2.2.2 設定ファイルの読み出し/書き込み

設定ファイルの読み出し/書き込みは、LAN上のホストからTFTPコマンドを実行します。

読み出し/書き込みを行う設定ファイルは以下の通りです。
  • 設定ファイル
    対象CONFIG 対象ファイル 説明
    running-config CONFIGファイル (.txt) 現在運用中の設定値 (基本設定)
    startup-config #0~#4, #SD CONFIGファイル (.txt) 保存されている設定値 (基本設定)
    すべての設定 (.zip) 保存されている設定値 (すべての設定)
設定ファイルの読み出し(GET)/書き込み(PUT)先のリモートパスとして、以下を指定します。
  • 対象ファイルのリモートパス(自動再起動なし)
    対象CONFIG 対象ファイル リモートパス 読み出し(GET) 書き込み(PUT) 自動再起動
    running-config CONFIGファイル (.txt) config -
    startup-config #0 CONFIGファイル (.txt) config0 -
    すべての設定 (.zip) config0-all -
    startup-config #1 CONFIGファイル (.txt) config1 -
    すべての設定 (.zip) config1-all -
    startup-config #2 CONFIGファイル (.txt) config2 -
    すべての設定 (.zip) config2-all -
    startup-config #3 CONFIGファイル (.txt) config3 -
    すべての設定 (.zip) config3-all -
    startup-config #4 CONFIGファイル (.txt) config4 -
    すべての設定 (.zip) config4-all -
    startup-config #SD CONFIGファイル (.txt) configsd -
    すべての設定 (.zip) configsd-all -
また、設定ファイルを適用後、自動的にシステムを再起動させたい場合は、以下のリモートパスを指定します。 現在稼働しているコンフィグが適用対象となります。
  • 対象ファイルのリモートパス(自動再起動あり)
    対象CONFIG 対象ファイル リモートパス 読み出し(GET) 書き込み(PUT) 自動再起動
    現在稼働している startup-config CONFIGファイル (.txt) reconfig -
    すべての設定 (.zip) reconfig-all -

設定ファイルを書き込み(PUT)するとき、対象CONFIG、および、対象ファイルの種別が正しいことを確認してください。

誤ったファイルを指定すると正しく反映できません。

使用するコマンドの形式は、そのホストのOS(TFTPクライアント)に依存します。次の点に注意して実行してください。
  • SWX3100のIPアドレス
  • 転送モードは"バイナリモード"で行います。
  • リモートパスの後ろに"/PASSWORD"という形式で管理パスワードを指定する必要があります。
    管理パスワードが初期設定の状態では、設定ファイルの読み出し/書き込みをすることはできません。前もって管理パスワードを変更する必要があります。

  • リモートパスに"config"を指定してPUT(書き込み)する場合、現在運用中の設定に対して、追加または上書きをします。
    設定を追加または変更しないものについては、現在運用している設定のままとなります。
    また、設定値は保存されないため、保存したい場合はwriteコマンド等で保存してください。

  • 暗号化されたパスワード(password 8enable password 8のコマンド形式)は、TFTPでrunning-configにPUTしても設定に反映されません。
    また、暗号化されたパスワードを含むユーザーの設定(usernameコマンド)は、ユーザーの登録自体が行われません。