7.14.4 ルートマップエントリーへの処理内容 (IPv4 転送先) 設定

[書式]

[パラメーター]

ip_address : A.B.C.D
転送先の IPv4 アドレス

[初期設定]

なし

[入力モード]

ルートマップモード

[説明]

ルートマップエントリーに処理内容 (IPv4 転送先) を設定する。

no 形式で実行した場合、ルートマップエントリーから処理内容 (IPv4 転送先) を削除する。

[ノート]

set ip next-hop が設定されたエントリーでは、適用条件 (match) に合致した受信パケットをネクストホップへ転送する。

ただし、ネクストホップの IPv4 アドレスが ARP キャッシュに存在しない場合は通常のルーティング機能を介してパケットを転送する。

エントリーに設定できる処理内容 (set) は 1 つのみとし、すでに処理内容が設定済みの状態でコマンドが実行された場合はエラーとする。

エントリーに処理内容 (set) が設定されていない場合、無効なエントリーとみなす。ただし、deny エントリーでは set を省略可能とする。

なお、deny エントリーにも set ip next-hop の設定は可能だが処理を実行することはない。

[設定例]

送信元 192.168.1.0/24 のセグメントからの通信をネクストホップ 10.0.0.1 へ転送するためのルートマップを作成する。

SWX3100(config)#access-list 1 permit any 192.168.1.0 0.0.0.255 any
SWX3100(config)#route-map 100 permit 10
SWX3100(config-route-map)#match access-list 1
SWX3100(config-route-map)#set ip next-hop 10.0.0.1
SWX3100(config-route-map)#exit