7.14.5 ルートマップエントリーへの処理内容 (IPv6 転送先) 設定

[書式]

[パラメーター]

ipv6_address : X:X::X:X
転送先の IPv6 アドレス

[初期設定]

なし

[入力モード]

ルートマップモード

[説明]

ルートマップエントリーに処理内容 (IPv6 転送先) を設定する。

no 形式で実行した場合、ルートマップエントリーから処理内容 (IPv6 転送先) を削除する。

[ノート]

set ipv6 next-hop が設定されたエントリーでは、適用条件 (match) に合致した受信パケットをネクストホップへ転送する。

ただし、ネクストホップの IPv6 アドレスが Neighbor キャッシュに存在しない場合は通常のルーティング機能を介してパケットを転送する。

エントリーに設定できる処理内容 (set) は 1 つのみとし、すでに処理内容が設定済みの状態でコマンドが実行された場合はエラーとする。

エントリーに処理内容 (set) が設定されていない場合、無効なエントリーとみなす。ただし、deny エントリーでは set を省略可能とする。

なお、deny エントリーにも set ipv6 next-hop の設定は可能だが処理を実行することはない。

[設定例]

送信元 3ffe:506::/32 からの通信をネクストホップ 2001:db8:1::1 へ転送するためのルートマップを作成する。

SWX3100(config)#access-list 3001 permit 3ffe:506::/32
SWX3100(config)#route-map 100 permit 10
SWX3100(config-route-map)#match access-list 3001
SWX3100(config-route-map)#set ipv6 next-hop 2001:db8:1::1
SWX3100(config-route-map)#exit