7.7.1 IPv6静的経路設定

[書式]

[キーワード]

null : パケットを転送せずに破棄する

[パラメーター]

ipv6_address : X:X::X:X
IPv6アドレス

デフォルトゲートウェイを指定するときは :: (0:0:0:0:0:0:0:0 の省略形) とする

prefix_len : <1-127>
IPv6プレフィックス

デフォルトゲートウェイを指定するときは 0 とする

gateway : X:X::X:X
ゲートウェイのIPv6アドレス

IPv6リンクローカルアドレスを指定するときは、送出インターフェースも指定する必要がある(fe80::X%vlanN の形式)

number : <1-255>
管理距離(経路選択時の優先度)(省略した場合:1)

値が小さいほど優先度が高い。

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード

[説明]

IPv6の静的経路を追加する。

no形式で実行した場合は、指定した経路を削除する。

[ノート]

デフォルトゲートウェイの設定は、RAによる設定よりも、静的経路による設定が最優先される。

[設定例]

送り先が2001:db8:2::/64の場合のゲートウェイを2001:db8:1::1とする。

SWX3100(config)#ipv6 route 2001:db8:2::/64 2001:db8:1::1

デフォルトゲートウェイを経路VLAN #1上のfe80::2a0:deff:fe:1とする。

SWX3100(config)#ipv6 route ::/0 fe80::2a0:deff:fe:1%vlan1