SWX3200シリーズ 技術資料
ヤマハ SWX3200シリーズをお買い上げいただきありがとうございます。
お使いになる前に本書をよくお読みになり、正しく設置や設定を行ってください。
本書中の警告や注意を必ず守り、正しく安全にお使いください。
1 このページの使い方
- ファームウェアバージョンを選択します。
画面上部 の 「ファームウェアバージョン」 をお使いの機器のバージョンに変更してください。
初期状態では、 最新のファームウェアバージョン が選択されています。
- 表示モードを選択します。
画面上部 の 「表示モード」 を選択してください。
初期状態では、 基本機能 が選択されています。
- 調べたい項目を選択します。
画面左 の アコーディオンメニュー から、 表示したい項目 を選択してください。
2 スタートアップガイド
ご購入いただいた SWX3200シリーズ の設定開始までの手順について説明をします。
SWX3200シリーズは、以下の4つの方法で設定をすることができます。
- CONSOLEポートを使用したコマンドによる設定
- Telnetを使用したコマンドによる設定
- SSHを使用したコマンドによる設定
- Webブラウザー を使用した設定
2.1 CONSOLEポートによる設定の開始手順
- 設定に使用するPC、必要な機材を準備します。
CONSOLEポートを使用して設定をする場合、 USBケーブル または RJ-45/DB-9コンソールケーブル (YRC-RJ45) を使用してください。
mini-USB CONOLEポートに接続するUSBケーブルは、USB Type Aコネクターとmini-USB Type B (5ピン) コネクターのデータ通信対応のUSBケーブルをご使用ください。充電専用ケーブルはご使用できません。
また、PC のシリアル(COM)ポートを制御するターミナルソフトウェアが必要です。
コンソールターミナルの通信設定を、以下に設定してください。
- ボーレート : 9600bps
- データ : 8bit
- パリティ : なし
- ストップビット : 1bit
- フロー制御 : Xon/Xoff
- PC と 本製品を USBケーブル または RJ-45/DB-9コンソールケーブル (YRC-RJ45) を使用して接続します。
- 本製品の電源を入れます。本製品の起動には、 約60秒 かかります。
起動直後のシリアルコンソール画面は、以下の表示となります。
SWX3200 BootROM Ver.1.00
Starting .............................
SWX3200-52GT Rev.4.00.05 (Fri Mar 9 09:34:05 2018)
Copyright (c) 2018 Yamaha Corporation. All Rights Reserved.
- 本製品に ログイン します。
工場出荷状態でログインする場合、初期管理ユーザー admin ( パスワード : admin ) でログインします。
admin でログインすると、パスワードの変更を要求されるため、新しいパスワードを設定します。
Username: admin
Password: admin
SWX3200-52GT Rev.4.00.05 (Fri Mar 9 09:34:05 2018)
Copyright (c) 2018 Yamaha Corporation. All Rights Reserved.
Please change the default password for admin.
New Password: ... (新しいパスワードを入力する)
New Password(Confirm): ... (同じパスワードを再度入力する)
Saving ...
