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SGX808 ダイナミックルーティング外部仕様書

$Date: 2015/07/15 14:25:00 $


1. 概要

本ドキュメントは、SGX808のダイナミックルーティング機能について記述したものです。
SGX808に搭載するダイナミックルーティングは、ルーティングソフトとしてzebraを、ルーティングプロトコルとしてRIPv2を使用します。
バージョンは以下の通りです。

  zebra:0.95a
  ripd :0.95a

2. 制約条件

本機能において、以下の制約条件を設けています。

  1. 対応するプロトコルはRIPv2のみで、他のダイナミックルーティングプロトコルには対応しません。
  2. 機能を有効にするとSGX808の全てのI/Fに対してRIPの送受信を実行します。I/FごとにDisable/Enable設定はできません。
  3. NAT(Masquerade)機能がEnable(デフォルト)の場合、WAN側のI/Fに対してはパッシブモードで動作します。
    パッシブモードでは、受信した全てのRIPメッセージを解釈しますが、そのI/FからはRIPメッセージを発信しません。
  4. PPPoE接続した場合は、WAN側のI/Fに対して必ずパッシブモードで動作します。
  5. IPsec経由でRIPの送受信は行いません。

3. 対応機種とファームウェアリビジョン

本機能は以下のSGX808のファームウェア上で利用できます。

    機種 ファームウェア 変更点
    SGX808 Rev.1.00.13 新規

4. 詳細

[Network]タブ→左メニュー[网络设置]→[高级路由配置]を押下することで、設定画面(动态路由配置)を開くことができます。
静的ルーティング設定と同じ画面上に配置されます。

top1

动态路由协议(RIP)

"停用"/"启用"から選択設定します。デフォルトは"停用"です。

"确定"ボタン

設定した情報を記憶し、動作に反映します。

"重置"ボタン

入力途中の設定情報を"确定"ボタンを押す前の状態に戻します。



5. その他

その他、以下のように動作します。

  1. "停用"/"启用"を切り替えた際、I/Fの再起動は実行されません。
  2. Web設定画面上に表示されるルーティングテーブルは、自動では更新されません。

[EOF]