5.2.3 LACP論理インターフェースの設定

[書式]

[パラメーター]

link-id : <1-127>
LACP論理インターフェース番号
mode : 動作モード
mode 説明
active LACPをACTIVEモードで機能させる。ACTIVEモードでは、対向機器に対して自発的にLACPフレームを送信する。
passive LACPをPASSIVEモードで機能させる。PASSIVEモードでは、対向機器からLACPフレームを受信した場合にのみLACPフレームを送信する。

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

対象インターフェースをlink-idで指定したLACP論理インターフェースに所属させる。

no形式で実行した場合は、対象インターフェースをLACP論理インターフェースから脱退させる。

[ノート]

本コマンドはLAN/SFPポートにのみ設定可能。

LACP論理インターフェースにLAN/SFPポートを所属させた場合は、当該LAN/SFPポートにlacp timeout longが設定される。

また、LACP論理インターフェースから脱退させた場合は、当該LAN/SFPポートのlacp timeoutコマンドの設定が削除される。

LACP論理インターフェースが存在しないlink-idに対して、LAN/SFPポートを所属させる場合は、新たにLACP論理インターフェースが生成される。

LACP論理インターフェースから脱退させた結果、所属するLAN/SFPポートが無くなった場合は、LACP論理インターフェースが削除される。

1つのLACP論理インターフェースに最大12のLAN/SFPポートを所属させることができる。

所属するLAN/SFPポート数が、8つまではLACP論理インターフェースに即時に束ねられ、8つを越えた分については障害発生に備えての待機ポートとなる。

通信モードが半二重のLAN/SFPポートはLACPリンクアグリゲーションに対応しない。(所属は可能だがLACPリンクアグリゲーションとして動作はしない。)

通信速度が異なるLAN/SFPポートが同一LACP論理インターフェースに所属している場合の動作は異速度リンクアグリゲーションの設定に依存する。 詳細はlacp multi-speedコマンドを参照のこと。

既に存在しているLACP論理インターフェースに対してLAN/SFPポートを所属させる場合は、LAN/SFPポートとLACP論理インターフェースで、以下の設定を全て一致させること。設定が異なる場合はエラーとなる。

新たにLACP論理インターフェースが生成される場合は、LAN/SFPポートの上記設定がLACP論理インターフェースの初期設定となる。

LAN/SFPポートをLACP論理インターフェースに所属させると、MSTPの設定が初期設定値に戻る。

また、LACP論理インターフェースから脱退した場合もMSTPの設定が初期設定値に戻る。

1つのLAN/SFPポートを複数の論理インターフェースに所属させることは出来ない。

no形式で脱退させてから異なる論理インターフェースに所属させること。

[設定例]

LANポート #1をACTIVEモードでLACP論理インターフェース #10に所属させる。

SWX3100(config)#interface port1.1
SWX3100(config-if)#channel-group 10 mode active