******************************************************************** ヤマハ ISDN&ブロードバンドルータ/TA RTA54i RTAssist(接続/切断ユーティリティ) Ver.2.03 (Macintosh版) 2001/11/1 ヤマハ株式会社 ******************************************************************** RTAssistはRTA54iの回線の接続/切断をパソコン側で行うためのユーティリティ ソフトです。RTA54iはパソコンのデータを監視して自動的に回線接続/切断を行い ますが、TAのように手動で接続切断を制御したい場合にRTAssistで行うことがで きます。また、RTA54iの内部設定や通信記録を読み出し、ファイルに保存すること もできます。 動作条件 ・ PowerPC 搭載の Macintosh ・ MacOS 8.1 以降 ※MacOS X (Classic環境を含む)には対応していません。 ・ OpenTransport 1.2 以降 ※ RTAssistは Macintosh 専用です。 ※ パソコンの機種や環境によっては、RTAssistが正常に動作しない可能性が あります。その場合は、「かんたん設定ページ」での手動制御をご使用下さい。 ※ RTAssistを使用し、トラブルが発生した場合であっても、当社では責任を負い かねますので、ご了承下さい。 ※ 本ユーティリティは予告なしに変更されることがあります。 RTAssistのインストール ―――――――――――――――――――――――――――――――― CD-ROMの「ユーティリティ」フォルダの「RTAssist」フォルダを ハードディスクにコピーします。 RTAssistの起動 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ※起動する前に ・RTA54iの電源、ISDN/WAN/LANとパソコンの接続 ・RTA54i本体の設定を完了しておきます(詳細はマニュアルをご覧下さい)。 を確認してください。 「RTAssist」フォルダの「RTAssist」を起動(ダブルクリック)します。 注意: ・RTAssistはtelnetにより制御を行っています。RTAssist起動中 は他のtelnetによるRTA54iへのアクセスはできません。同様に他の telnetによりRTA54iにアクセスしている場合は、RTAssistは使用 できません。 ・RTAssist起動中は、「かんたん設定ページ」やコマンド、その他の 方法によるRTA54iの設定変更を行わないでください。 ・RTAssistはRTA54i本体の設定を「かんたん設定ページ」 (コマンド入力を除く)で行った場合のみ利用可能です。 コンソールコマンドなどでRTA54i本体を設定した場合は 正しく動作しません。 ・USB接続の場合は、事前に擬似LAN接続でRTA54iへ接続しておく必要が あります。 各画面の説明 ―――――――――――――――――――――――――――――――― -------------------------------------------------------- 1.[設定]ダイアログ -------------------------------------------------------- 注意:[設定]ダイアログでの変更は、次回の起動時から有効になります。 すぐに設定変更を有効にする場合、一旦「終了」して再起動してください。 1.1 ルータのIPアドレス RTAssistで制御するルータのIPアドレスを設定します。 RTA54iの工場出荷状態のIPアドレスは 192.168.0.1 となっています。 RTA54i本体のIPアドレスを変更した場合は、その際に設定したIPアドレス を指定します。 1.2 パスワード RTA54iの管理者パスワードを指定します。 本体の「かんたん設定ページ」に入る場合のパスワードと同じものです。 1.3 パスワードを保存する[チェックボックス] 1.2 で指定したパスワードを保存することで、RTAssist起動時の毎回の パスワード入力を省略できます。その分、他人のアクセスが可能に なりますので十分注意して下さい。 1.4 パスワードを管理者パスワードと区別して指定する[チェックボックス] パスワードが「ログインパスワード」と「管理者パスワード」に区別されて いる場合、1.2 で「ログインパスワード」を、ここのチェックで出現する 場所に「管理者パスワード」を指定します。 1.5 ルータを監視する時間 RTAssistは定期的にRTA54iに状態を問い合わせて、その結果を表示して います。