***************************************************************************** ヤマハ ISDN&ブロードバンド無線ルータ/TA RTW65i ISDN&ブロードバンドルータ/TA RTA54i ISDN&ブロードバンド無線ルータ RT60w ブロードバンド&ISDNルータ/TA RTA55i ブロードバンドVoIPルータ RT56v 機器間アナログ通話ユーティリティ Ver.0.96β (Windows98SE/Me/2000/XP専用) 2002/9/30 ヤマハ株式会社 ***************************************************************************** 使用許諾 ・ 本ソフトウエアを使用し、トラブル、損害が発生した場合であっても、 当社では責任を負いかねますので、ご了承下さい。 自己責任でご使用頂きますようお願い致します。 ・ 本ソフトウェアはサポート対象外です。 本ソフトウェアに関するご質問はお受けできませんので ご了承ください。 ・ 本ソフトウェアは予告なしに変更されることがあります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1.概要 機器間アナログ通話ユーティリティはネットワーク上の RTW65i, RTA54i, RT60w, RTA55iまたはRT56v(これ以降はまとめてルータと呼びます)を親機として、パソコンの スピーカ、マイクを使用して通話(内線、外線)を行うソフトウェアです。 ※ 本ソフトウェアを使用するためには、ルータの機器間アナログ通話機能でルータ を親機に設定する必要があります。 2.動作環境 本ソフトウェアは以下の OS で動作します。 Windows 98 Second Edition, Me, 2000, XP(Home/Professional) ※ USBオーディオデバイスを使用する場合は、 Windows Me, 2000, XP(Home/Professional) 3.インストール方法 ※ Windows2000 または WindowsXP の場合、管理者アカウントでログイン してください。 3.1 機器間アナログ通話は、「スタート」メニューの「プログラム」の 「機器間アナログ通話」にインストールされます。メニューを確認して、 「機器間アナログ通話」がすでにある場合は、「マイコンピュータ」フォルダ中の 「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」でアンインストール を行なっておきます。 3.2 「マイコンピュータ」フォルダ中の CD-ROM ドライブのアイコン(ダウンロード版 の場合はダウンロードファイル解凍後の機器間アナログ通話フォルダ)を開き、 Install または Install.exe を起動(ダブルクリック)します。 これで 機器間アナログ通話 のインストールが始まります。 あとは画面に従って進み、インストールを完了して下さい。 4.アンインストール方法 コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」でアンインストールを 行なってください。 5.機器間アナログ通話の起動 ※起動する前に ・ルータの電源ON、ISDN/WAN/LANとパソコンの接続 ・ルータ本体の設定(機器間アナログ通話機能で親機に設定されていること) を確認してください。 「スタート」メニューの「プログラム」の「機器間アナログ通話」の 機器間アナログ通話 から起動します。 注:機器間アナログ通話は、音声の再生・録音、トーンまたはリンガの再生の ためにオーディオデバイス(サウンドボード、USBハンドセット等)にアクセス しています。機器間アナログ通話を実行中は、絶対にオーディオデバイスを 抜かないでください。 ・ルータ側の設定 機器間アナログ通話の起動後、ルータのかんたん設定ページの「機器間アナログ 通話設定」を開いてください。<通信可能なアナログ子機一覧>に本パソコンに 割り当てられたIPアドレスが表示されています。 アナログ親機、アナログ子機の両方に機器番号を登録してください。このとき、 <機器番号の自動割当て>を使用すると便利です。 機器番号を登録すると、機器(相手)を指定した内線通話を行うことができます。 内線番号は、* + [機器番号] + [TELポート] です。 機器間アナログ通話のTELポートは"1"です。 例:親機(機器番号1)のTEL1へ内線発信するときの番号 -> *11 ※機器番号を登録しなくても機器間アナログ通話を使用できます(*1)が、機器(相手)を 指定した内線通話は行えません。 (*1) <未登録子機の接続許可設定>が"拒否"になっている場合を除く 6.