7.1.3 DHCPクライアントによる動的IPv4アドレスの設定

[書式]

[キーワード]

hostname : DHCPサーバーのホスト名を設定する

[パラメーター]

hostname : ホスト名またはIPv4アドレス(A.B.C.D)
 

[初期設定]

なし

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

DHCPクライアントを使用して、DHCPサーバーから付与されたIPv4アドレスをVLANインターフェースに対して設定する。

DHCPサーバーを指定すると、Discover/RequestメッセージにHostNameオプション(オプションコード12)を付加することができる。

IPv4アドレスを取得した状態でno ip addressコマンドを実行すると、取得していたIPアドレスの開放メッセージをDHCPサーバーに送る。

DHCPクライアントが設定されているインターフェースに、セカンダリーアドレスは設定できない。

no形式で実行した場合は、DHCPクライアントの設定を削除する。

[ノート]

DHCPサーバーに対して要求するリース期間は72時間で固定とする。ただし、実際にリースされる期間はDHCPサーバーの設定に依存する。

本コマンドによりDHCPサーバーからデフォルトゲートウェイ、DNSサーバー、デフォルトドメイン名を取得した場合でも、ip route, dns-client name-server, dns-client domain-nameコマンドの設定のほうが優先される。

本コマンドを設定してもDHCPサーバーからIPv4アドレスが取得できない場合、Auto IP機能が有効なVLANインターフェースに限り、IPv4リンクローカルアドレス(169.254.xxx.xxx/16)が自動的に割り当てられる。

[設定例]

VLAN #100にDHCPクライアントによってIPv4アドレスを付与する。

SWX3100(config)#interface vlan100
SWX3100(config-if)#ip address dhcp