6.2.12 プライベートVLANのプロミスカスポートの設定

[書式]

[キーワード]

add : プライマリーVLANに対するセカンダリーVLANを設定する
remove : プライマリーVLANに対するセカンダリーVLANを削除する

[パラメーター]

pri-vlan-id : <2-4094>
プライマリーVLANとして設定されているVLAN ID
2nd-vlan-ids : <2-4094>

セカンダリーVLANに設定されているVLAN ID

複数指定する場合、以下のように、"-" や ","を使用すること
  • VLAN #2からVLAN #4までを選択する場合: 2-4
  • VLAN #2とVLAN #4を選択する場合: 2,4

[初期設定]

なし

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

対象インターフェースがプロミスカスポートとして所属するプライマリーVLANを設定して、セカンダリーVLANを関連付ける。

no形式で実行した場合、対象インターフェースがプロミスカスポートとして所属するプライマリーVLANの設定およびセカンダリーVLANの関連付けを削除する。

[ノート]

本コマンドはswitchport mode private-vlanコマンドでプロミスカスポートとして設定されているLAN/SFPポートにのみ設定可能。

加えて、プロミスカスポートとして設定されている以下のインターフェースでも設定できる。
  • トランクポートとして動作しているインターフェース
  • 論理インターフェース

pri-vlan-id2nd-vlan-idsは、private-vlan associationコマンドで関連付けられている必要がある。

論理インターフェースを対象として本コマンドを設定した場合は、そのインターフェースに所属する全てのLAN/SFPポートの設定が変更される。

switchport mode private-vlanコマンドでポートの種別がプロミスカスポート以外に設定された場合、本コマンドの設定は削除される。

コミュニティーVLANは、複数のプロミスカスポートに対して関連付けることができる。

1つのプライマリーVLANに対して、複数のプロミスカスポートを設定できる。

アイソレートVLAN内のインターフェースは、1つのプロミスカスポートとのみ通信が可能なため、1つのアイソレートVLANに関連付けられるプロミスカスポートは1つのみ。

[設定例]

LANポート #1をプロミスカスポートとして動作させて、プライマリーVLAN #100を設定し、セカンダリーVLAN #101, #102, #103を関連付ける。

SWX3100(config)# interface port1.1
SWX3100(config-if)# switchport mode private-vlan promiscuous
SWX3100(config-if)# switchport private-vlan mapping 100 add 101
SWX3100(config-if)# switchport private-vlan mapping 100 add 102
SWX3100(config-if)# switchport private-vlan mapping 100 add 103