8.4.1 PIM 動作モードの設定

[書式]

[キーワード]

passive : 対象インターフェースをパッシブインターフェースに指定する。

[パラメーター]

mode : PIM 動作モード
設定値 説明
dense-mode PIM-DM を有効にする。
sparse-mode PIM-SM を有効にする。

[初期設定]

なし

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

対象インターフェースで、dense-mode 指定時は PIM-DM を、sparse-mode 指定時は PIM-SM を有効にする。

no 形式で実行した場合は無効にする。

すべての VLAN インターフェースで同じ動作モードを使用する必要がある。

パッシブインターフェースに指定した場合、マルチキャストパケットの転送は行うが、PIM メッセージの送受信は行わない。

[ノート]

PIM-DM および PIM-SM を有効にする場合は、ip multicast-routing コマンドでマルチキャストルーティングを有効にすること。また、本コマンドを設定することで自動的に IGMP は有効になるが、IGMP 機能と IGMP スヌーピング機能も明示的に有効にすることを推奨する。

[設定例]

VLAN #2 で PIM-DM を有効にする。

SWX3220(config)#interface vlan2
SWX3220(config-if)# ip pim dense-mode
SWX3220(config-if)# ip igmp

VLAN #2 で PIM-SM を有効にする。

SWX3220(config)#interface vlan2
SWX3220(config-if)# ip pim sparse-mode
SWX3220(config-if)# ip igmp