$Date: 2019/02/15 00:18:03 $
本機能は無線端末を最適なAPに接続させる機能です。
最適なAPとは、信号強度と接続端末数のどちらかを基準に選択します。
信号強度を基準に選んだ場合、無線端末が電波の弱い遠くのAPに接続してしまうことを防ぎ、無線ネットワーク全体のパフォーマンス向上を図ります。
本機能ではAPが無線端末から受信したProbe Requestフレームの信号強度を確認し、最適に通信できる信号強度のProbe Requestを受信したAPのみが無線端末にProbe Responseを返すことで、無線端末を常に電波の強いAPに接続させるように誘導します。
また接続端末数を基準に選んだ場合は、各APに接続する端末数を分散し、無線ネットワーク全体のパフォーマンス向上を図ります。
以下の機種およびファームウェアで、最適AP選択機能をサポートしています。
機種 | 振り分けポリシー | ファームウェア |
---|---|---|
WLX402 | 信号強度 | Rev.17.00.05以降 |
接続端末数 | Rev.17.00.09以降 |
本機能に関連するシステム上の機器と主な役割は以下の通りです。
内容 | コマンド |
---|---|
最適AP選択機能の設定 | airlink basel use |
最適AP選択機能の振り分けポリシーの設定 | airlink basel policy |
グループの2.4GHzの最適AP選択機能の設定をすることが可能です。
設定された内容は[グループ設定] - [設定送信]ページで設定を送信した際に、初めて各APに適用されます。
役割がMember-APである場合、本ページは表示されません。
グループの5GHz(1)の最適AP選択機能の設定をすることが可能です。
設定された内容は[グループ設定] - [設定送信]ページで設定を送信した際に、初めて各APに適用されます。
役割がMember-APである場合、本ページは表示されません。
本機能において出力されるSYSLOGメッセージは以下の通りです。
Controller-APで出力されるメッセージには、"[BSAP-MANAGER]"と"[BSAP-AGENT]"というプレフィックスが付加されます。
Member-APで出力されるメッセージには、"[BSAP-AGENT]"というプレフィックスが付加されます。
レベル | 出力メッセージ | 説明 |
---|---|---|
DEBUG | failed to accept a connection. | AP間通信メッセージの受信に失敗した。 |
DEBUG | failed to recv message. | AP間通信メッセージの受信に失敗した。 |
DEBUG | failed to parse message. | 不明なAP間通信メッセージを受信した。 |
[EOF]