RTシリーズの優先制御/帯域制御に関するFAQ
優先制御と帯域制御に関連する技術用語
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 5.3KB |
優先制御と帯域制御における技術用語の簡単な説明
[ 用語 ]
パケットが送信されるとき、パケットの種類毎に優先順位の高いものが
優先(priority)されます。
優先順位の高いパケットが多くなると優先順位の低いパケットは
「大きな遅延」もしくは「送信されない」こともあります。
パケットが送信されるとき、パケットの種類毎に帯域を確保することができます。
この場合の帯域(bandwidth)とは、通信の許容量を示しております。
RTシリーズでは、BRI/PRI回線に対する帯域制御ではCBQ(Class-Based Queueing)というアルゴリズムを、LANインタフェースに対してはシェーピングを用いて処理しています。
一般的な日本語訳は「待ち行列」です。
Queueは、最初に入力された情報が最初に取り出されるFIFOの一種です。
最初に入力された情報(first in)が最初に出力(first out)される機能を管理するしくみの名称
→Queue Buffer, Ring Buffer, など
入るのも出るのも「先着順」
┏━┯━┯━┯━┯━┯━┓ [入力] ┃ │ │ │ │ │ ┃ [出力] ────┨ │ │ │ │ │ ┠──── ┃ │ │ │ │ │ ┃ ┗━┷━┷━┷━┷━┷━┛ → 順番待ち
最初に入力された情報(first in)が最後に出力(last out)される機能を
管理するしくみの名称
→Stack, など
入るのは「先着順」、出るのは「後着順」
[入力] [出力] ───┐ ┌─── ┏┷━━━┷┓ ┃ ┃ ┠─────┨ ┃ ┃ ┠─────┨ ┃ ┃↓積まれる (stackされる) ┠─────┨ ┃ ┃ ┠─────┨ ┃ ┃ ┗━━━━━┛
FIFOが一杯で入れることのできない情報が捨てられるFIFOです。
帯域制御を実現するアルゴリズムのひとつです。
[ 関連情報 ]
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Queue / files ]