******************************************************************************* ヤマハ SWX2210コンフィグ変換ツール SWX2210-ConfigConverter Version.1.0.2.0 ヤマハ株式会社 ******************************************************************************* Document Version 1.02 2023/10/20 ◆本ユーティリティソフトをご使用になる前に必ずお読みください。 ◆このドキュメントの内容 1. はじめに 2. 動作環境 3. ZIPファイル同梱物 4. 使用方法 5. 制約事項 6. 更新履歴 =============================================================================== 1. はじめに SWX2210-ConfigConverterは、L2MSマスター(※1)が保持している SWX2200/SWX2200-8PoE（以下「SWX2200」という）の設定ファイルを、一定の ルールに従ってSWX2210/SWX2210P（以下「SWX2210」という）のコンフィグに変換 するアプリケーションです。本ユーティリティソフトは、SWX2200をSWX2210に リプレースする際に使用します。 SWX2200の設定ファイルには以下の形式があります。 ・L2MSマスターがルーターの場合 TFTPもしくはGUIで取得したテキスト形式のコンフィグファイル ・L2MSマスターがスイッチの場合 GUIで取得したバイナリ形式のL2MSスレーブコンフィグファイル(※2) ＜注意事項＞ ・L2MSマスターから取得後直接編集したコンフィグファイルは動作保証外です。 ・「Yamaha LAN Monitor」および「SWX設定ツール」でSWX2200の設定を行って いる場合、本ユーティリティソフトは使用できません。 ・変換したコンフィグをSWX2210でご使用になる場合には、意図した動作になる ことを十分に確認した上でご使用ください。 ・SWX2210-ConfigConverterを使用し、トラブルが発生した場合であっても、 当社では責任を負いかねますので、ご了承ください。 ・本ユーティリティソフトは予告なしに仕様変更されることがあります。 ※1 L2MS（Layer2 Management Service）は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2 レベルで管理する機能です。詳細は技術情報(RToro)サイト ( http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ )をご参照ください。 ※2 L2MSスレーブのコンフィグファイルは、スイッチのL2MSマスターのGUIの 「管理->保守->CONFIGファイルの管理->CONFIGファイルのエクスポート」から 取得できます。詳細はGUIヘルプおよび技術情報をご参照ください。 2. 動作環境 ＜対応OS＞ ・Microsoft Windows 7 （32bit/64bit） (※) ・Microsoft Windows 8.1（32bit/64bit） (※) ・Microsoft Windows 10 （32bit/64bit） （※）マイクロソフト社のWindows OSサポート終了をもって、 本アプリケーションのサポートを終了させていただきました。 ＜注意事項＞ 本アプリケーションをご利用いただく場合、ご使用のPCに Microsoft .NET Framework 4.5 がインストールされている必要があります。 ご使用の PC の OS が Windows7/8.1 の場合は、Microsoft .NET Framework 4.5.2 以上をインストールしてください。 3. ZIPファイル同梱物 ・SWX2210-ConfigConverter.exe ・ja (言語ファイル用) ・SWX2210-ConfigConverter変換対応表.pdf 4. 使用方法 (1) SWX2210-ConfigConverterのインストール・アンインストール ダウンロードしたZIPファイルを任意のディレクトリに展開し、 SWX2210-ConfigConverter.exe を実行してください。セットアッププログラム 等はありません。展開されたディレクトリに格納されているファイル群は同じ ディレクトリに配置してください。 アンインストールするときは、エクスプローラーなどでファイルを削除してく ださい。 (2) SWX2210-ConfigConverterの使い方 [1] 入力ファイル形式の選択 ファイル形式のセレクトボックスから、「テキスト形式」か「バイナリ形 式」のいずれかを選択します。 ・L2MSマスターがルーターの場合は「テキスト形式」を選択してください。 ・L2MSマスターがスイッチの場合は「バイナリ形式」を選択してください。 [2] 入力ファイルの選択 入力ファイルの入力欄の右にある[参照]ボタンを押して、変換したいコン フィグファイルを選択します。 ・[1]で選択したファイル形式に応じたコンフィグファイルを選択してくだ さい。 ・テキスト形式のコンフィグファイルの場合、暗号化したコンフィグファ イルには対応していません。暗号化したコンフィグファイルを使用する 場合は、「RT-FileGuard」で復号化してからご利用ください。 [3] コンフィグを変換する [変換]ボタンを押して、コンフィグ変換を実行します。 ・出力ファイル名は SWX2210_config_YYYYMMDDhhmmss.zip です。 (YYYYMMDDhhmmssは変換を実行した日時) ・出力ファイルは入力ファイルと同じディレクトリに作成されます。 [4] ZIPファイルを展開する [3]で出力されたZIPファイルを展開してください。 ・展開されたファイルに格納されているテキストファイルが設定変換後の SWX2210のコンフィグファイルです。 ・SWX2210のコンフィグファイルのファイル名は、L2MSマスターの 「スレーブの指定方法」の設定に応じて変化します。 (コンフィグファイル名の例) - MACアドレス指定の場合：00_a0_de_00_00_01.txt - 経路指定の場合 ：lan1_1.txt (ルーターがマスターの場合) port1.1_1.txt (スイッチがマスター場合) ・入力ファイルに複数台のSWX2200の設定が存在する場合、それぞれに対し て変換処理が実行され、入力台数分のテキストファイルが生成されます。 (3) SWX2210のコンフィグファイルのインポート方法 ＜GUIからインポートする場合＞ [1] SWX2210のGUI(初期IPアドレス：192.168.100.240/24)にアクセスします。 [2] 「管理->保守->CONFIGファイルの管理->CONFIGファイルのインポート」ペ ージを開き、SWX2210-ConfigConverterで出力したコンフィグファイルをイ ンポートします。 注意：インポート後にSWX2210は自動的に再起動します。 [3] TELNETもしくはGUIの「詳細設定->基本設定」ページから、IPアドレスの設 定を変更します。(※4) ＜TFTPからインポートする場合＞ [1] SWX2210のTFTPサーバー機能を有効にします。 [2] お使いのPCのTFTPクライアント機能を有効にし、SWX2210-ConfigConverter で出力したコンフィグファイルをTFTPでインポートします。リモートパス には reconfig を指定します。 （Windwos コマンドプロンプトからの実行例) tftp -i 192.168.100.240 put 00_a0_de_00_00_01.txt reconfig 注意：インポート後にSWX2210は自動的に再起動します。 [3] TELNETもしくはGUIの「詳細設定->基本設定」ページから、IPアドレスの設 定を変更します。(※4) ＜注意事項＞ 変換したコンフィグをSWX2210でご使用になる場合には、意図した動作になる ことを十分に確認した上でご使用ください。 ※4 複数台のSWX2210に対して設定をインポートする場合は、IPアドレスが重複 するため、IPアドレスの変更が必要です。 5. 制約事項 ・以下の場合は変換処理は実行されません。 - 入力ファイルがコンフィグファイル以外の場合 - 入力ファイル中にSWX2200の設定が存在しない場合 - 入力テキストファイル中にTAB文字が含まれている場合 - テンポラリディレクトリの空き容量がないかアクセス権限がない場合 変換処理でZIPファイルを作成する際に以下のテンポラリディレクトリを使用し ます。 %TEMP%\SWX2210-ConfigConverter (%TEMP% はWindows環境変数で定義されています。) ・一部のSWX2200の設定は変換に対応していません。SWX2200とSWX2210の変換対応に ついては、同梱の SWX2210-ConfigConverter変換対応表.pdf をご参照ください。 6. 更新履歴 Ver.1.02 2023/10/20 サポート終了の動作環境(Windows 7、Windows 8.1)を追記 Ver.1.01 2019/11/22 SWX2200-8PoEからSWX2210Pへの変換に対応 L2MSマスターがSWX2300の場合の経路指定変換に対応 Ver.1.00 2018/10/26 初版