〜〜〜 家庭・小規模オフィス向けベストセラー・ルータの最新機種 〜〜〜
■ISDNと合わせADSL/CATVのブロードバンド通信に対応、ファイアウォール搭載 ヤマハ ISDN&ブロードバンド ルータ/TA ネットボランチ NetVolante 『RTA54i』 |
ヤマハ ISDN & ブロードバンド ルータ/TA 『RTA54i』
価格=オープンプライス
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中沢町10―1、社長:伊藤修二)は、ISDN & ブロードバンドルータの新製品として、ADSL/CATVなどのブロードバンド回線に対応した、ヤマハ
ネットボランチ(NetVolante)『RTA54i』を7月上旬から発売します。
<価格と発売日>
品 名 | 品 番 | 価 格 | 発売日 |
ISDN&ブロードバンド ルータ/TA | RTA54i | オープンプライス | 7月上旬 |
◎年間販売予定台数 : | 15万台 |
<製品の概要>
当社は、家庭や小規模オフィス(SOHO)での需要に応える有線ISDN小型ルー タとして、ヤマハネットボランチ(注1)『RTA50i』を1998年に、『RTA52i』 を2000年3月に発売。SOHOでのISDN回線経由のインターネット接続やLANの構 築がこれ1台で可能なオールインワンタイプであるうえ、求めやすい価格設定 と斬新な黒いデザインで大変好評を博し、ISDNダイヤルアップルータのベスト セラー商品となっています。
◇
このたび発売する『RTA54i』は、これまでのISDN接続に加え、ADSL/CATVといったブロードバンド回線に対応した、一台二役の機能を持ったモデルです。
ベストセラー機『RTA50i』/『RTA52i』の機能を継承し、きめ細かいアナログ電話機能、LAN間接続機能、リモートアクセス機能を搭載した高機能ISDNダイヤルアップルータであると同時に、ケーブルモデム、ADSLモデム接続によるブロードバンド対応ルータとして高速インターネット利用を可能にしています。
さらに、上位機種『RT105i』/『RT52pro』にも搭載している不正アクセス検知機能(注2)とダイナミック(動的)フィルタリング機能(注3)を含む、ファイアウォール(注4)を搭載し、セキュリティを強化しています。
一方、各種設定をわかりやすいブラウザ画面で設定できるほか、USBポートを搭載し、ネットワークゲームやチャット用にISDN
TAとして使用したり、USBに接続したパソコンをLAN接続する(擬似LAN 注5)ことも可能です。
なお、本体デザインを一新、石板 (モノリス)をイメージした幅26×高さ235×奥行き115(mm)のシンプルでスリムなデザインとし、LED表示部をブラック・スケルトン仕様としています。
<開発の背景>
近年、ADSL/CATVによるインターネット利用者が増加し、ADSLを含むDSLの利用者数は約7万人、CATVインターネットの利用者は78万人に達し(2001年3月末現在、総務省調べ)、特にADSL利用者は毎月倍増ペースで増えています。またISDN回線の契約数は、昨年12月の時点で1,000万回線を突破しています。
一方、小規模オフィスはもちろん、家庭でも複数台のパソコンを使用するユーザーが増えています。こうした場合、1台づつターミナルアダプタ(TA、注6)やモデムを用意するよりも、小規模なLANを構築しルータを使ってインターネットへの同時接続が可能な環境を整えた方が、使い勝手、コスト面共に有利になっています。
今回発売する『RTA54i』は、こうした家庭内・SOHO内のネットワークを、これまでのISDN回線のみならず、ADSL/CATVを利用したブロードバンド回線や、NTT東西が提供するフレッツADSLにも接続できるようにしたものです。
『RTA54i』は、現在はTAによるインターネット接続を行っていているがセキュリティやパソコン台数を考慮してルータへの切り替えを考えているユーザーや、ADSL/CATVのサービス対象外地域で、当面ISDN回線を利用しているユーザーなど、潜在需要の高いユーザー層をターゲットとしています。
さらに、常時接続型のインターネット利用では、外部からの不正アクセス(注7)を受ける危険性があるため、何らかのセキュリティ機能がルータに求められますが、『RTA54i』はより高度なファイアウォール機能を搭載することで、セキュリティ機能を強化しています。
<主な特長>
