3.1 設定値の管理

SWX3100は、以下のコンフィグを使用して設定値を管理します。

コンフィグの種類 説明 可能なユーザー操作
ランニングコンフィグ (running-config) 現在動作中の設定値。RAM上で管理する。 参照 / スタートアップコンフィグへの保存
スタートアップコンフィグ (startup-config)

保存した設定値。Flash ROM上の5つのコンフィグとSDカード上の1つのコンフィグを管理する。Flash ROM上の使用するデータはstartup-config selectコマンドで決定する。
SDカード上の1つのコンフィグは"/swx3100/startup-config"フォルダで管理する。

参照 / 消去 / コピー
デフォルトコンフィグ (default-config) デフォルトの設定値。Flash ROM上で管理する。 操作不可

SWX3100のシステム起動時、以下の流れとなります。

  1. startup-config selectコマンド設定値を参照し、使用するスタートアップコンフィグを決定する。
    startup-config selectコマンドで sd が設定されていて、スタートアップコンフィグが保存されているSDカードが挿入されていなかった場合、スタートアップコンフィグ #0 が選択される。

  2. 決定したスタートアップコンフィグが存在する場合、該当データをRAM上にランニングコンフィグとして展開する。
    startup-config selectコマンド設定値にしたがって決定したスタートアップコンフィグがFlash ROM上に存在しない場合、デフォルトコンフィグをRAM上に展開する。

SWX3100運用中にコマンドなどで設定を変更すると、変更した内容はすぐにランニングコンフィグに反映されます。ランニングコンフィグを変更した後、writeまたはcopyコマンドを実行することで、スタートアップコンフィグが更新されます。設定・変更した内容を保存しないで再起動すると、設定・変更内容が失われます。ご注意ください。