〜〜〜 ベストセラー・オールインワン・ルータの新型機種 〜〜〜
■パソコンを起動させなくても各種設定や動作状態の確認が可能
ヤマハ TA/リモートルータ
ネットボランチ
NetVolante 『RTA52i』
2000年1月 |
ヤマハ株式会社 |
本社:静岡県浜松市中沢町10-1 |
社長: 石 村 和 清 |
当社は、小型リモートルータ (ISDN回線によるLAN間接続装置) の新製品と して、ヤマハ TA/リモートルータ ネットボランチ (Net Volante) 『RTA52i』を、2月18日(金)から発売致します。
<製品の概要>
当社は、家庭や小規模オフィス(SOHO)での需要に応える小型ルータ として、ヤマハ ネットボランチ※『RTA50i』を1998年10月に 発売。SOHOでのISDN回線経由のインターネット接続やLANの構築がこれ1台 で可能なオールインワンタイプであるうえ、5万円を下回る価格設定と 斬新な黒いキューブ型のデザインで大変好評を博し、累計で約15万台を 販売するヒット商品となっています。
このたび発売する『RTA52i』は、『RTA50i』で好評の多彩な機能は そのままに、動作状態を表示する液晶や機能操作ボタンを新たに本体に 備えるなど、さらに使いやすさを追及しました。
※ | “ネットボランチ”(Net Volante)とは、サッカーチームの中で、 その要として自由に動き回り、フレキシブルな活動を行なう “ボランチ”のように、ネットワークを自由に操ることができるという 本製品のイメージを表したものです。 |
<価格と発売日>
品 名 | 品 番 | 価 格 (税別) | 発売日 |
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ヤマハ TA/リモートルータ | RTA52i | 49,800円 | 2月18日 |
◎初年度販売予定数 : | 20万台 |
<主な特長>
<開発の背景>
小規模オフィスはもちろん、家庭でも複数台のパソコンを使用する ユーザが増えています。こうした場合、1台づつターミナルアダプタ(以下TA、注1)やDSU(注2)装置を用意するよりも、小規模なLANを構築し ルータを使ってインターネットへの同時接続が可能な環境を整えた 方が、使い勝手、コスト面共に有利になっています。 こうした傾向を背景に、5万円以下の低価格帶に位置するルータの 昨年の国内出荷台数は、約40万台に達し、今年はさらに約60万台へと 拡大するものと当社では予測しています。
一昨年10月に発売したネットボランチ『RTA50i』は、こうしたSOHOなどの ニーズに応える小型ルータで、TA機能、DSU機能、ハブ(注3) 機能はもちろん、アナログポートも3基備えるなど、ダイヤルアップルータに 必要な装備や機能を全て搭載したオールインワンタイプの製品です。 5万円を下回る価格設定と斬新なボディーデザインで好評を博し、販売台数は 計画を上回る約15万台と、この市場のベストセラー製品の1つになっています。 当社では、新製品『RTA52i』の投入により、小型ルータ市場での基盤を一層 強固にしていきたいと考えております。
<特長>
見やすいバックライト付き液晶画面を本体に備えました。通信状況、着信履歴、 課金情報といった動作状況や、メール転送をはじめ各種の設定状態などを一目 で確認することができ、情報をチェックするためにパソコンを起動する必要が ありません。さらに、プロバイダへの接続/切断を確認音で知らせるブザー機能 を備え、ルータの状態の確認、把握も簡単です。
本体前面に接続/切断など各種操作を行なうための機能ボタンを4つ装備し、通 信の接続/切断などがワンタッチで可能です。また、ルータ本体にあらかじめ メール着信確認などの機能を設定しておけば、パソコンをその都度起動させなくても メール着信確認、メール転送などのON/OFFがワンタッチで行え、外出前などに便利です。
当社のルータは、ファームウェアと呼ばれる本体内蔵のソフトウェアを更新して いくことで、インフラの整備や新サービスの開始などによって変化していく最新の 通信機能に対応できる設計となっています。『RTA52i』は、ファームウェアを 読み込んで動作領域として使用するメモリーの容量を、『RTA50i』の倍にあたる 8MB搭載しており、将来にわたっての機能アップに対応できる設計となってい ます。なお、最新のファームウェアは常時ホームページ (http://NetVolante.jp/)から無償で ダウンロードし、アップデートしていくことができます。
