Yamaha Network Organizer(YNO) の GUI Forwarder(以下、GFW)経由で、
ルーターのGUIにログインし、
詳細設定のDNSサーバーで設定を変更すると、
設定済みの DNS 関連の設定が消えてしまい、
その後、YNOからアクセスできなくなり、
また、インターネットに接続できなくなる不具合がある事が判明しました。
図1:詳細設定 の DNSサーバー の設定
図2:設定できなくなった場合の表示例
消去される設定済みの DNS 関連の設定は、具体的に以下となります。
- dns server コマンド
- dns server dhcp コマンド
- dns server pp コマンド
- dns server pdp コマンド
- dns server select コマンド
対象となる機種およびファームウェア
機種 | 該当ファームウェア |
---|---|
RTX1210 | Rev.14.01.35、Rev.14.01.36 |
RTX830 | Rev.15.02.14、Rev.15.02.15 |
NVR700W | Rev.15.00.17 |
NVR510 | Rev.15.01.16 |
対策
該当不具合は以下のファームウェアで修正しておりますので、最新ファームウェアへのリビジョンアップをお願いします。
機種 | 対策済みファームウェア |
---|---|
RTX1210 | Rev.14.01.38 |
RTX830 | Rev.15.02.17 |
NVR700W | Rev.15.00.19 |
NVR510 | Rev.15.01.18 |
回避策
YNOのGFW経由でDNSの設定を行う場合は、詳細設定の [プロバイダー接続]から設定変更を行ってください。
回復手段
該当の症状になった場合、以下の回復手段にて対応をしていただきますようお願いいたします。
- ルータに直接ログインして、DNSサーバーの設定を行ってください。
FAQ
- ルータのGUIに直接ログインした場合も、この不具合は発生しますか?
- いいえ発生しません。YNOのGFW経由でのみ発生します
- 詳細設定のDNSサーバーの設定以外のページでも、この不具合は発生しますか?
- いいえ発生しません。詳細設定のDNSサーバーでのみ発生します
更新履歴
2020/06/19 : | 公開 |
2020/07/30 : | 対策済みファームウェアのリビジョン番号を記入した |