10.3.6 DNSリレー機能の静的レコードの設定

[書式]

[パラメーター]

host : ホスト名
半角英数字、ドット(.)、ハイフン(-) (253 文字以内)
address : A.B.C.D
ホストのIPv4アドレス
time : <1-2147483647>
静的レコードのTTL(秒) (省略した場合:1800)

[初期設定]

なし

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード

[説明]

DNSリレー機能の静的レコードを設定する。

DNSクライアントから、本コマンドで設定したホスト名、または、アドレスに対し問い合わせがあったとき、パケットをサーバーに転送せず、本コマンドの設定値を用いて返答する。

no形式で実行した場合は、指定した静的レコードを削除する。

[ノート]

本コマンドは最大で16件まで設定できる。

本コマンドを設定した場合、指定したホスト名とアドレスに対応する、AレコードとPTRレコードが静的に保持される。

ホスト名のドット(.)で区切られた部分(ラベル)の長さは、1文字以上、63文字以下でなければならない。

ホスト名の先頭の文字にドット(.)を使用していた場合、本コマンドはエラーになる。

[設定例]

DNSリレー機能の静的レコードを設定する。「swx.example.com」 を 「192.168.100.100」として設定する。

SWX3100(config)#dns-forwarding static-host swx.example.com 192.168.100.100