ISDNダイヤルアップルータのベストセラー機『RTA52i』の機能を継承し、リモー トルータに必要とされる機能をすべて搭載したオールインワン・ルータです。 今回新たにADSL/CATVなどのブロードバンドやフレッツADSLにも対応しました (ADSL/CATVによる接続のみの場合、ISDN回線を利用するアナログ電話機能、LAN間 接続機能、リモートアクセス機能は利用できません)。
上位機種『RT105i』/『RT52pro』にも搭載しているファイアウォールを搭載、 不正アクセス検知機能、ダイナミック(動的)フィルタリング機能により、外部 からの不正なアクセスやネットワーク内のデータの漏洩や破壊に対し、セキュ リティを強化します。
インターネット接続設定、ルーティング設定、ファイアウォール設定などさま ざまな機能を設定するインターフェースをブラウザ画面で提供。専門知識がな くとも各種設定をわかりやすく行うことができます。
本体にUSBポートを接続することにより、ネットワークゲームやチャット用に ISDN TAとして使用したり、ノートパソコン等を擬似的にLAN接続する際に便利 です。
初心者でも画面に従って操作するだけでパソコンの設定を自動的に行う 「RTA54iパソコンセットアップユーティリティ」と、セキュリティや通信料金 を考慮してインターネットへの接続をTAのように手動で接続/切断したいユー ザーのための「RTAssist」が付属しています。
石板(モノリス)をイメージした幅26×高さ235×奥行き115(mm)のシンプル でスリムなデザインに一新、縦置き・横置きのいずれにも対応するほか、LED 表示部分をブラック・スケルトン仕様としています。
<注>
“ネットボランチ”(NetVolante)とは、サッカーチームの中で、その要と して自由に動き回り、フレキシブルな活動を行う“ボランチ”のように、ネッ トワークを自由に操ることができるという本製品のイメージを表したものです。
インターネットを介して侵入する不正アクセスを検出し、ユーザーに通知する機能です。
ルータ内の侵入パターンデータベースと侵入してきたパケットを照合すること
により検出を行います。
フィルタリング機能とは、インターネットを介して侵入してくるパケット(IPで扱う全てのデータの単位。メールやダウンロード情報などもパケットとして扱われます)を発信元や送信先、パケットの種類、プロトコルの種類、方向によって通したり破棄する機能です。
通常のスタティック(静的)フィルタリング機能では、設定を行うと固定的に
フィルタを適用しますが、ダイナミック(動的)フィルタリング機能では、ルー
タがデータを監視して、自動的にフィルタの適用を制御します。
本来の意味は「防火壁」で、企業やインターネットプロバイダーなどの内部ネッ
トワークを、外部からの不正侵入から保護するシステムです。
シリアルポート(RTA54iではUSBポート)に接続したパソコンがLANポートで接
続されたパソコンにアクセスできる機能。LANポートをもたないパソコンでも
LANにアクセスできます。
パソコンのデジタルデータをISDNのデジタルデータに変換する(またはその逆)
機器。ISDNを通じてパソコンをインターネットに接続するときに必要。端末と
DSUの間に接続しますが、DSU内蔵型、非内蔵型や、パソコン内部に搭載するボー
ド型のものもあります。
インターネットを介してパソコン使用者やLANの管理者が認めていない悪意の ある者からLANやパソコンに侵入され、データを見られたりデータ内容を破壊 されたりすること。常時接続をTAやモデムを介して行ったり、サーバーを公開 している場合、侵入されやすいとされています。
<主な仕様>
LANインターフェース | 10BASE-T 4ポート(10M半2重)、端子形状8ピンモジュラージャック |
WANインターフェース | BRI. U点1ポート、端子形状6ピンモジュラージャック BRI. S/T点1ポート、端子形状8ピンモジュラージャック、終端抵抗切り替え、 10BASE-T 1ポート 対応回線 ISDN(INSネット64など)、高速デジタル回線(64/128kbit/s)、ADSL、CATV*1 |
USBインターフェース | 1ポート、 (ISDN接続用TAおよび擬似LAN、コンソール設定で使用) |
アナログインターフェース | 2ポート(ブランチなし)、6ピンモジュラージャック、供給電圧 -48V |
操作ボタン | 2個(接続/切断、初期化) |
切り替えスイッチ | 3個(極性切り替え、DSU切り離し、終端抵抗切り替え) |
LED | 前面8個(MSG(メッセージ)、ISDN、B1、B2、WAN、LAN、USB、POWER) 背面4個(LAN1、LAN2、LAN3、LAN4) |
DSU | 内蔵、切離スイッチ、極性反転スイッチ、折返し機能 |
