SWX2300シリーズ 技術資料
ヤマハ SWX2300シリーズをお買い上げいただきありがとうございます。
お使いになる前に本書をよくお読みになり、正しく設置や設定を行ってください。
本書中の警告や注意を必ず守り、正しく安全にお使いください。
1 このページの使い方
- ファームウェアバージョンを選択します。
画面上部 の 「ファームウェアバージョン」 をお使いの機器のバージョンに変更してください。
初期状態では、 最新のファームウェアバージョン が選択されています。
- 表示モードを選択します。
画面上部 の 「表示モード」 を選択してください。
初期状態では、 基本機能 が選択されています。
- 調べたい項目を選択します。
画面左 の アコーディオンメニュー から、 表示したい項目 を選択してください。
2 スタートアップガイド
ご購入いただいた SWX2300シリーズ の設定開始までの手順について説明をします。
SWX2300シリーズは、以下の3つの方法で設定をすることができます。
- シリアルコンソールを使用したコマンドによる設定
- Telnet を使用したコマンドによる設定
- Webブラウザー を使用した設定
2.1 シリアルコンソールによる設定の開始手順
- 設定に使用するPC、必要な機材を準備します。
シリアルコンソールを使用して設定をする場合、 RJ-45コンソールケーブル (YRC-RJ45) をご購入下さい。
また、PC のシリアル(COM)ポートを制御するターミナルソフトウェアが必要です。
コンソールターミナルの通信設定を、以下に設定してください。
- ボーレート : 9600bps
- データ : 8bit
- パリティ : なし
- ストップビット : 1bit
- フロー制御 : なし
- PC と 本L2スイッチを RJ-45コンソールケーブル (YRC-RJ45) 使用して接続します。
- 必要に応じて、USB-シリアル変換 を使用してください。
- 本L2スイッチの電源を入れます。本L2スイッチの起動には、 約50秒 かかります。
起動直後のシリアルコンソール画面は、以下の表示となりとなります。(パスワード入力画面)
SWX2300 BootROM Ver.1.00
Starting .............................
SWX2300-16G Rev.2.00.03 (Wed Jun 10 19:05:28 2015)
Copyright (c) 2015 Yamaha Corporation. All Rights Reserved.
Password:
- 本L2スイッチに ログイン します。
初期状態では、パスワードは設定されてないため、"Enter"キー の押下でログインが可能です。
Password: ("Enter"キーを入力する)
SWX2300-16G Rev.2.00.03 (Wed Jun 10 19:05:28 2015)
Copyright (c) 2015 Yamaha Corporation. All Rights Reserved.
SWX2300>
- 以降、本L2スイッチの利用環境にあわせた設定を行います。
- シリアルコンソールからの設定は、 コマンドリファレンス を参照願います。
2.2 Telnet, Webブラウザーによる設定の開始手順
- 設定に使用するPC、必要な機材を準備します。
- L2スイッチとの接続に使用する カテゴリ 5 イーサネットケーブル を準備してください。
- Telnetによるアクセスを行う場合、Telnetに対応したターミナルソフトを PC にインストールする必要があります。
- 使用するWebブラウザーは、以下を推奨しています。
- Windows
- Microsoft Internet Explorer 9, 10, 11
- Mac
- 設定に使用する PC の IP アドレス を変更します。
本L2スイッチには、初期状態で 192.168.100.240/24 が設定されています。
設定に使用する PC の IPアドレスは 192.168.100.0/24 のセグメントとなるように設定します。
- PC に固定でIPアドレスを設定している場合は、メモに書き留めるようにしてください。
- PC のIPアドレスの変更方法は、PC のマニュアルを参照してください。
- PC と 本L2スイッチを カテゴリ 5 イーサネットケーブル 接続します。
- 本L2スイッチの電源を入れます。本L2スイッチの起動には、 約50秒 かかります。
起動が完了すると、イーサネットケーブルを接続したLANポートのランプが通信速度/モードに応じた点灯になります。
- 設定用PCより、本L2スイッチにアクセスします。
- 以降、本L2スイッチの利用環境にあわせた設定を行います。
- Telnetクライアントからの設定は、 コマンドリファレンス を参照願います。
- Webブラウザーからの設定は、アクセスしたGUI内の ヘルプ を参照願います。
3 ファームウェア更新について
安定した運用をしていただくために、本L2スイッチには新機能の追加、不具合対応が行われている
最新のファームウェアを適用することをお勧めします。
お使いのバージョンをご確認の上、対応をお願いします。
- バージョンの確認は show versionコマンドで行ってください。
4 Web GUI 機能について
本L2スイッチの最新ファームウェアでは、以下の設定機能に対応しています。
- 詳細設定
- VLAN
- MACアドレステーブル
- IGMP Snooping
- QoS
- EEE
- 管理
- 本体の設定
- アクセス管理
- 保守
- コマンド実行 (コマンドの詳細は、 コマンドリファレンス を参照願います。)
- ファームウェアの更新
- CONFIG ファイルの管理
- SYSLOG の管理
- 再起動と初期化
5 使用上のご注意
- 本製品の使用方法や設定を誤って使用した結果により発生したあらゆる損失については、弊社ではいかなる責任も負いかねます。
あらかじめご了承ください。
- AC200Vの電源コンセントでご使用になる場合は、お客様で適切な電源ケーブルをご用意ください。
電源ケーブルに起因して発生したあらゆる損失について弊社では一切その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
- 本製品は磁界が強い場所に設置しないでください。
- 本製品の同一電源ライン上にノイズを発生する機器を接続しないでください。故障や動作不良の原因になります。
- 本製品のご使用にあたり、周囲の環境によっては電話、ラジオ、テレビなどに雑音が入る場合があります。
この場合は本製品の設置場所、向きを変えてみてください。
- 通信ケーブルを電源ケーブルなどに近づけて配線しないでください。大きな電圧が誘起され、動作不良の原因になります。
- 本製品をご使用にならないときは、電源プラグを必ずコンセントから外してください。
- 1000BASE-Tでご使用になる場合は、エンハンスドカテゴリー5(CAT5e)以上のLANケーブルをご使用ください。
- 本製品を廃棄する場合には、お住まいの自治体の指示に従ってください。
- 本製品を譲渡/廃棄する場合は、設定内容の初期化を行ってください。
6 サポート窓口のご案内