オリジナリティあふれる黒色のボディで好評の『RTA50i』のイメージを継承。 質感のある黒色はそのままに、縦置き使用を前提として安定感のある台形の 本体デザインとしています。また、『RTA50i』同様に「Net Volante」の立体 エンブレムもあしらって、インテリア性も演出しています。
家庭や小規模オフィスからのインターネット接続に必要なDSU、 TA機能、10BASE-T(注4) LANポート4基(うち1基は切替スイッチでハブの接続と パソコンの接続を選択可能)、電話やファクスなどのアナログ機器を 接続できる3基のアナログポート、G4ファクシミリなどデジタル端末機を 接続するS/T点2ポートを装備しています。
また、モバイル端末からPHSを使ってルータ接続しているパソコンのデータに アクセスできるPIAFS [ピアフ] - 注5 )や、 フレックスホン、ボイスワープ、ナンバー・ディスプレイ、i・ナンバーなど NTTの最新サービスへの対応、電子メールの着信を知らせる機能、パソコンの LANポート経由でファクスを送受信するためのアプリケーションソフト 「RVS-COM 2000」への対応を実現し、多彩な通信環境に対応しています。 また、乾電池によるアナログ1ポートも使用可能なため、停電時にも電話 1台が使用できます。
このほか、『RTA50i』と同様の特長として以下の点があります。
<注>
パソコンのデジタルデータをISDNのデジタルデータに変換する (またはその逆) 機器。ISDNを通じてパソコンをインターネットに 接続するときに必要。端末とDSUの間に接続しますが、 DSU内蔵型、非内蔵型や、パソコン内部に搭載するボード型のものもあります。
回線接続装置で、Digital Service Unitの略。国際規格である ISDNの規格にあわせて作られたISDN装置 (TA、デジタル電話、デジタルG4 ファクシミリなど) をISDN回線と接続するために必要です。
LANケーブルを集中して接続する集線装置。 小さなLANの場合はハブ1台で簡単なLANを構築することが可能です。 モジュラージャックが複数付いており、10BASE-Tで使用されます。
LANのケーブルや接続方法に関する規格の一つです。電話線に似たツイストペ ア線を使用し、転送速度は10Mbit/s。
PIAF (PHS Internet Access Forum) で策定された、PHSで32K/64K bit/sのデータ通信を 行うための業界標準規格です。PIAFSは広義にはリアルタイム通信や画像通信など の用途にも対応できるように、プロトコル自身が拡張可能に設計されていますが、 現在一般に「PIAFS」と称されるものは、データ転送プロトコルのみを指して います。
<主な仕様>
LANインターフェース | 10BASE-T 4ポート
(第4ポートはストレート/クロス切替可)、 端子形状8ピンモジュラージャック |
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WANインターフェース |
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シリアルインターフェース | 1ポート、RS-232C、端子形状9ピン DCE、 DTE速度 230.4kbps、V.110速度 57.6kbps (TA機能またはルータの設定に使用可能) |
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アナログインターフェース | 3ポート(ブランチなし)、端子形状6ピンモジュラージャック、 供給電圧-48V |
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液晶ディスプレイ | 14文字×2行+ピクトグラム (バックライト付) | ||||||||||||
前面操作スイッチ | 4個 (接続/切断、メニューセレクト、エンター、キャンセル) | ||||||||||||
背面スイッチ | 5個 (極性切り替え、DSU切り離し、終端抵抗切り替え、ハブ第4ポートの切り替え、電源) | ||||||||||||
LED | 7個 (MSG(メッセージ)、L1、B1、B2、LAN、SERIAL、POWER) | ||||||||||||
DSU | 内蔵、切離スイッチ、極性反転スイッチ | ||||||||||||
電源 | AC 100V、50/60Hz、消費電力 最大10W、電源スイィッチ | ||||||||||||
停電バックアップ | 単3形アルカリ乾電池8本 (停電時TEL1ポートのみ使用可) | ||||||||||||