電源 | ACアダプタ (AC100V、50/60Hz、消費電力最大10W) |
停電バックアップ | 単3アルカリ乾電池4本(停電時TEL1ポートのみ使用可) |
外形寸法 | 本体 幅 26、高 235、奥行き 115mm スタンド 幅 88、奥行き 135mm |
質量 | 本体480g(乾電池除く)、ACアダプタ 460g |
動作環境 | 周囲温度0〜40℃、周囲湿度15〜85%(結露しないこと) |
同時接続・接続設定個所 | 2対地500個所 |
ルーティング対象プロトコル |
IP |
ルーティングプロトコル | RIP、RIP2 |
WANプロトコル | PPP、PPPoE、MP |
認証プロトコル | PAP、CHAP |
操作、設定方法 | WWWブラウザのGUI画面、コマンド(USBまたはtelnetで入力可)、 プッシュ式電話機(アナログポートのみ) |
プログラムアップデート | バージョンアッププログラム、TFTPによるダウンロード(最新プログラムはホームページ上に公開) |
ロギング機能 | メモリに蓄積、SYSLOGでの出力、WWWブラウザで閲覧可能 |
ログの内容 | ISDN呼制御、フィルタリングされたパケット、料金情報など |
データ圧縮 | Stac LZS、VJC |
アドレス変換 | NAT、IPマスカレード |
ルータ機能 | DHCPサーバ/クライアント、リモートセットアップ(ISDNのみ)、PIAFS32k/64対応、 コールバック、無課金コールバック*2、RVS-COM2000対応 *3、 自動接続/切断、 複数プロバイダ選択、複数プロバイダ同時接続 、接続制限(課金額*4、発信回数、接続時間) 、ファイアウォール、リモートアクセスサーバ(ISDNのみ)、テレホーダイ対応、無通信監視、Syslog、簡易DNSサーバ、メール自動着信確認、メール転送、IPv6対応(IPsecなし)*5など |
TA機能 | 非同期/同期変換、MP、擬似LAN |
アナログ機能 (ISDNのみ) |
フレックスホン対応、ボイスワープ対応、ナンバー・ディスプレイ対応、i・ナンバー(3番号)対応、ダイヤルイン対応、グローバル着信対応、識別着信、ナンバー・リクエスト対応、キャッチホン・ディスプレイ、擬似キャッチホン、擬似三者通話、擬似着信転送、擬似通信中転送、鳴り分け、FAX無鳴動着信、PB/モデム・ダイヤルイン、内線通話、内線転送など |
電波障害規格 | VCCIクラスB |
認定番号 | CD01-0386JP L01-0127 |
付属品 | ISDN回線ケーブル(3m)、USBケーブル(1.5m)、LANケーブル(3m)、スタンド、ACアダプタ、CD-ROM(パソコンセットアップユーティリティ、接続切断ユーティリティ、接続ガイド、スタートマニュアル、ユーザーズマニュアル、コマンドリファレンス)、接続ガイド、スタートマニュアル、ユーザーズマニュアル、アンケートハガキ、保証書 |
*1 | ADSL回線利用の場合はADSLモデム、CATV回線利用の場合はケーブルモデムが別 途必要。ADSL/CATVインターネットプロバイダには、ルータによる複数のパソ コン接続を認めていない場合もあるため、プロバイダに確認が必要。 |
*2 | 無課金コールバックは受ける側にヤマハネットボランチまたはRTシリーズルー タが必要。 |
*3 | 本機能の使用には別途、独RVS社の「RVS-COM2000」を購入が必要。 |
*4 | 課金情報はNTT回線から流される情報で、実際の課金額と異なる場合がありま す。NTT以外の回線使用時には利用不能。 |
*5 |
本機能はホームページからのダウンロードで利用可能です。 |
・ | USBインタフェースは、Windows98SE/Me/2000、PowerMacintosh MacOS9.0以 降対応(Mac OS Xは対応予定) |
・ | RTA54iパソコンセットアップユーティリティ、接続切断ユーティリティはWindows95/98/Me/2000、PowerMacintosh MacOS8.1以降対応(Mac OS Xは除く) |
・ | Stac LZSは米国Hi/fn社より技術導入。 |
・ | RTA54iのアナログポートに電話回線を接続することはできません。アナロクポー トはISDN回線でのみ利用可能。 |
文中記載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です
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