RTシリーズのLAN-TA機能に関するFAQ
DNSリゾルブで発呼してしまう
作成日 | 2000/Jul/04 |
最終変更日 | 2022/Dec/28 |
文書サイズ | 7.4KB |
DNSリゾルブ(DNSの問い合せ)で発呼してしまう
症状:
原因:
DNSサーバに問い合せても明かに正しい回答が得られない情報でも、
問い合せてしまうのは、ちょっと困りものである。
IPアドレス値 | 説明 |
0.0.0.0 | Windowsでdefault経路を意味する値 |
127.0.0.1 | ループバックアドレス 機能テストなどに使われる機器自身を意味する値 |
対策:
「netstat -n」または「netstat -n -a」と実行するようにする。
ip host localhost 127.0.0.1 ip host defaultgateway 0.0.0.0 |
症状:
[かんたん設定]-[システム管理]-[内部情報]のログの例
PP[XX] IP Commencing (DNS Query [windowsupdate.microsoft.com] from 192.168.0.2)RTのDNSリカーシブサーバに PC(192.168.0.2)から"windowsupdate.microsoft.com"のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。 |
PP[XX] IP Commencing (DNS Query [netvolante.rtpro.yamaha.co.jp] from 192.168.0.2)RTのDNSリカーシブサーバに PC(192.168.0.2)から"netvolante.rtpro.yamaha.co.jp"のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。 |
原因:
+-------------+ +-------------+ …DNS名とIPアドレスの | DNSサーバ A | | DNSサーバ B | 情報を調べる機能を +-------------+ +-------------+ 持っている プロバイダA | ↑ プロバイダB | ↑ ---+---------+--↑------ ---+---------+--↑------ : ↑ : ↑ :ISDN同期PPP ↑ :ISDN同期PPP ↑ 〜〜〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 : : ↑ ↑ ISDN網 +------------↑--+ [ LAN-TA機能 ] | RTA52i ↑ | ↑ +------+-----↑--+192.168.0.1 ↑(2) DNSサーバBに問い合せる | ↑ ↑ ------+-----↑----------------------+-↑----------------------- ↑ | ↑ 192.168.0.0/24 ↑ +------+------+192.168.0.2 ←←←←←←← |(VPNアダプタ)| (1) DNSサーバAに問い合せる | | | 端末 | +-------------+ Windows98 |
※端末に複数のDNSサーバが登録されている時、同時に問い合せる、 順番に問い合せる、などの動作仕様は端末のOSなどに依存して様々である。
対策:
「プロバイダ接続設定」を利用する時は、「手動接続」を利用する。
LAN-TA機能を併用する場合は、[かんたん設定]-[プロバイダ接続]-[端末型]の画面の
「自動接続設定」で「しない」を選ぶ。
自動接続は、できませんが、不要なDNSの問い合せによる発呼はしなくなります。
LAN-TA機能を利用している環境では、DNSサーバアドレスの設定が 仮想プライベートネットワークだけになるようにする。
例えば、「LANのIPアドレスを手動設定して、DNSサーバアドレスは、 設定しない」など。
「プロバイダ接続設定」を削除しておく。
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for LAN-TA機能 / files / TA機能(シリアルポート) / NAT / ネットワーク・ゲーム / TA機能(USBポート) / ブロードバンドTA機能 ]