その問い合わせの時間間隔を指定します。 短いと状態表示の反応は早くなりますが、RTA54iやパソコンの処理量が 多くなってしまいます。 1.6 起動時にこのダイアログを表示しない[チェックボックス] RTAssist起動時にこの「設定」ダイアログボックスを表示しないように できます。パソコン起動時に自動的にRTAssistも起動する設定などの場合に 便利です。その場合は、IPアドレスやパスワードの設定を正しく行っておく 必要があります。 -------------------------------------------------------- 2.メイン画面(タイトルバーに "RTAssist Ver.x.xx" の表示) -------------------------------------------------------- 2.1 プロバイダ選択と[接続]ボタン ルータ本体の「かんたん設定ページ」で登録したプロバイダがメニューに 表示されます。接続するプロバイダを選んで[接続]を押すことで、手動接続 ができます。 2.2 ISDN, WAN の状態表示と[切断]ボタン ISDN, WAN の現在の接続状態として 接続先プロバイダ名, 電話番号(ISDNのみ), 接続時間 が表示されます。 ISDNは2つのBchがありますので、最大2つの通信状態が表示されます。 TELポートでの使用状況も表示されます。 [切断]ボタンで手動切断ができます。 2.3 [メール捨て箱]アイコン(ウインドウの左下) RTA54i本体の(「かんたん設定ページ」で設定可能)メール通知機能により MSGランプが点滅している場合に、その点滅を停止するために使用します。 2.4 [設定]ボタン 1. の[設定]ダイアログを開きます。 2.5 [ルータ情報]ボタン 3. の[ルータ情報]ダイアログを開きます。 ※トラブル発生時には原因調査の材料とするために、「ルータの設定」と 「通信記録」を保存することをお勧めします。 2.6 [料金情報] ダイアログが開き、接続先毎、TELポート毎の累積料金と最終通信料金が 表示されます。 ※通信料金はNTTから通知される料金を累積して表示しています。 NTTから通知される料金は少数点以下が切り上げられたり、 各種サービスやNTT以外の回線業者の料金が反映されないことなどに より、実際に請求される料金と異なる場合があります。 あくまで目安と考えて下さい。 2.7 [終了]ボタン RTAssistを終了します。 -------------------------------------------------------- 3.[ルータ情報]ダイアログ -------------------------------------------------------- 3.1 RTA54i本体のファームウェアのリビジョンとMACアドレス ダイアログの1行目にRTA54i本体のファームウェアのリビジョン番号 2行目にLANポート、WANポートのそれぞれのMACアドレスが表示されます。 3.2 転送形態選択と[実行]ボタン RTA54i本体内部の情報を読み出してパソコンのファイルに保存します。 [ルータの設定(Config)をファイルに保存する]は、RTA54iの設定情報の 全てを読み出し、3.3 の書き込みファイルで指定したファイルに保存します。 [通信記録(syslog)をファイルに保存する]は、RTA54iの通信記録を読み出し 3.3 の書き込みファイルで指定したファイルに保存します。 ※トラブル発生時には原因調査の材料とするために、 「ルータの設定」と「通信記録」を保存することをお勧めします。 注意:保存したファイルにはユーザIDやパスワードなどの重要な情報が 含まれていますので、扱いには十分注意して下さい。 3.3 書き込みファイルと [参照]ボタン 3.2 で読み出す情報を保存するファイルを指定します。 [参照]ボタンでフォルダの移動やファイルの指定ができます。 ファイル名を直接入力した場合は、デスクトップにファイルを作成します。 3.4 詳細な通信記録を取る(syslog debug on)[チェックボックス] 細かなデータのやり取りまで含めた通信記録を取る場合に指定します。 内部的に syslog debug on コマンドになります。 3.5 自動接続する[チェックボックス] ルータは通常のプロバイダ登録では、ルータがパソコンのデータを監視して 自動的に回線接続を行います。意図しない発信や安全のために、本RTAssistを 使用して完全に手動で接続を行いたい(TA的に使いたい)場合に使用します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 改版履歴 2001. 10.4 Ver 2.03 リリース 以上