Succeeded to write configuration
SWX3200>
- 以降、本製品の利用環境にあわせた設定を行います。
- シリアルコンソールからの設定は、 コマンドリファレンス を参照してください。
2.2 Telnet, SSH, Webブラウザーによる設定の開始手順
- 設定に使用するPC、必要な機材を準備します。
- 本製品との接続に使用する カテゴリ 5 イーサネットケーブル を準備してください。
- TelnetやSSHによるアクセスを行う場合、TelnetやSSHに対応したターミナルソフトを PC にインストールする必要があります。
- 使用可能なWebブラウザーについては、以下のWebサイトをご覧ください。
- 設定に使用する PC の IP アドレス を変更します。
本製品には、初期状態で 192.168.100.240/24 が設定されています。
設定に使用する PC の IPアドレスは 192.168.100.0/24 のセグメントとなるように設定します。
- PC に固定でIPアドレスを設定している場合は、メモに書き留めるようにしてください。
- PC のIPアドレスの変更方法は、PC のマニュアルを参照してください。
- PC と 本製品を カテゴリ 5 イーサネットケーブル 接続します。
- 本製品の電源を入れます。本製品の起動には、 約60秒 かかります。
起動が完了すると、イーサネットケーブルを接続したLANポートのランプが通信速度/モードに応じた点灯になります。
- 設定用PCより、本製品にアクセスします。
- 以降、本製品の利用環境にあわせた設定を行います。
- Telnetクライアントからの設定、SSHクライアントからの設定は、 コマンドリファレンス を参照してください。
- Webブラウザーからの設定は、アクセスしたGUI内の ヘルプ を参照してください。
3 ファームウェア更新について
安定した運用をしていただくために、本製品には新機能の追加、不具合対応が行われている最新のファームウェアを適用することをお勧めします。
お使いのバージョンをご確認の上、対応をお願いします。
- バージョンの確認は show environment コマンドで行ってください。
4 使用上のご注意
- 本製品の使用方法や設定を誤って使用した結果により発生したあらゆる損失については、弊社ではいかなる責任も負いかねます。あらかじめご了承ください。
- AC200V の電源コンセントでご使用になる場合は、お客様で適切な電源コードをご用意ください。電源コードに起因して発生したあらゆる損失については、弊社ではいかなる責任も負いかねます。あらかじめご了承ください。
- ポート内部を指や金属などで触れないでください。
- 直射日光のあたる場所や、温度が異常に高くなる場所(暖房機のそばなど)には設置しないでください。
- 環境温度が急激に変化する場所では使用しないでください。環境温度が急激に変化すると、本製品に結露が発生することがあります。結露が発生したときは電源を入れない状態で乾くまでしばらく放置してください。
- 本製品に触れるときは、人体や衣服から静電気を除去してください。
- 本製品を強い磁界がある場所に設置しないでください。
- 本製品の同一電源ライン上にノイズを発生する機器を接続しないでください。故障や動作不良の原因になります。
- 本製品のご使用にあたり、周囲の環境によっては電話、ラジオ、テレビなどに雑音が入る場合があります。この場合は本製品の設置場所、向きを変えてみてください。
- 通信ケーブルを電源コードなどに近づけて配線しないでください。大きな電圧が誘起され、動作不良の原因になります。
- 本製品をご使用にならないときは、電源プラグを必ずコンセントから外してください。
- 1000BASE-T でご使用になる場合は、エンハンスドカテゴリー5(CAT5e)以上のLAN ケーブルをご使用ください。
- 本製品を譲渡する際は、本書も合わせて譲渡してください。
- 本製品では、時計機能の電源バックアップのためにリチウム電池を使用しています。本製品および付属品を廃棄する場合は、各地方自治体の廃棄処分方法に従ってください。
- SFP ポートには弊社別売のYSFP-G-SX、YSFP-G-LX、YSFP-G-SXA、YSFP-GLXA以外のSFP モジュールを装着しないでください。上記以外のSFP モジュールを装着した場合、動作の保証はできません。
- SFP+ ポートには弊社別売のYSFP-10G-SR、YSFP-10G-LR、YDAC-10G-3M、YDAC-10G-1M、YSFP-G-SX、YSFP-G-LX、YSFP-G-SXA、YSFP-G-LXA 以外のSFP モジュールを装着しないでください。上記以外のSFP モジュールを装着した場合は動作の保証はできません。
- 使用しないSFP ポート、SFP+ ポートにはダストカバーを取り付けてください。異物が入り、故障の原因になります。ダストカバーは、なくさないように保管してください。
- SFP モジュールおよび光ファイバーケーブルは、コネクターの破損または摩耗による精度不良や、接続点の汚れなどにより、受信光量不足やリンクアップしないなどの問題が発生します。特にシングルモードファイバーはマルチモードファイバーと比べ、これらの影響を受け易いため、取り扱いには注意が必要です。接続する前は接続点を清掃してください。また、未使用時は保護キャップを取り付けてください。
5 サポート窓口のご案内