6.5.5 Option 82の有効/無効設定

[書式]

[パラメーター]

switch : Option 82の設定
設定値 説明
enable Option 82の設定を有効にする
disable Option 82の設定を無効にする

[初期設定]

ip dhcp snooping information option enable

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード

[説明]

DHCPパケットのOption 82情報の付加、検査、削除の有効/無効の設定を行う。

no形式で実行した場合は初期設定に戻す。

Option 82が有効の場合、UntrustedポートでDHCPクライアントから受信したDHCPパケットにOption 82情報を付与し、

DHCPサーバーからDHCPクライアント宛ての戻りパケットのOption 82情報を削除して転送する。

Option 82情報は以下のとおり。
  • Remote-ID
    • デフォルトでは、本機のMACアドレスが付与される。
    • ip dhcp snooping information option format remote-idコマンドで、Remote-IDに任意の文字列(半角英数字および半角記号)を付与することができる。
  • Circuit-ID
    • デフォルトでは、DHCPクライアントからDHCPパケットを受信したVLAN IDとインターフェース番号が付与される。
    • ip dhcp snooping vlan vlan-id information option format-type circuit-id コマンドで、Circuit-IDの情報を、DHCPクライアントからDHCPパケットを受信したVLAN IDとポート番号に変更することができる。
  • Subscriber-ID
    • デフォルトでは付与されない。
    • ip dhcp snooping subscriber-id コマンドで、対象ポートのSubscriber-IDに任意の文字列を設定することで付与される。

また、Untrustedポートで既にOption 82情報が付与されたDHCPパケットを受信した場合、そのDHCPパケットを破棄する。

ip dhcp snooping information option allow-untrusted コマンドで、UntrustedポートにおけるOption 82を含むDHCPパケットの転送を許可することができる。

[設定例]

Option 82の設定を無効にする。

SWX3100(config)#ip dhcp snooping information option disable