動作環境 | 周囲温度0〜40℃、周囲湿度15〜85% (結露しないこと) | ||||||||||||
外形寸法 | 幅74(底面)60(天面)×高さ197×奥130(mm) | ||||||||||||
質量 | 800g (本体のみ、乾電池を除く) | ||||||||||||
同時接続、接続設定個所 | 2対地、500個所 | ||||||||||||
ルーティング対象プロトコル | IP | ||||||||||||
ルーティングプロトコル | RIP、RIP2 | ||||||||||||
WANプロトコル | PPP、MP、BACP | ||||||||||||
セキュリティ | PAP、CHAP | ||||||||||||
操作、設定方法 | WWWブラウザのGUI画面、コマンド(シリアルまたはtelnetで入力可能)、 プッシュ式電話機(アナログポートのみ)、前面設定ボタン |
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プログラムのアップデート | バージョンアッププログラム、TFTPによるダウンロード (最新プログラムはホームページ上に公開) |
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ロギング機能 | メモリに蓄積、SYSLOGでの出力、WWWブラウザで閲覧可能 | ||||||||||||
ログの内容 | ISDN呼制御、フィルタリングされたパケット、料金情報など | ||||||||||||
データ圧縮 | Stac LZS、VJC | ||||||||||||
アドレス変換 | NAT、IPマスカレード | ||||||||||||
ルータ機能 | PIAFS 32k/64k対応、コールバック、無課金コールバック*1、 DHCP、RVS-COM 2000*2対応、自動接続/切断、複数プロバイダ選択、 2プロバイダ同時接続*3、接続制限(課金額*4、 発信回数、接続時間)、リモートアクセスサーバ、テレホーダイ対応、 無通信監視、Syslog、擬似LAN、簡易DNSサーバ、メール自動確認、 メール転送など | ||||||||||||
TA機能 | RVS-COM 2000*2対応、非同期/同期変換 | ||||||||||||
アナログ機能 | フレックスホン対応、ボイスワープ対応、ナンバーディスプレイ対応、 i・ナンバー対応、ダイヤルイン、グローバル着信、識別着信、 擬似ナンバー・リクエスト、擬似コールウェイティング、擬似フレックスホン、 擬似三者通話、擬似着信転送、擬似通信中転送、鳴りわけ、無鳴動着信、 PB/モデム・ダイヤルイン、内線通話、内線転送など | ||||||||||||
電波障害規格 | VCCI クラスA | ||||||||||||
認証番号 | CD99-1212JP / L99-1293 | ||||||||||||
付属品 | ISDN回線ケーブル(3m)、 RS-232Cケーブル(1.5m)、LANケーブル(3m)、 9P-8PMac変換ケーブル、 CD-ROM (RTA52iパソコンセットアップユーティリティ、 スタートマニュアル、ユーザーズマニュアル、設定例集、 コマンドリファレンス)、 接続ガイド、スタートマニュアル、ユーザーズマニュアル、アンケートハガキ、保証書 |
RTA52iパソコンセットアップユーティリティは、Windows95/98、 PowerMacintosh MacOS8.0以降対応 Stac LZSはHi/fn社より技術導入しています。
*1: 無課金コールバックは、受ける側がヤマハネットボランチま たはRTシリーズルータの場合です。 *2: 本機能のご使用には別途、独RVS社のRVS-COM 2000(国内販売元はメガソフト社)をご購入ください。 *3: 2プロバイダ同時接続中はアナログ機器をご使用になれません。 *4: 課金情報は通話後NTT回線より通知される情報であり実際の請求金額と異なる場合があります。
ヤマハ株式会社
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広報部 伊藤、星野、萩原、関 〒108-8568 東京都港区高輪2−17−11 Phone. 03−5488−6601■一般の方のお問い合わせ先
ネットボランチコールセンター Phone. 0120−808384 携帯電話かのも可 土・日・祝日を除くAM9:00〜12:00,PM13:00〜17:00 ホームページ http://NetVolante.rtpro.yamaha.co.jp/