UTX100/UTX200でHA(High Availability)構成をするための手順は以下になります。
※ HA構成は、ルーターモードのときのみ利用できます。
※ UTX100、UTX200で同じ手順になります。以下の説明では「UTX」と称します。
※ GUIの画面は、ファームウェアバージョンR80.20.25 (992002163) のキャプチャーになります。
下記の構成に従って設定を行います。
Syncポートを定義(デフォルトではLAN-2ポート)して、同期用ポートとしてLAN接続を行います。このポートでは定期的にブロードキャスト通信を行い、通信ダウンが検出されるとStandby機に切り替わります。
WAN | 192.168.2.10 |
---|---|
LAN-1 | 192.168.3.1 |
WAN | 192.168.2.11 |
---|---|
LAN-1 | 192.168.3.2 |
LAN-2(同期用) | 192.168.5.1 |
WAN | 192.168.2.12 |
---|---|
LAN-1 | 192.168.3.3 |
LAN-2(同期用) | 192.168.5.2 |
※ インターネットの接続タイプには『静的IP』を指定する必要があります。
HA構成を利用する場合、通常の構成からいくつかの設定を変更する必要があります。 個別で設定すると作業工数が増大するため、UTXを一度初期化し、以下の手順で再設定することを推奨します。
※ 画像はActive機の設定画面です
※ WANポートと同期用ポートのケーブルは初期設定ウィザード完了後に接続するため、この時点では接続しないでください
以下の手順で、Active機のクラスタの設定をします。
パスワード | (任意の文字列) |
---|---|
インターフェースの同期 | LAN2 |
IPアドレスの同期 | 192.168.5.1 |
IPサブネットの同期 | 255.255.255.0 |
他のメンバ同期IPアドレス | 192.168.5.2 |
Cluster IP address | 192.168.2.10 |
---|---|
Subnet mask | 255.255.255.0 |
Primary physical IP address | 192.168.2.11 |
Secondary physical IP address | 192.168.2.12 |
Cluster IP address | 192.168.3.1 |
---|---|
Subnet mask | 255.255.255.0 |
Primary physical IP address | 192.168.3.2 |
Secondary physical IP address | 192.168.3.3 |
以下の手順で、Standby機のクラスタの設定をします。
パスワード | (Active機に設定したパスワード) |
---|---|
インターフェースの同期 | LAN2 |
IPアドレスの同期 | 192.168.5.2 |
IPサブネットの同期 | 255.255.255.0 |
他のメンバ同期IPアドレス | 192.168.5.1 |
Active機からStandby機への切り替わりは、以下のタイミングで発生します。
フェイルバックは手動での切り替えとなります。