各画面の説明 ------------------------------------------------------------- 6.1 メイン画面(タイトルバーに "機器間アナログ通話" の表示) ------------------------------------------------------------- 6.1.1 タイトルバー左(ウインドウの左上)の機器間アナログ通話アイコン 左クリックで各種メニューが表示されます。 6.1.2 [ファイル(F)]メニュー [タスクトレイに追加(T)] 機器間アナログ通話を常駐させておきたい場合に使用します。 機器間アナログ通話アイコンがタスクトレイにある場合にウインドウを開くには、 そのアイコン上で左ボタンのダブルクリック、または右ボタンでメニューを 開き[元に戻す]を選択します。 6.1.3 状態表示 現在の通信状態が表示されます。 ・通話中のときは、右上に相手先電話番号(*2)、右下に通話時間が表示されます。 ・発信中のときは、左上に「発信中」、右上に相手先電話番号が表示されます。 ・着信中のときは、左上に「着信中」、右上に相手先電話番号(*2)が表示されます。 ・無通信、発信中、着信中のときは、右下に現在時刻が表示されます。 ・無通信のときは、オプション設定ダイアログの[使用制限]で「発信専用」 または「着信専用」が選択されていると、左下に赤字で「発(着)信専用」と 表示されます。 (*2)着信した場合は、相手先電話番号または非通知理由が表示されます。 6.1.4 [電話番号]入力ボックス 発信する相手先の電話番号を入力します。 キーボードから直接入力、または番号(0〜9、*、#)ボタンから入力できます。 右にある[▼]ボタンを押すと、過去10件分の発信履歴が表示され、そこから 選択することもできます。 6.1.5 番号(0〜9、*、#)ボタン 押された番号(0〜9、*、#)が[電話番号]に追加されます。 6.1.6 [発信/着信]([切断])ボタン 無通信(待機中)に[電話番号]を入力し、このボタンを押して発信を行います。 着信中は、このボタンを押して通話を行います。 発信中または通話中は、ボタンの表示が[切断]に変わります。 6.1.7 [アドレス帳]ボタンまたは[ツール(T)]メニュー [アドレス帳(A)] 6.2 の [アドレス帳]ダイアログを開きます。 6.1.8 [オプション]ボタンまたは[ツール(T)]メニュー [オプション(O)] 6.3 の [オプション]ダイアログを開きます。 6.1.9 [終了]ボタンまたは[ファイル(F)]メニュー [終了(X)] 機器間アナログ通話を終了します。 ※通話中または発信中は[切断]ボタンを押して、通話または発信を終了してから [終了]ボタンで機器間アナログ通話を終了してください。 ※通話中または発信中は、[切断]ボタン、[オプション]ボタン、[終了]ボタン以外は 灰色で表示され、制御できません。 ------------------------------------------------------------- 6.2 [アドレス帳] ダイアログ ------------------------------------------------------------- 6.2.1 名前 アドレスリストに追加する名前を入力します。 6.2.2 電話番号 アドレスリストに追加する電話番号を入力します。 6.2.3 [登録]ボタン 入力された名前、電話番号をアドレスリストに追加します。 6.2.4 アドレスリスト 登録されている名前、電話番号の一覧を表示します。 リストの上にある[名前]、[電話番号]タブをクリックするとリストの 並び替えをすることができます。 6.2.5 [選択]ボタン アドレスリストで選択した項目の電話番号を 6.1 メイン画面 の [電話番号]入力ボックスへ入力し、このダイアログを閉じます。 6.2.6 [削除]ボタン アドレスリストで選択した項目を削除します。 複数の項目を選択して一度に削除することもできます。 6.2.7 [閉じる]ボタン このダイアログを閉じます。 ------------------------------------------------------------- 6.3 [オプション]ダイアログ ------------------------------------------------------------- 6.3.1 アプリケーション設定ページ 6.3.1.1 オーディオデバイスの選択 音声の再生/録音に使用するオーディオデバイスを選択します。 6.3.1.2 一度に再生する音声パケットの数 ご使用のパソコンの環境によっては、正常に音声が再生されない場合が あります。