6.2.16 マルチプルVLANグループの設定

[書式]

[パラメーター]

group-ids : <1-256>

マルチプルVLANグループID

複数指定する場合、以下のように、"-" や ","を使用すること
  • グループ #2からグループ #4までを選択する場合: 2-4
  • グループ #2とグループ #4を選択する場合: 2,4

[初期設定]

なし

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

マルチプルVLANのグループを指定する。

インターフェースに対してグループを指定した場合、該当インターフェースでは、マルチプルVLANグループが同じインターフェース間のみで通信できる。同じVLANでも、マルチプルVLANグループが違う場合、通信できない。

物理インターフェース、リンクアグリゲーション論理インターフェースのみ指定できる。

初期状態では各インターフェースはマルチプルVLANグループに所属しない。

no形式で実行した場合、初期設定に戻る。

[ノート]

プライベートVLANとの併用はできない。

リンクアグリゲーション論理インターフェースに所属させるポートのマルチプルVLANグループは同一にする必要がある。

マルチプルVLANグループが適用されるのは、ポート間のフォワーディングのみ。自発のパケットはマルチプルVLANグループ設定の影響を受けない。

マルチプルVLANを設定していても、以下の影響で正しく通信できないことがある。
  • スパニングツリーのブロック状態
  • IGMPスヌーピング/MLDスヌーピングの状態
  • ループ検出のブロック状態

[設定例]

LANポート #1をマルチプルVLANグループ #10に設定する。

SWX3100(config)#interface port1.1
SWX3100(config-if)#switchport multiple-vlan group 10
SWX3100(config-if)#exit