4.19.1 SMTP メールサーバーの設定

[書式]


[キーワード]

port : メールサーバーのポート番号を指定する
encrypt : 暗号化の方式を指定する
auth : SMTP認証で使うアカウント情報を指定する

[パラメーター]

id : <1-10>
メールサーバーID
host : メールサーバーアドレス、または、ホスト名

IPv4アドレス(A.B.C.D)、IPv6アドレス(X:X::X:X)

IPv6リンクローカルアドレスを指定する場合は、送出インターフェースも指定する必要がある(fe80::X%vlanN の形式)

ホスト名(64文字以内、半角英数字と-.:)

port : <1-65535>

メールサーバーのポート番号(省略時は25, method として over-ssl が指定されていた場合は 465)

method : 暗号化の方式
設定値 説明
over-ssl 通信を暗号化する ( over SSL )
starttls 通信を暗号化する ( STARTTLS )
username : SMTP認証で使用するユーザー名
(64文字以内、? " | > と半角スペースを除く半角英数字・半角記号)
password : SMTP認証で使用するパスワード
(64文字以内、? " | > と半角スペースを除く半角英数字・半角記号)

[初期設定]

なし

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード

[説明]

メール送信に使用するサーバー情報を設定する。

[ノート]

SMTP認証を行う際、AUTH LOGINコマンドを使って認証を行う。

SSL/TLS のバージョンは TLSv1, TLSv1.1, TLSv1.2 に対応している。

メールサーバーのアドレスとしてIPv6アドレスを設定する場合、SSL/TLSによる暗号化は利用できない。

[設定例]

メール送信サーバーに、smtp-server-test.comを設定する。

SWX3200(config)#mail server smtp 1 host smtp-server-test.com

メール送信サーバーとして smtp-server-test2.com を指定し、暗号化とSMTP認証を利用する設定を行う。

SWX3200(config)#mail server smtp 1 host smtp-server-test2.com encrypt over-ssl auth test_user test_password