再生するパケット数を変更することで、正常に再生できるように なることがあります。 6.3.1.3 起動時にアイコンをタスクバーに登録する(トレイアイコン) 機器間アナログ通話の起動時にタスクバーに登録します。 ダイアログを開くには、タスクバーの機器間アナログ通話アイコン上で 左ボタンのダブルクリック、または右ボタンでメニューを開き [元に戻す]を選択します。 6.3.1.4 起動時にこのダイアログを表示しない 機器間アナログ通話起動時にこの「オプション」ダイアログボックスを 表示しないようにできます。 ※ アプリケーション設定ページの変更は、機器間アナログ通話の再起動後に有効に なります。 ※ アプリケーション設定ページの各項目は、通話中には変更できません。 6.3.2 ルータ設定ページ 6.3.2.1 アナログ親機のIPアドレスを指定する 接続するアナログ親機を指定する場合にこの項目をチェックします。 アナログ親機を指定しない場合は、ネットワーク上に存在するアナログ親機を 探します。 6.3.2.2 アナログ親機のIPアドレス 接続するアナログ親機のIPアドレスを入力します。 6.3.3 電話設定ページ 6.3.3.1 回線番号、サブアドレス(番号1、番号2) 回線番号、サブアドレスを入力します。回線番号、サブアドレス共に、未入力 でも発信、着信を行えます。 6.3.3.2 相手に自分の番号を通知する 発信した相手先に自分の電話番号を通知するかを指定します。 6.3.3.3 使用制限 本ソフトウェアの使用方法を指定します。 ・「発信、着信で使用」 ・・・発信、着信の両方で使用できます。 ・「発信専用」 ・・・発信専用です。着信は受けません。 ・「着信専用」 ・・・着信専用です。発信はできません。 6.3.3.4 着サブアドレスのない着信 着番号にサブアドレスがない着信をするかを指定します。 ※ 6.3.3.1 のサブアドレスを設定していない場合、着サブアドレスのない着信 をしないにすると、外線の着信を受けることができなくなります。 6.3.3.5 相手から切断要求があった場合、自動で切断する 通話相手が切断したとき、自動で切断(オンフック)します。 6.3.3.6 着信音の選択 外線/内線の着信音用のwavファイルを指定します。 ※ 電話設定ページの各項目は、通話中には変更できません。 ※ RT56vではISDN関連の設定(6.3.3.1のサブアドレス、6.3.3.4 着サブアドレスのない 着信)と6.3.3.2 相手に自分の番号を通知の項目を設定しても有効になりません。 6.3.4 インターネット電話設定ページ 6.3.4.1 インターネット電話を使用 インターネット電話を使用する/しないを指定します。 6.3.4.2 電話ユーザ名 発信の際に使用する自己SIPアドレスを設定します。 半角英数字16桁以内で設定してください。 6.3.4.3 着信許可 インターネット電話の着信に対しての設定をします。 ・「すべて許可」・・・すべての着信を受けます。 ・「電話ユーザ名が一致した場合に許可」・・・[6.3.4.2 電話ユーザ名] に設定 されている自己SIPアドレスと一致した場合のみ着信を受けます。 6.3.5 ボリューム設定ページ 6.3.5.1 スピーカー、マイクの音量調整 スピーカー、マイクの音量の調整を行います。 音量の変更がリアルタイムで有効になりますので、[キャンセル]ボタンを 押して[オプション]ダイアログを閉じても設定は元に戻りません。 ※ 音量を最小にしても消音しない場合がありますのでご注意ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 改版履歴 2002. 4.24 Ver.0.93β リリース 2002. 9.30 Ver.0.96β リリース ・オーディオデバイス選択機能の追加 …この機能によりUSBハンドセットが使用可能となった。 2002.9.18 時点での確認済みUSBハンドセット コンパル社 i-Talk 2U HA/HS ダイヤテック社 DIAPHONE DIA-001U ・アナログ親機のIPアドレス指定する機能の追加 …接続するアナログ親機を指定するために、アナログ親機の IPアドレスを入力できるようにした。 ・着信音用wavファイル選択機能の追加 …外線、内線の着信音を選択できるようにした。 ・相手からの切断要求で自動切断する機能の追加 …通話相手が切断したとき、自動的に切断するか、ビジートーンを 流すかを選択できるようにした。 ・着信を知らせるメッセージウィンドウの追加 …着信時に相手先電話番号と着信を通知するウィンドウを表示する ようにした。 ・インターネット電話の設定の追加 …インターネット電話の使用、電話ユーザ名、着信許可の設定が 可能になった。 ・タスクトレイに入れる機能の追加 Copyright(C) 2002 ヤマハ株式会社