5.6.2 PoE給電機能の設定(インターフェース)

[書式]

[キーワード]

enable : 対象インターフェースのPoE給電機能を有効にする
disable : 対象インターフェースのPoE給電機能を無効にする

[パラメーター]

time : <1-3600>
給電停止までの遅延時間(秒)

[初期設定]

power-inline enable

[入力モード]

インターフェースモード

[説明]

対象インターフェースのPoE給電機能の有効・無効を設定する。

no形式で実行した場合は初期設定に戻る。

給電停止までの遅延時間を指定した場合、コマンド実行から指定時間経過後にpower-inline disableが設定される。また、LLDPによる自動設定機能(lldp auto-setting)が有効な場合、給電停止遅延中は特定のヤマハ無線APに対して給電停止のタイミングが通知される。

[ノート]

本コマンドはPoE給電対応モデルでのみ実行可能。

PoEポート以外ではコマンド実行エラーとなる。

インターフェースモードで給電機能が有効になっていても、以下の場合は給電されない。
  • システム全体のPoE給電機能が無効になっている場合

※ポートがシャットダウン状態でも給電は継続する。

給電停止遅延中は給電自体が継続しているため、ランニングコンフィグ上ではpower-inline enableとして扱われる。

[設定例]

port1.1でのPoE給電機能を有効にする。

SWX232x(config)#interface port1.1
SWX232x(config-if)#power-inline enable

port1.1でのPoE給電機能を無効にする。

SWX232x(config)#interface port1.1
SWX232x(config-if)#power-inline disable