RTシリーズのLAN-TA機能に関するFAQ


Windows NTにおける仮想プライベートネットワークのインストール
Microsoft(R) VPN Adapter


作成日2001/Dec/27
最終変更日2022/Dec/28
文書サイズ 22KB


LAN-TA機能を使うためのWindows NT の設定を教えてください。


[ 手順の紹介 ]

  1. 設定環境

    説明の利用環境や設定条件などを整理しておきます。
    注)弊社ではWindows NT Workstation 4.0 + Service Pack 6で利用可能であることを確認しました。
    設定例はこれをもとに作成しています。

  2. LAN-TA機能の設定

    ルータのLAN-TA機能による接続設定で利用可能に設定します。

  3. Point to Point Tunneling プロトコルのインストール

    「仮想プライベートネットワーク」もしくは「Microsfot(R) VPN Adapter」を 利用する場合は、Windows NTにPoint to Point Tunneling プロトコルをインストールしておきます。

  4. ダイヤルアップネットワークの設定

    「仮想プライベートネットワーク」もしくは「Microsfot(R) VPN Adapter」を 利用する場合は、「ネットワークとダイヤルアップ接続」の設定を用意しておきます。

  5. LAN-TA機能を使って接続する

    接続して動作確認をします。


[ 設定環境 ]



[ LAN-TA機能の設定 ]

  1. WWWブラウザでルータのかんたん設定を開きます。
    "http://192.168.0.1/"などのURLにアクセスします。
    必要であれば、パスワードを入力します。
    >
  2. [LAN-TA機能]の設定画面を開きます。

    [かんたん設定]-[付加機能]-[LAN-TA機能]

  3. [LAN-TA機能]の設定をします。

    以下の参考画面のように選択してを選びます。

    RTA52i(192.168.0.1)-[付加機能:LAN-TA機能]

    LAN-TA機能の利用を許可するホスト
    LAN-TA機能の利用を許可するホスト
    IPアドレス指定

    LAN-TA機能のISDN番号
    ISDN番号
    サブアドレス

    LAN-TA機能の切断タイマ
    タイマで通信の有無を監視して自動切断をする 監視秒数

    上記の項目を設定した後、登録ボタンで設定内容を登録してください。



[ Point to Point Tunneling プロトコルのインストール ]

  1. 以下のどちらかの方法で[ネットワーク]を開きます。
  2. [ネットワーク]で[プロトコル]タブを選択します。
    1. [追加]をクリックして[ネットワークプロトコルの選択]の中から [Point to Point Tunneling プロトコル]を選択し、[OK]をクリックします。
      (ドライバのインストールにおいて Windows NT の CD-ROM を要求される場合があります)

    2. [PPTPの構成]で[仮想プライベートネットワークの数]として[1]を指定し [OK]をクリックします。

    3. [リモートアクセスサービス(RAS)をインストールします。
      PPTPでRASを使用できるようにRASセットアップでPPTPポートを構成して下さい] という表示のダイアログで[OK]をクリックします。

    4. [RASデバイスの追加]のダイアログで [RAS対応デバイス]として[VPN1 - RASPPTPM]を指定し、[OK]をクリックします。

    5. [リモートアクセスセットアップ]のダイアログで[VPN1]を選択して[構成]をクリックします。
      [ポート使用の構成]で[ポートの使い方]を[ダイヤルアウトのみ]と指定して[OK]をクリックします。

    6. [リモートアクセスセットアップ]のダイアログで[ネットワーク]をクリックします。
      [ネットワークの構成]で[TCP/IP]がチェックされていることを確認し[OK]をクリックします。

    7. [リモートアクセスセットアップ]のダイアログで[続行]をクリックします。

  3. [プロトコル]タブの[ネットワークプロトコル]に[Point to Point Tunneling プロトコル] が追加されていることを確認して[OK]をクリックします。
  4. Windows の再起動が要求されるので再起動します。

以上で[Point to Point Tunneling プロトコル]のインストールは完了です。


[ ダイヤルアップネットワークの設定 ]

  1. [マイコンピュータ]→[ダイヤルアップネットワーク]で[ネットワーク]を開きます。
  2. 電話帳にエントリを追加します。
    [新しい電話帳のエントリウィザード]が起動されるので必要な情報を設定します。 上記を設定して、[完了]をクリックします。

  3. [ダイヤルアップネットワーク]が起動されるので、プロバイダの指定に合うように 必要であれば設定内容を変更するします。
    1. [ダイヤルする電話帳エントリ(R)]で[MSVPN]を選択して、 [その他]->[エントリとモデムのプロパティの編集(E)]をクリック
    2. [電話帳エントリの編集]の[サーバ]タブを選択
      • [TCP/IPの設定]->[IPヘッダー圧縮を使う]のチェックを外す
      • [ソフトウェアによる圧縮を行う]のチェックを外す
      • [PPP LCP 拡張を使う]のチェックを外す
      等で設定を変更します。 (必要であれば)

[ LAN-TA機能を使って接続する ]

  1. 接続

    接続が完了して、[接続の完了]のダイヤログが表示されます。

  2. 切断

[ 参考文書 ]



[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for LAN-TA機能 / files / TA機能(シリアルポート) / NAT / ネットワーク・ゲーム / TA機能(USBポート) / ブロードバンドTA機能 ]