してください。

FAQ

Windows以外のOSにも影響しますか?
いいえ。本脆弱性はWindows版YMS-VPN8に関するものです。
インターネットに接続しただけで攻撃されますか?
いいえ。本脆弱性は、ネットワーク経由で直接悪用されるものではありません。悪用には、攻撃者が対象のWindowsパソコンを操作できる状態が必要です。
ルーターやVPN装置の動作に影響しますか?
いいえ。本脆弱性は YMS-VPN8をインストールしたWindowsパソコンに発生する問題であり、ルーターやVPN装置自体の動作には影響しません。
悪用されると、どのような影響がありますか?
悪用された場合、Windowsパソコン内のファイルや認証情報が漏れる可能性があります。また、システムや設定が変更される可能性があります。Windowsやサービスが停止する可能性もあります。
すでにインストールしている場合も影響がありますか?
はい。対象バージョンをインストール済みの環境も影響を受ける可能性があります。対象バージョンを利用している場合は、対策済みバージョンへの更新を検討してください。
YMS-VPN8を起動していなければ問題ありませんか?
本脆弱性は、YMS-VPN8がWindowsへ登録するサービスの設定に関係します。アプリの画面を開いていないことだけでは、影響がないとは判断できません。
ウイルス対策ソフトがあれば防げますか?
ウイルス対策ソフトが、不審なプログラムを検出する場合はあります。ただし、すべての不審なプログラムを検出することができるわけではありません。
悪用されたかどうかを確認できますか?
後から悪用の有無を判断することは容易ではありません。不審な動作や身に覚えのない設定変更などがある場合は、パソコンの管理者へ相談してください。
対策済みバージョンはどこから入手できますか?
対策済みバージョンは、ヤマハの公式Webサイトから入手してください。不明なWebサイトや第三者から入手したインストーラーは使用しないでください。
YMS-VPN8をアンインストールする必要がありますか?
いいえ。アンインストールは必須ではありません。対象バージョンを利用している場合は、対策済みバージョンへの更新をおすすめします。
この脆弱性を悪用した攻撃は確認されていますか?
本ページ公開時点では、攻撃の発生は確認できておりません。

謝辞

本脆弱性の発見およびご報告をいただいた、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 松本一真氏に感謝いたします。





関連情報

更新履歴

2026/10/28 : 公開
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