UTX100/UTX200は、ヤマハルーターの以下の機能で連携して、ネットワークとセキュリティーインシデントの見える化を実現することができます。
これらの機能を使用するための設定について説明します。
※ UTX100、UTX200で同じ手順になります。以下の説明では「UTX」と称します。
※ ヤマハルーターのGUIの画面は、RTX830 Rev.15.02.20のキャプチャーになります。
※ UTXのGUIの画面は、ファームウェアバージョンR80.20.15 (992001680) のキャプチャーになります。
ヤマハルーターでUTXとの連携機能に対応している機種、リビジョンは以下になります。ルーターのファームウェアリビジョンによりUTXのファームウェアバージョンが異なりますので、ご注意ください。
機種 | ルーターリビジョン | UTXバージョン | |
---|---|---|---|
R80.20.25 以前 | R80.20.35 以降 (R81.10 も含む) |
||
RTX1300 | すべてのリビジョン | ○ | ○ |
RTX1220 | Rev.15.04.03 以降 | ○ | X |
Rev.15.04.04 以降 | ○ | ○ | |
RTX1210 | Rev.14.01.40 以降 | ○ | X |
Rev.14.01.41 以降 | ○ | ○ | |
RTX830 | Rev.15.02.20 以降 | ○ | X |
Rev.15.02.24以降 | ○ | ○ | |
NVR700W | Rev.15.00.22 以降 | ○ | X |
Rev.15.00.23 以降 | ○ | ○ | |
NVR510 | Rev.15.01.21 以降 | ○ | X |
Rev.15.01.23 以降 | ○ | ○ |
※ ヤマハルーターのファームウェアはこちら「https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php」からダウンロードしてください。
※ SWXシリーズのLANマップやYamaha LAN Monitorは対応していません。
これらの連携機能を使用するときには、以下の制限があります。
インタフェース | WAN |
---|---|
アクション | Drop |
ソース | (RTXのLAN1アドレス) |
宛先 | (エージェント機器のIPアドレス) |
サービス | HTTP |
ヤマハルーターと連携するためには、UTXのWeb GUIから「管理者アクセス」の設定を変更する必要があります。
※推奨:Google Chrome, Mozilla Firefox
https://UTXのIP:4434
※ 実際の画面では、UTXのIPアドレスが表示されます
タイプ | IPv4ネットワーク (設定を変更すると、下記の設定項目の表示が変わります) |
---|---|
ネットワークIP | UTXで使用しているIPアドレスのネットワークアドレス |
サブネットマスク | 設置環境のサブネットマスク |
※ UTXで使用しているネットワークアドレスが「192.168.100.0/255.255.255.0」のときの入力例になります
UTXをヤマハルーターのLANマップで管理するためには「2. 使用上の制限」の条件を満たしておく必要があります。
以下の手順でLANマップ機能を有効にしてください。
http://ヤマハルーターのIP/
UTXをヤマハルーターのダッシュボードで管理するためには「2. 使用上の制限」の条件を満たしておく必要があります。
以下の手順でヤマハルーターのダッシュボードに「UTXセキュリティーガジェット」を表示します。
http://ヤマハルーターのIP/
※ UTXの「管理者アクセス」の設定手順は、「3. UTXの設定方法」を参照してください。
「UTXセキュリティー」ガジェットでは、UTXで検出した以下のセキュリティー機能の検知数が表示されます
※ UTXの「管理者アクセス」が設定されていないと、以下のように表示されます
LANマップページで表示される画面の例になります。
ダッシュボードで表示される画面の例になります。
※ 検出されたインシデントの詳細は、UTX100のWeb GUIを開き、[ホーム]-[レポート]で表示されるセキュリティーレポートを確認してください。セキュリティーレポートの表示内容は、「セキュリティーレポート活用ガイド」を参考にしてください。